■ 989件の投稿があります。 |
< 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 【78】 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 > |
【779】 |
さオ (2016年03月28日 16時18分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
俺「そしたらさ、一体どんな景色が見えたんだろうな」 俺「その景色を見るのがさ、俺の夢だった」 奈央は親身に聞いてくれていたが、唇を噛んで俺の方を見るだけだった。 俺はしまったな、と思ってすぐにフォローを入れた。 俺「いや、ごめん。こんな事言われても困るよな」 奈央は少し下を向いてから、口を開いた。 奈央「うん。正直、私にはよくわかんない…」 奈央「だから、明日私たちの部活に来てよ」 出し抜けにこんな事を言うので、俺は面食らった。 俺「え、どういうこと?」 奈央「私、1にバレー教えてほしいから。先生の代わりに臨時コーチになって」 奈央「一緒に、もう一度バレーしてくれない?」 |
|||
【778】 |
さオ (2016年03月28日 16時17分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
俺「俺はもう、バレーがやりたくてもできない」 俺「ボールに飛び込んだり、思い切り飛び上がってスパイクを打ったり、できないんだ」 奈央「うそ…」 外から、「ミーンミンミン…」という蝉の声が入り込んできて、 しばらく会話が途切れた。 ヒリヒリとした空気の中で、俺は何も言えなかった。 ただただ部屋の中が熱くて、背中にじわりと汗をかいていた。 奈央「ご、ごめん…私、知らなかったから…」 奈央は少し目を赤くして、震えるような声でそう言った。 そんな奈央を見ていたら、 俺も感情が込み上げてきて全部話してしまおうと思えた。 俺「本当は、ずっとずっと夢があったんだ」 俺「春高に出て、あのオレンジコートに立ってさ―」 俺「負けても勝っても、コートの中で沢山の風を起こすんだよ」 俺「俺はここにいるぞ!ってね」 俺「思いっきりプレーして、最後は仲間と思い切り抱き合うんだよ」 奈央は、黙って俺の顔を見ていた。 |
|||
【777】 |
さオ (2016年03月28日 16時16分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
奈央の言葉が、俺の胸に突き刺さった。 俺「それは……」 奈央「背だって高くて、レフトでエースだったんでしょ!?」 俺「奈央」 奈央「こんな不安な気持ち、なったことないからそんな気楽に言えるんでしょ!」 俺「奈央、聞いて」 俺「俺はもう、バレーができないんだよ」 その言葉を聞いて、奈央は口を開けたまま俺の方を見上げた。 奈央「え…?」 俺「言ってなくて、ごめんね」 俺「俺、腰をやっちゃってさ。もう二度と思いきりバレーをすることはできないんだよ」 奈央「え、だって…もうバレーは満足したって…」 俺「うん、ごめん。あれは嘘だったんだ」 |
|||
【776】 |
さオ (2016年03月28日 16時15分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
俺は奈央にそう声をかけると、台所に行って麦茶を飲んで一息ついた。 でも、部屋に戻ろうとするとまだ教室の方に灯りが点いていた。 俺「いつまで、こんな暑いとこにいるんだよ」 奈央「うん」 俺「先生が休むのはショックだろうけどさ、自分達でやるしかないだろ?」 奈央「そんなこと分かってるよ!」 奈央が突然語気を荒くしたので、俺は驚いた。 奈央「私、キャプテンなんだよ…上手くもないのに」 奈央「先生がいなかったら、全部私がやらなきゃ、練習も試合の指示も、全部…」 俺は、なんて声をかけるべきなのか、すぐには言葉が出なかった。 奈央「最後の試合だから、全力でやって勝ちたかったのに…無理だよぉ…」 奈央はそう言って、また俯いてしまった。 俺「だって…それがキャプテンじゃないか。しっかりしろって」 奈央「1は上手いからいいよね!きっと私のことなんて分かんない!」 奈央「失敗したり、思い通りにプレー出来ないことなんてないんでしょ!?」 |
|||
【775】 |
さオ (2016年03月28日 16時14分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
奈央「どうしよう」 俺「…野方先生って、部活の顧問なの?」 奈央「聞いてたの?」 俺「聞こえちゃった」 俺がそう言うと、奈央は俯いて黙ってしまった。 教室の中があまりに暑かったので、俺は小さな窓を開けた。 奈央「そこ開けると、虫入ってくるよ」 俺「だって、暑いから」 窓を開けたら、網戸がなかった。 でも、外の風が入ってきて、幾分かはマシになった。 俺「どうしたんだよ」 奈央「顧問の先生が、産休するんだって」 俺「うん、聞いてた」 奈央「大会…どうしよう」 奈央は下を向いたまま、顔を上げなかった。 俺「監督がいないっていうのは不安だけど…やるしかないだろ」 奈央「うん…」 俺「そんなに落ち込んでたって、仕方ないだろ」 奈央「うん」 |
|||
【774】 |
さオ (2016年03月28日 16時13分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
