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【2406】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年04月30日 23時21分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >私も11連休に入りました。 そうですか、それは羨ましい。 私は暦どおりですので、5連休になりますか。 連休中はよい天候に恵まれるようですので、存分に楽しまれますよう・・・。 >なんとなく松本清張を彷彿とさせますね。 なるほど、そう来ますか。 まあ、読んだ事がないので何とも言いようがありませんが、社会派の第一人者と比較されるような大作家に高村女史もなりつつあるのでしょうか。 >多分作者は当初さまざまな伏線を置いていたが、ストーリーの展開とともに、割愛せざるをえなくなったのではないでしょうか? 確かにそんな一面もあるのかもしれませんね。 しかし、ページ数の割には内容が希薄な気はしました。 この手の小説が好きに人には堪らない魅力を備えた作品であることは確かでしょうが、私にとってはやや物足りませんでした。 どの部分に重きを置くかで大きく評価が変わってくる本作ですが、ゲーム性重視の読者なら満足できる出来だったとは思います。 >でも最悪ではなかっただけ良かったですね。 ありがとうごさいます。 そうですね、最終章に救われましたね。 一応落とし所は心得ていたようで、その意味では流石に『黒い家』の作者だと感じました。 さて、本日よりドウコク!さんに刺激されて、折原一氏の『放火魔』を開始。 短編集です。 第二話まで読みました。 『偶然』・・・「振り込め詐欺」を題材にした、捻りの利いたキレのある作品です。 ストーリーには触れられませんが、「偶然」というタイトルが肝になっています。 『放火魔』・・・引きこもりの息子が放火魔ではないかと疑念を抱いた母親が、夜中に家を抜け出す息子を尾行し、挙句の果てに見たものとは? そしてそれを見た母親はある計画を立てるのだが、 といったサスペンスフルな一篇。 意外な結末もグッドな、折原氏らしい作品です。 ではまた ^^ |
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【2409】 |
ゴールデンゼウス (2010年05月01日 00時09分) |
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これは 【2406】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 今日は東京も穏やかな天気に恵まれ、いよいよGWに入りましたね。都心は車が少なくなり、空気も多少澄んだ感じです。 >連休中はよい天候に恵まれるようですので、存分に楽しまれますよう・・・。 ええ、そうですね。 これといって出かける予定はないのですが、のんびりするつもりです。 >まあ、読んだ事がないので何とも言いようがありませんが、社会派の第一人者と比較されるような大作家に高村女史もなりつつあるのでしょうか。 さあ、どうでしょうか。ただ、この作者には女性らしさを感じません。 女性には文章や表現の仕方等にもちょっとした、女性らしさや個性があるものですが、高村女史にはそれを感じません。 感じないというより、うまく消し去っているといったほうが、正解かもしれません。 昔、ウイスキーの宣伝で、「何も足さず、何も引かない」というのがありましたが、まさにそのままです。 小説は作者の主観や感情を、登場人物に移管して表れがちですが、そういったものがあると、読者の中には その匂いを敏感に嗅ぎ取って、イヤだと感じる方もいると思いますが、それがないので非常に読みやすいのです。 >さて、本日よりドウコク!さんに刺激されて、折原一氏の『放火魔』を開始。 >『偶然』・・・「振り込め詐欺」を題材にした、捻りの利いたキレのある作品です。 >ストーリーには触れられませんが、「偶然」というタイトルが肝になっています。 なるほど、偶然が肝ということは、あるとき本当に間違えて知らない家に電話をかけて、それが向こうも間違えて本当にお金を送ってきた。 そこからこれは十分いけると感じた主人公が詐欺を思いつく。 百発百中とはいかないにしても、数打てば成功率もあがる・・。 そんな感じのストーリーですか? 「放火魔」については想像しかねますが、母親が息子をパイロマニアだと知り、それを利用して犯罪か保険金詐欺を誘発するといったところでしょうか? それではまた。 |
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