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【2964】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年08月01日 11時18分) |
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メルカトルさん、こんにちは。 昨日は東京の隅田川の大花火大会があり、知人の自宅に招待されて、屋上でしこたま酒を飲みました(笑 おかげで帰宅が2時半ころになりバタンキューでした。 「最後の一球」読み終わりました。 なかなか面白かったですよ。 途中から御手洗がまったく登場しなくて、別の物語になってしまうと書きましたが、最後はうまく完結されてました。 途中の別物語は二人いる主人公の一人の手紙形式による独白なのですが、これがあまりにも長いため、忘れてました。 最後は御手洗が全てを理解した上で、主人公と相対しますが、結局何もしません。 すぐに劇画のゴルゴ13というのを思いだしました。その中で刑事がゴルゴを見逃すとき、他の同僚がこのままでいいのか?と聞きますが、その刑事は800m離れたベランダから、ビルのすき間を強い横風が吹いている中、たった1発で仕留めたと言っても、陪審員は誰もそれを信じないから、起訴しても無駄だ・・・ というのがありますが、これとよく似ています。 >さて『ラットマン』ですが本日読み終えました。 >途中までは予想通りの展開でしたが、さらにその先に捻りがあるとはさすがに予想できませんでした。 >まさしく作者のミスリードにまんまと乗せられた形となりましたね。 そうですね、読後感は悪くないですが、私の印象はやはり「ずるい」かな。 でも悪印象じゃなかったのは良かったですね。 Z |
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【2966】 |
メルカトル (2010年08月01日 23時29分) |
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これは 【2964】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >おかげで帰宅が2時半ころになりバタンキューでした。 そうでしたか、それはお疲れ様でした。 こんな時間に珍しいなとは思いましたが、そういう事情があったのですね。 >途中の別物語は二人いる主人公の一人の手紙形式による独白なのですが、これがあまりにも長いため、忘れてました。 いかにも御手洗シリーズらしいなと思います。 手記や手紙が結構重要な役割を果たしている場合が多いですからね。 少し退屈な面もありますが、後々ポイントとなってきますので下手に読み飛ばす事も出来ません。 >最後は御手洗が全てを理解した上で、主人公と相対しますが、結局何もしません。 何もしないのですか?というか何をしても無駄だと悟ってしまったのでしょうか。 まあ、それは私が読むまであえて伏せておいていただきたいと思います。 その方が読む楽しみが増えますから。 >そうですね、読後感は悪くないですが、私の印象はやはり「ずるい」かな。 先にも書きましたが、アンフェアとまではいかないまでも、伏線が十分に張られていないため、真相に辿り着くのは至難の業かとは思います。 私としては気持ちよく騙されましたので、ずるいとは思いませんでしたが、確かに読者によってはそう思う人も多いかもしれませんね。 しかし、『ラットマン』確かに道尾氏の代表作ではないかと個人的には感じました。 さて本日より鯨統一郎氏の『九つの殺人メルヘン』を開始しました。 三話まで読み終わりましたが、どれもパターンは決まっています。 舞台は常連の工藤と山内、マスターの厄年トリオが集う渋谷の日本酒バー。 刑事の工藤が担当する事件について三人で話していると、それを何気なく聞いている女子大生の桜川東子がグリム童話の新解釈と共に事件を鮮やかに解き明かしていく、というもの。 すべてがアリバイ崩しを扱った、軽い短編で、時々笑える肩の凝らない短編集となっています。 ではまた ^^ |
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