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【849】 |
さオ (2016年04月01日 11時03分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
夏季大会の参加チームは7チームで、1チームがシードだった。 抽選の結果、奈央の高校がシードとなり、初戦は2回戦となった。 「一回勝てばそのまま決勝にいける」 部員全員が色めき立っていて、不穏な雰囲気があった。 加えて、俺もコーチとしてコートの横で指示をするのは初めてで、 うまく采配をとることができなかった。 結果、初戦は無残にも惨敗してしまった。 俺も慌ててしまいろくなアドバイスができず、 奈央も緊張からか上手く動けず、 結果、チーム全体の調子が下向いてしまい、 全く良いところがなかった。 試合後、外に集合した部員たちはみんな真っ暗な表情だった。 どうしたものか…と考えていた時、澄んだ声が響いた。 奈央「まだ次があるよ」 奈央の輝いた表情は、この湿った空気を吹き飛ばした。 奈央「3位決定戦があるから」 奈央「最後まで頑張って、そこで勝とうよ」 奈央「まだ、終わりじゃないんだから」 負けてしまい、心底落ち込んでるかと思った奈央が、 一際煌めく表情で、部員たちを鼓舞していた。 |
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【848】 |
さオ (2016年04月01日 11時02分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
俺「すっごくいいものじゃないか」 奈央「うん…まあ」 俺「この中にいるだけで、ワクワクしてくる」 そう言っている間も、奈央のチームの後輩たちが 「オッケー!!」と笑顔でかけ声を上げていた。 俺「色々考えるな。この雰囲気を、楽しんでこい」 俺「今日で最後なんだ」 俺がそう言うと、奈央はしばらく体育館の中を見つめていた。 まるで大切な何かを優しく見守るような、そんな表情だった。 奈央にかけた言葉は、そのまま自分にかけたような気もした。 バレーをやるはずだった三年間。 途中で途切れた俺の夢。 俺のしたかったこと、見たかったこと、それは―― |
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【847】 |
さオ (2016年04月01日 11時01分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
俺「どうかした?」 奈央「ううん……」 奈央はそう言って、その場を動こうとしない。 俺「緊張、してるのか」 奈央「うん…」 奈央はこわばった表情で頷いた。 俺「なあ、奈央」 奈央「え…?」 俺「今何が聞こえる?」 俺の質問が唐突だったのか、奈央は眉根を寄せて首を傾げた。 俺「シューズのこすれる音、ボールを弾く音、スパイクから着地する振動、かけ声…」 俺「この全部が、バレーだよな」 奈央は不思議そうに「そうだね」とこちらを見た。 |
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【846】 |
さオ (2016年04月01日 11時00分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
夏季大会の会場に着いて、体育館の外で部員たちが集合する。 円陣なんか組んで、奈央の声が高らかに響いた。 「今日は、思いっきりやって、最後まで楽しもう!」 「おーーー!」部員全員のかけ声が青空の中に吸い込まれていった。 その中に、俺もいた。 眩しいはずの太陽を何故か見上げてしまって、 「すげえ光だな」なんて思った。 でも、その光の当たる場所に、俺も立っていた。 奈央たちと一緒に。 体育館の中は、独特の試合前の雰囲気に包まれていた。 俺も、何度も感じてきた雰囲気だ。 朝早く、体中にエネルギーとやる気が漲った状態で行う対人。 不思議な高揚感に包まれて、何にでもなれるんじゃないか、とさえ思える。 ふと、奈央がボールを抱えたままコートの脇に立ち尽くしていた。 カットしてすっかり短くなった髪の毛を、さらに結んでいた。 |
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【845】 |
さオ (2016年04月01日 10時59分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
そして、夏季大会当日となる。 会場は隣町の高校で、そこまでは自転車で向かう。 一度自分たちの高校に集合した際、奈央がチームメイト全員に囲まれて、 「奈央先輩どうしたんですか!」 「めっちゃ可愛いじゃーん!短いの似合うねー!」 「気合入れてきたねー」 と髪型に関しての反応がマシンガンのように飛び交っていた。 よく晴れた晩夏の日だった。 奈央の3年間の想いが結実するには、うってつけの日だった。 視界が狭くなるような真っ白な日光に、街中が照らされていて、 何もかもが落ち着かないように見えた。 夏の終わりだったからだろうか。 俺の胸も、朝から高く波打っていた。 |
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【844】 |
さオ (2016年04月01日 10時58分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
