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【1931】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年03月14日 00時29分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 今日の東京は5月の陽気で、コートは不要でした。 そちらはいかがでした? はやくこういう陽気が続いてほしいものです。 >私は因果応報という言葉を結構信じています。 >物事、森羅万象には、原因があって結果があるのだと思うのです。 >だから、全ての結果には原因があるわけで、言い換えれば、物事が起こるのは全て必然であると言えるのではないかと思います。 そうですね。私もまったく同意見です。ただそういった感覚を普段から素直に受け入れるかどうかは、個人差があると思いますので、受け入れ易い人は自分の本能というか感に従うということなのでしょうかね。 >ところで話は変わりますが、『ボトルネック』はもう読まれたのでしょうか。 本日終了しました。 う〜ん。何と評価したらよいか迷うところですが、この作者はまだ20代だと思いますが、年齢の割にはかなりこなれた本ですね。 あえていうなら青春小説というジャンルになると思いますが、ちょっとだけネタばれしない程度に内容をいいますと、主人公の少年が金沢の東尋坊で自分の恋人が事故死したことで、数年後にその場所を訪れます。 思春期の少年特有の感情に包まれながら、恋人を偲んでいると、そこで突然突風がふいて断崖から落ちてしまいます。 ところが気づくとそこは金沢市内のとある公園のベンチで、わけがわからずとりあえず自宅に戻ります。 家に着くと何故か鍵が合わず、そこに家から見知らぬ 年上の女高生が出てきます。 二人はお互いに警戒しあいながらも、やがてお互いに言っていることに間違いがないことに気づくのです。 少年は自分の存在が最初からなかった、もう一つの世界に紛れ込んでしまった、という内容です。 この世界の自分の立場にいるのが、この少女だということです。それ以外は全て一緒。そこで2年前に事故死したかっての恋人とも再会します。 ある意味SFの世界のような物語ですが、ミステリらしい部分も若干含まれております。 だからこれは途中でどうやって最後をまとめるのか興味がありましたが、これはあえて触れません。 ただこの作者は中学のときに、600枚の小説を書き上げて賞を受賞したそうです。 おせちに飽きたらカレーといったCMが昔ありましたが、そんな感覚で読むにはピッタリかも・・・ それではまた。 |
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【1938】 |
メルカトル (2010年03月14日 23時45分) |
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これは 【1931】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そちらはいかがでした? はやくこういう陽気が続いてほしいものです。 こちらも朝晩の冷え込みを除けば、まさに春本番といった陽気がやっとやってきた感じです。 本当にこの陽気が続いて、このまま桜咲く春になって欲しいものですね。 >そうですね。私もまったく同意見です。ただそういった感覚を普段から素直に受け入れるかどうかは、個人差があると思いますので、受け入れ易い人は自分の本能というか感に従うということなのでしょうかね。 結局自分の直感を信じるかどうかにかかっているような気がします。 たとえ失敗しても、自分を信じて事に当たるのも時には大切な事かも知れません。 勿論、周囲の意見を取り入れる寛容さも必要だと思います。 肝心なのはそのバランス感覚をいかに研ぎ済ませられるか、と言うことではないでしょうか。 なんだか生意気な事を言っているようで、すみません。 『ボトルネック』の書評、拝見しましたが、青春物+SFみたいな感覚と捉えて良いのでしょうか。 それに若干ミステリの要素を加味した、みたいな感じですかね。 ストーリー的には惹かれるものがありますが、言ってみればありがちな設定ともとれますね。 もう少しミステリ寄りの内容だと、私の心も揺れるかもしれません、本作に関しては読んでみたい気もしますが、やや微妙ですねえ。 私の嗅覚に訴えるものが若干薄い気がします。 おっしゃるように、目先を変えるにはもってこいの一冊かもしれませんが。 米澤氏はまだ他に『さよなら妖精』『犬はどこだ』など、読んでみたい小説がありますので、機会があれば本作にも挑戦してみたいと思います。 ではまた ^^ |
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