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【647】 | RE:流れ者日記 東京流れ者 (2020年12月29日 00時07分) |
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で、前にこのいろはに愛姫のいろは姫には思い入れがある、と書いたが これは、隆慶一郎の著作「捨て童子・松平忠輝」による。 この著書は、父徳川家康に容貌怪異なため生まれてすぐ捨てられた松平忠輝の生涯を描いたもので 鬼っ子と呼ばれながら、その生きざまは清廉で痛快な人物として描かれている。 その松平忠輝の正室となったのが五郎八姫(いろは姫)で、そのなりそめが実に美しい。 大都技研にいろは姫は変に茶化されているが、この作品でのいろは姫は病弱だがけなげな姫として描かれている。 例によって隆慶一郎が嫌いな二代将軍徳川秀忠は極悪な人物として描かれ、事あるごとに忠輝を亡き者にしようとする。 その闘いの中で、忠輝の愛する人たちも殺害されていくのだが、忠輝自身は長命で92歳まで生きたという。 だが、大阪夏の陣での遅参を咎められ(この作品中では忠輝は豊臣秀頼と仲良くなってしまったためと描かれていたと思う) 改易(大名をやめさせられること)されてしまうのだが その時、いろは姫に危害がおよぶ事を危惧した忠輝はいろは姫を離縁し、伊達政宗の元に戻した。 以降、いろは姫は、仙台城本丸西館に住んだことから西館殿とも呼ばれた、との事。 大変美しく聡明であり、父・政宗を「五郎八姫が男子であれば」と嘆かせたほどであった、そうな。 決して大都技研の描くような、おちゃらけた人物ではないのです(-_-) ってまあ、大都の担当者も親しみを込めて演出してるんだろうとは思うが。 |
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【648】 |
東京流れ者 (2020年12月29日 00時20分) |
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これは 【647】 に対する返信です。 | |||
>例によって隆慶一郎が嫌いな二代将軍徳川秀忠は極悪な人物として描かれ ちなみに「捨て童子・松平忠輝」で、新鬼武者結城秀康は 秀忠によって殺害されてしまう。 確か、他の作品(影武者徳川家康)でもそうだったと思う。 他に加藤清正も秀忠に暗殺されるんだわ。 隆慶一郎はどんなに秀忠が嫌いだったんだか(^^;) |
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