夕方、家に帰って来た奈央は生まれ変わっていた。 肩甲骨まではあったであろう長い髪を、 さっぱりとショートヘアにしていたのだ。 居間でばったり奈央と顔を合わせて、 その変貌ぶりに俺の心臓は大きな音を立てた。 奈央「ただいま」 俺「おお…おかえり」 ここまでイメージを変えた女の子相手に、 何も言わないというのもアレだなと思い、 俺は恥ずかしくて目が回りそうだったが、勇気を出した。 俺「すごく短くしたんだね。似合ってるよ」 そう言うと奈央は「ふっ」と吹き出して笑い、 「ありがとう」と言ってくれた。 奈央「そんな真面目に言われると、変な感じだね」 奈央はそう言って自分の髪を触り、はにかむような笑みをこぼしていた。 パート帰りでキッチンにいたおばさんにも 「あら!そんなに切ったの!素敵じゃない」と言われていて、 奈央は上機嫌なようでニコニコしていた。 正直、奈央がどんな心境で髪を切ったのかは分からない。 だけど、髪を切った奈央の表情は「何かを決意した」ものに見えた。 白い首筋が見えるようになってスッキリとした奈央の顔からは、 強い気持ちが溢れ出していた。 |
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【843】 |
さオ (2016年04月01日 10時57分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
とにかく、今この体育館の中には笑顔の奈央がいて、 最高の調子になったチームがある。 後は明日の夏季大会で、この目で見るものが全てなんだろう。 そんな風に、感じていたからだ。 部活が終わった後、奈央はみんなの前で 「みんな、今までありがとう。明日は最後まで、楽しく笑顔で頑張ろうね」と語った。 澄んだ瞳に、感謝の満ちた表情だった。 高校の3年間の部活、それはきっと誰にとってもかけがえのないものだ。 奈央にとってのこの3年間も、きっと何物にも代えがたい、 楽しくて、大切な、長いようで、あっという間の3年間だったんだろう。 ここ一週間は、俺もその大切な3年間の一部になっていたのだ。 そう考えると、なんだか少しだけ胸が温かくなった。 そして俺自身も、 自分のやり遂げられなかった3年間を重ねあわせていたのだと、強く思う。 そして体育館を出る時、奈央は俺に向かって 「私、気合入れてくるからね」と言って家の鍵を手渡した。 それはつまり、「先に家に帰ってて」といういつものやりとりだったのだが、 気合を入れるってどういうことだ?と言葉の意味までは汲み取れなかった。 |
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【842】 |
さオ (2016年04月01日 10時55分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
翌日の朝、奈央は昨日のことがまるで嘘だったかのように、 元気に部活をやっていた。 吹っ切れたかのように、あの笑顔で、 大声を上げてボールを追いかけていた。 奈央の調子が戻ると、自然とチーム全体の調子も高まり、 俺がコーチに来てから一番の活気に満ちていた。 練習中、千景ちゃんに「奈央先輩、復活しましたね」と笑われた。 千景「1さん、先輩に何か言ったんですか?」 俺「うーん…ちょっとそれは、秘密かな」 俺が笑みを含んでそう言うと、千景ちゃんは意味深に、 「1さんって、本当にいい人ですよね」と楽しそうに笑顔を浮かべていた。 それが何を意味しているか、少し気になったけど、すぐにどうでもよくなった。 |
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【841】 |
さオ (2016年03月31日 18時15分) |
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これは 【840】 に対する返信です。 | |||
あ、先生だ。 おひさしぶりでーす♪ 作業たくさんあって、登場しないつもりでしたが、 先生を蔑ろ(ないがしろ)にしたら罰があたるかもしれないからな。 ンコ出なくなるとかw 止まらなくなるとか。 ギャハハハ お元気そうでなにりです。 えっと、現在掲載中のモノはエロ度ナッシング、1ミクロンもありません。 聖なる青春物語ですね。 すんごいイイ話なんですよ。 なので次回は、性なる青春物語をお届けしようかなぁ、などと企んでます。 >まだイタイの? ちくーびですか。 あれからはあの道具使ってないので回復しました。 やっぱり優しく撫でなでがイイかな。 ニャハハハ ご心配あざーっす\(^o^)/ では、また気が向いたら。 のぞいていただければうれしいです。 どうもありがとうございました。 先生の週末のパチ勝利、、、祈願しておりますです。 楽しめるといいですね♪ では、また〜 せっかくなので、なにかオモロなコピペを、 国王がしばらく城を留守にすることになった。 王妃の貞操が心配だった彼は、王妃にギロチン付きの貞操帯を付けさせた。 城に戻った国王は城中の男たちを並ばせ、下半身を調べた。 見事にすべての男のアソコが切り取られていたが、一人だけアソコが無事な者がいた。 「そちの禁欲をたたえる。ほうびを取らせるのでなんなりと欲しいものを申せ」。 「あふぇ※¨♯だ♂§∀Λω……….」 うん。和むwww さて、作業するべ。 |
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【840】 |
みゆりんりん (2016年03月31日 14時46分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
サオさん、お久んちゅ〜w って、あら? あらら? 知らんうちに、またエローいのやってたの? え? まだイタイの? あ・・・違った(笑) まったね〜w |
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