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【300】

[深夜の長距離バス](7/51)

生でったらナマで (2015年12月24日 15時16分)



「……はっ」

大きなバスの揺れに、美咲ははっと目を覚ました。

車内は電灯が落とされていて暗い。


(ああ……揺れたのね)


納得して再び睡魔に身を任せようとした瞬間、彼女は違和感に気付いた。


(……あれ……)



ブランケットを掛けた足に、何かが当たっている。

隣の男性の足だ。

彼は大股を開き、美咲の太ももへ自らのも太ももをぴったりと付けていた。

(……もう、男の人って行儀悪いんだから)



そっと視線を移すと、男は眼を閉じてぐっすり眠っているようだった。


(避けたいけど、押し戻したら失礼かなあ……)

美咲はもじもじと腰を揺らした。 

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[深夜の長距離バス](8/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時17分)



男を起こさないように、美咲はそっと、彼の足を足で押し戻す。


ぐっ……と腿を開いて、彼の足が少しでもあちら側へ行くよう力を篭める。

しかし男の腿は美咲の腿にぴったりと張り付いて、一旦あちらへ流れても彼女が足を戻すとすぐこちらについてきてしまうのだった。



(……もう……)


太ももに伝わる、スラックス越しの感触。

男性特有の、筋肉がついた力強い太ももの熱。


あまり男性経験のない彼女は、居心地悪くその体温を味わった。



「あっ……」

美咲はもぞもぞと身体をねじり、さらに、肘掛に乗せられた男の肘が自分の胸元に当たっていることに気が付いた。


足にばかり気を取られていたが、いつの間に――。


(もう、男の人って寝相悪いなあ……)

硬い肘が、美咲の乳房をぐっと押している。
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