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【350】

らしくあるために

しょうぞう (2021年11月28日 00時23分)
まきりとさん、今の私のこのスタイルは、私がピワでもっとも尊敬し、愛した方の模倣です。
そう、つまり、ただの真似事でしかありません。

私はその方の書き込みを見て、たくさんの愛をいただきました。
生きる活力を、その喜びを、たくさんいただいたのです。

ずっと、私の目標でした。

だから私は、このスタイルに、このつぶやきスタイルに、こだわっていたのかもしれません。
こだわり続けたのかもしれません。

でも、もしかしたらそのこだわりが、私を殻に閉じ込めてしまっていたのかもしれません。
私の成長を妨げていたのかもしれません。

落ち着きを取り戻した今でも、冷静になったと思っている今でも、私はどうすべきなのか、それさえもよくわかっていないのかもしれません。

ただ、おそらくその方は、こう言われると思います。

しょうぞうさん、アナタは、アナタらしく生きてください、と。

私は、たくさんの方に救われ、今という瞬間が存在しています。
でもそれは、多いとか少ないとか、大きいとか小さいとか、そんなことは関係なく、そこにあるのは、私が生かされたという事実。

思いとどまれたのには、必ず意味がある。
そう思いたかったのです。

だから、たとえ少数でも、一人だけだったとしても、私はその思いに応えたい。

ずっとそう思っていました。

おそらく、あの方も、そのようになされるのだと思ったから。

まきりとさん、まきりとさんの文章は、優しく、そして温かい。
心に直接語りかけるような文章。
私の駄文など、足元にも及ばない。

それはおそらく、息子さんと二人三脚で、毎日を精一杯生き抜いてこられたから。
共に歩んでこられたから。
まきりとさんは一生懸命だったからあまり感じられないのかもしれませんが、あえて明るく振る舞っておられるのかもしれませんが、それは、壮絶な日々であったに違いありません。
これまで過ごしてきた日々を、そのかけがえのない貴重な時間を、ほんとに大切だと思っておられるから。

そう感じるのです。

まきりとさん、私ね、あまり長生きできないと思ってるんですよ。
だからかな、時間を無駄にしたくないという思いが強くて、色んなことに対して、焦っていたように思います。

人生の幕引きは必然、そして、いつ来るかはわからない。

いつ来たとしても、悔いのない毎日を生きていると自負しているけれど、欲張りなので、可能であれば、できるだけたくさんのことをしたい。
そういう思いが、結果として、私を焦らせていたのだと思います。

でも、焦る必要なんてない。
だって、いつ来るかなんてわからないのだから。
今は、そう思える自分がいます。

男性には恥ずかしくてこんなこと直接は言えないけど、まきりとさん、実は私ね、若い頃はずっと、正義の味方を気取ってたんですよ。

おかしいでしょ。

誰かに頼られることが嬉しかったんです。自慢だったんです。
だから、ケンカだけは誰にも負けたくなかった。
最終的に、誰かを守れるのはこの拳しかない。
そう思っていたんです。

ほんとバカでしょ。

そしてそれは、純粋に誰かを助けたい、役に立ちたいとか、そういうことではなく、ただただ、チヤホヤされたかっただけ。

ほんと情けないでしょ。

でも私は、そんな自分が好きでした。

動機はやっぱり愛がいいけれど、理由はなんだっていい。
私はいつだって、自分で自分のことを好きでいられる自分でいたい。

自分らしく生きるために。

そう思っています。

すみません、何が言いたいのかよくわからなかったと思いますが、あくまで「つぶやき」ですので、あえてこのようなカタチにしました。

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素顔のままで  評価

まきりと2 (2021年11月28日 06時47分)

とある街のとある焼肉食べ放題の店。


女は、眼前の青年に向かって、その箸を忙しく動かしながら、必死とも言える表情で訴えかけていた。


「もー!なんでそんな冷たいのー?
 おかぁさん、哀しいわ」

『パンクレは、考え過ぎなんよ。
 俺、何度、そう言った?
 考えるな、って言ってんの!』


パチパチと良い音をさせて焼ける肉は香ばしく、昼下りの空腹を抱えた20代前半の若者の取皿は、焼けた肉を放り込んだ側から空になって行く。


『パンクレは、免疫ないからな。
 ネットなんて、そんなもんだって。
 俺だって、最初は戸惑ったけどさ』

「わかんないわよ。
 ネットもやってるのは人でしょ?
 なのに、なんでネットだと
 "そんなもん"になっちゃうの?」

『あー、だから、もー。聞き分けのない…
 あ、次、カルビね』

カルビね…じゅじゅじゅー  …ボッ!

『熱っ!』

(いやいや、熱いのは私でしょ)笑いを堪えつつ、カルビの脂で勢いを増した炎を避けて肉を返す光景は、何十年来変わらないものだった。

肉を焼くのは母で、息子は食べる人。
焼肉だけじゃない。この子は、私がいないと何にも出来なくて、、

それがいったい、いつからこーなった?


『割り切れないなら、もう止めな』

「それは、やだ!」

『は?いったい、どーしたいんよ?』


どうしたいか、かー。
確かに、ね。セガーレの言う通りかな。

エヴァ初号機がどどーん!とプリントされたTシャツを着た青年は、今は守る家族をその肩に。

たまーにしか連れて行けなかった焼肉屋でお勘定を気にしてたあの頃とは違うのだ。


プレゼントにスニーカーを買った別れ際。
その足取り軽く家族の元へ帰って行くセガーレの毎日が、笑顔とともにあるように。

願う母の答は、まだ出ない。

私は、きっと私のままだろう。

あの子のいない毎日が、あの子といた時間が楽しかった事を教えてくれるよに。

例え、悲しみに出逢う日が来たとしても、今、ある"嬉しい"を大切にして行こう。



これは、一年と少し前の物語。
その数ヶ月後、不注意から足指の骨にヒビを入れる事になった母。

痛む日々、頼ったスニーカーは、その日揃って購入されたものだった。
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