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【2713】 | キャリー ドウコク! (2010年06月10日 22時30分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 歌野氏、「家」シリーズ残り2作と、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」、楽しみにしておきますね。 >私は何故この人がいまだに候補に挙がりながら、直木賞を受賞していないのか不思議でなりません。 島田荘司氏、ミステリばかりでなく、直木賞を受賞できそうな娯楽作品も、書いているのですね。 いやー、勉強不足で知りませんでした。 メルカトルさんのおかげで、(私にとって)島田氏の未知の姿がどんどん分かってきますよ。 >私がご紹介した曲ってそんなに古かったでしょうか。 いえ、あの、多分カン違いをなさっているかと。 【2705】の私の、「曲が古すぎたのと、私が楽器を演奏出来ないので、実はあまりピンときませんでした。」は、 >【2550】デビュー作の『長い家の殺人』は、ロックファンにはニヤリとさせられる記述がありますよ。 に対してのものでした。 だから、「長い家の〜」に出てくる音楽の話は私には出来ない、という意味だったのですが。 さて、本日は「キャリー」。 まず、一言。 「とにかく、キャリーが可哀そう過ぎる!」、です。 あまりに可哀そうで、少し「ウッ」ってなりました。(泣きはしませんでしたが。) 観終わった後、ふと思いついたのが、何と「フランダースの犬」。 何故かというと、キャリーやネロに、「君たち、生きていて何かイイことがあったの?」と尋ねたいほど、 ネロと同じくらいに、キャリーが悲惨な運命だと感じたから、です。 厳格で偏狭な考えを持つ母親に育てられ、学校では友人もなく、寂しくて屈辱的な日々。 そんな彼女に訪れた、予想外の幸運。 その幸福感の絶頂で、奈落に一気に突き落とされる……。 しかも、(多分)唯一の理解者であったろう先生を、誤解から死に至らしめてしまう。 その後に訪れる母親からの酷い仕打ち……。 ともかく、本作を「ただのホラー」と認識していた私には、(良い意味で)あまりに意外なストーリー展開でした。 |
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【2716】 |
メルカトル (2010年06月10日 23時16分) |
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これは 【2713】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >歌野氏、「家」シリーズ残り2作と、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」、楽しみにしておきますね。 『長い家の殺人』が楽しめたのであれば、これらの作品も違和感なく読むことが出来ると思いますよ。 ただ、『密室殺人ゲーム』はもしかしたら、読者によっては人の命を軽視し過ぎとの批判的な感想をもたれる方もおられるかも知れません。 その点は注意が必要です。 >島田荘司氏、ミステリばかりでなく、直木賞を受賞できそうな娯楽作品も、書いているのですね。 『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』と『夏、19歳の肖像』でノミネートされています。 二作とも立派な文芸作品だと思いました、特に『夏、19歳の肖像』は受賞してもおかしくない素晴らしい出来栄えではないかと。 >に対してのものでした。 だから、「長い家の〜」に出てくる音楽の話は私には出来ない、という意味だったのですが。 そうでしたか、すみません、とんでもない勘違いをしていました。 そうですね、ギターなどを演奏する人ならおそらく共感できるシーンもあるかなと思った次第で。 >ネロと同じくらいに、キャリーが悲惨な運命だと感じたから、です。 おっしゃるように、あまりに救いのない映画ですね。 しかし、たとえ裏切られる運命だったとしても、一時でも青春の輝きを体験できたのはせめてもの救いだったのではないかと思うのです。 それだけに仕組まれた罠だったと分かった時の、地獄に落とされたごとき仕打ちはあまりに悲惨だったでしょうが。 >ともかく、本作を「ただのホラー」と認識していた私には、(良い意味で)あまりに意外なストーリー展開でした。 それは本作への褒め言葉だと受け取っておきます。 B級ホラー的な雰囲気は拭いきれませんが、青春物として、ホラーとして、十分合格点だったのではないかと個人的には思っています。 それにしてもあのラストシーンは反則ではないかと思いましたが、いかがだったでしょうか。 ではまた ^^ |
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