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【329】

[深夜の長距離バス](36/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 16時05分)



「んんっ……!」


――無理矢理のキス。

しかし美咲は、無意識に唇を開いて男の舌を受け入れていた。



ぬるり、と舌先が、彼女の口腔内へ侵入する。

「は……あっ……」



唾液の味。

タバコの香り。

冷たい舌――。


「あ……」


胸が、きゅっと掴まれたように震えた。



「んっ……はぁっ……」


ちゅく……クチュッ。

音を立てて、舌と舌が絡み合う。


美咲は、いつの間にか男の舌に応えていた。
【328】

[深夜の長距離バス](35/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 16時04分)



(いや……ど、どうして……?)


こんな状況で。

人のいっぱいいる長距離バス。

まだ起きている人の気配を感じる――そんな場所で。


見知らぬ男に痴漢され、無理矢理身体を玩ばれているのに――。



(どうして、気持ちいいの……)



美咲の口を塞いでいた手が、彼女の顎を捉えた。

「……っ」


顔を無理矢理上向かされる。


そして、近付いてきた男の唇が美咲の唇に重なった。


「んっ……!」
【327】

[深夜の長距離バス](34/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 16時02分)



(ああ……抵抗してもムダなんだ)

ゾクリと、下腹部が甘く痺れる。


「あっ……」



美咲の身体の奥に、快感の炎がじんわりと灯った。


「……あれ……」



男の指が一瞬、ぴたりと止まった。


「やっぱり、感じてるんだね」



クスリという嘲笑。


―グチュッ。


再び、指先が美咲の内側を掻き毟り始める。

「〜〜っ! んっ!んんっ!」


甘い嬌声を、彼女は必死で殺した。
【326】

[深夜の長距離バス](33/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 16時01分)



(だ、誰か……!)


さきほどまでとは違う、肉体の中を直接嬲られる愛撫に美咲は恐怖を覚えた。


助けを求めようと思うが、一番後ろの座席。しかも、口を塞がれて窓際に押し付けられて、身動きが取れない。



「……暴れたら、気付かれちゃうよ?お嬢さんが、痴漢にエッチなことされてイッちゃったこと」

「!」

男の声に、美咲はビクリと身を震わせた。


「こんなに濡らして、無理矢理なんて……通じるはずないだろ?」

―グチュグチュッ。

わざと音を立てるように男は指を激しく動かした。


「こんな音させて、ほら、凄くエッチな匂いがしてきた……黙ってても気付かれちゃうかもね、お嬢さんがいやらしい女の子で、バスの中で知らない人に弄られて気持ちよくなっちゃってること」



「んっ……ふぅっ……!」

大きな手が唇を塞ぐ感触。

自分は逃げられない、という実感――。



【325】

[深夜の長距離バス](32/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 16時00分)



不穏な男の声音にはっとした次の瞬間。


美咲の中へ、男は指先を無理矢理捻じ込んだ。



「〜〜〜〜っ!!!!」


思わず、美咲は目を見開く。


「んぐっ!」



悲鳴をあげようとした唇を、男の大きな手でぐっと塞がれた。



「……ダメだろ。ちゃんと寝たふりしてなくちゃ」


ゾクリとするような残酷な声と共に、男が耳穴へ熱い息を吹きかける。


「んっ……んんっ!!」


グチュグチュと膣内を掻き回されて、美咲は必死に身体をよじらせた。
【324】

[深夜の長距離バス](31/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時59分)



(う、うそ……わたし、いっちゃった……)


美咲の頭の中は真っ白になった。


自分が絶頂に達したことを男に悟られていませんように……咄嗟にそう願うが、まさか見逃してもらえるはずがない。



「……いっちゃったね」


男は、美咲の耳元でいやらしく笑った。

「痴漢にクリちゃん弄られていっちゃうなんて、エッチな子だなあ」


(い、いや……それ以上言わないでぇ……)



絶頂の余韻にぴくぴく身体が震える。


「あくまで寝たフリをするなら、それでいいよ――その代わり、おとなしくするんだぞ」


男の声に、一瞬、残酷なものが混じった。


(えっ……?)
【323】

[深夜の長距離バス](30/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時41分)



「んっ……んんっ」


コリコリに硬くなったしこりを、ショーツの上から捏ねられる。

何度も、何度も――。


「痴漢されて、知らない人にいやらしいことされて、気持ちいいんだね」


耳元で囁かれる卑猥な言葉。


「こんな、バスの中で――ほら、あんまりエッチな声出すと他の人に気付かれちゃうよ……」


「あっ!」



人差し指と親指で、ギュッと強く蕾を抓りあげられた。

その瞬間。


「〜〜〜〜〜っ!!!!」


美咲は唇を噛んで、喉を仰け反らせ、ビクビクと身体を震わせる。




(う、うそ……あああ……)


頭が真っ白になる。

それは、一度目の絶頂だった。
【322】

[深夜の長距離バス](29/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時40分)



灯りの落とされた車内を薄目で見渡せば、僅かに身じろぎする影がいくつもある。


携帯を弄る人。

イヤホンで音楽を聞いているらしき人。

友達とコソコソ喋る声――。



こんなにたくさんの人がいるバスの中で。


自分は、見知らぬ男の人にイヤらしいことをされているのだ――。



そう思うと、美咲の胸がゾクゾク震えた。



(バレたら……私も変態だと思われちゃう……)




見知らぬ男に痴漢されて感じていることなんか、絶対に誰にも気付かれたらいけない。



「ふっ、んんっ!」


美咲の葛藤を察したように、男が ク リ ト リ ス をきつく抓み上げた。



「どうしたの? 今、一層クリが大きくなったね……」
【321】

[深夜の長距離バス](28/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時39分)



(ち、違う……気持ちよくなんか……)


そう否定したくとも、できない。


自分の意思とは無関係に震える足を、美咲は恨めしく思った。

――キュッ。


男の指が、膨らんだ ク リ ト リ ス を親指と人差し指で抓みあげる。


「ふぅっ、ん……!!」


ビクンッ。


電流のような快感に、美咲の全身が震え上がった。



――カタン。


斜め前の席に座る上客がもぞもぞと身じろぎする衣擦れの音に、美咲はハッと身を硬くする。


(ああ……だ、だめ……)


他の乗客には絶対に気付かれたくない。
【320】

[深夜の長距離バス](27/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時38分)



――コリコリッ。


人差し指で弾くようにして、男は美咲の ク リ ト リ ス を擦った。

美咲は震える足を必死で押さえ、ぎゅっと瞳を閉じる。


指がそこに触れるたび、意識とは無関係にビクビクッと身体が跳ねた。



「……凄くカタくなってるよ」


男が耳穴に甘い息を吹き込みながら、そう囁く。


「〜〜〜〜っ!!」


美咲の頬に一気に血が上った。


「痴漢されて、感じちゃったの?」


ゾクゾクするような、淫猥な声音。


「あ……」

美咲の唇が、思わず開く。



「知らない男に ク リ ト リ ス 触られて、気持ちよくなってるんだろ?」
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