奈央「まだうちら何も聞いてないんだけど…」 少年「あーそうだな。次の部活の時に、言ってくれるんじゃないか」 少年「あのお腹なら無理もないだろ。今までよくやってたわ」 奈央「うん…ほんと、そうだよね…」 少年「女バレ、大会あるとか言ってなかった?」 奈央「…あるよ」 少年「大丈夫か?先生いなくて」 奈央「わかんない…」 奈央がそう言ってから、しばらく会話が途切れた。 教室の方から、ドタドタという足音が聞こえた。 しばらくすると玄関の方から「じゃあな」と言って男の子が出て行った。 階段の踊り場でしばらく立ち尽くしていたけど、 奈央が戻ってこないので、俺は書道教室の方を見に行った。 そこには、教室の中でぼーっと立っている奈央がいた。 俺「どうしたの。ここ、暑くない?」 教室の中は冷房もついておらず締め切られていて、ひどく暑かった。 入り口横の小さな窓から西日が差し込んでいた。 |
|||
【773】 |
さオ (2016年03月28日 15時32分) |
||
これは 【772】 に対する返信です。 | |||
ペイちゃん どうも。 いつもありがとうね。 そっか、30代匿名希望♂さんがそんなことを。 ご、ご、、、ごめん。 過去の栄光でしたwww 栄光ってwwwww 過去の栄光ラインナップでお気になものに。 成りきりオニャニーっていうものがあって シシュエーション スネ夫とジャイアンに陵辱される静香 それを泣きながら見てるのび太 どら○もんは助けに来ないw そしてフィニッシュ あ、静香。 いっちゃう って口に出してみると。 気持ちよく昇天できますたwwww どんだけ〜wwwwwwwww そんな時代もあったねと いつか話せる日がくるわ〜♪ ギャハハハ >名人芸とは決して回数などではない。その事を成さんとする心意気、情熱、気概の問題なのだよ。 ギャハハハ、まるで、、、オなニスキー先生の名言みたいだね。 動画みながら抜くだけでは飽きてしまうというか、能がないでしょ? 自分のカラダ、自分で気持ちよくするのに遠慮は無用。 ただし、もし他人にそれが見つかった場合は、、、、即死したくなるほどカッコ悪いけどね。 ギャハハハ というわけで、どうでもいい話をグダグダしてしまいましたが。 ペイちゃんはこの箇所読み飛ばしてるだろうな。 ギャハハハ さて。ペイちゃん。 ココからだね。 ニャハハハ エールありがとうね。 ホント励みになります。 >光景が目に浮かぶ そうなんだよね。 夏の暑さ、セミの鳴き声、風鈴の音、スイカの甘さ・・・ そうしたもので満たされるような感じ。 ペイちゃんは野球少年だったんだ、そっか。 自分は球技苦手。 なので、パチンコも下手w 玉弄りにも縁がないなぁ。。。 玉入れ、、、入れるのは玉じゃなくて棒じゃねぇのかっておもってしまう。 そんな話ではないな。 ギャハハハ >実際やらなくても、見るだけでも面白いっ球技 そうだよね、おもしろいよね。 熱くなれる。 運動神経発達した人がうらやましい。。。。 まとめチャンネルで一気読みするか迷ったの? で、ここで続きを待ってくれるの? そっか、それはうれしいなぁ。 じゃあ、がんばって毎日更新しないとな。 >この主人公はいつになったら勉強を始めるのだろうか? ギャハハハ、おもろー \(^o^)/ では、ひき続きお楽しみください。 じゃあ、またね。 ありがとう。 |
|||
【772】 |
PAINTER (2016年03月27日 22時25分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
やあ師匠こんばん。 師匠は川柳名人ならぬ、せん○り名人だということで、その旨を匿名希望の30代男に伝えましたところ、 「ウソつけテンツのくせにー!」 などという心ない言葉が返ってきましたので、 「君は何もわかっていないな。名人芸とは決して回数などではない。その事を成さんとする心意気、情熱、気概の問題なのだよ。」 と、たしなめておきましたw で、連載の話。 これはとても良い話ですね。面白さでは残りの人生を売る話に及ばないけど、情景描写がとても上手いので読んでて光景が目に浮かぶようです。 いや、この主人公はいつになったら勉強を始めるのだろうか? とか野暮なことを言うのはやめておきましょうw バレーボールってワタシはほとんどやった事無いけど、見てるだけでも最高にエキサイティングで面白い球技だと思います。 実際やらなくても、見るだけでも面白いっ球技って少ないと思うんですよね。 ワタシは若い頃は野球以外の球技にはあまり興味がなかったのですが、今は野球よりもバレーボール見てるほうが楽しいかも。 話の続きが気になったので、まとめサイトで読もうか迷ったのだけれど、やっぱりここで読むことにしました。 師匠のペースで連載してくだされ。 ではでは。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【771】 |
さオ (2016年03月27日 16時13分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
今日は一旦ここまでにします また明日も書きに来ますね それでは あっし: どうでもいい話なんですが。 いつものことだけどw ディズニーランドで万引きをすると、店を出ても捕まらない。 そのままアトラクションに乗っても捕まらない。 でも、楽しかった!と思ってディズニーランドから出た瞬間に「夢の国はここまでです」と言われ、連れていかれるらしい。 超怖い らしい。。。。。。 ならば、痴漢したらどうなるんだろうwww 試してみる勇気も、その前に、そこへ行く暇もないけれど。。。 あ、やばい。 いってきまーす。 またね〜♪ |
|||
【770】 |
さオ (2016年03月27日 16時06分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
少年「いや、墨汁忘れたんで取りに来た」 少年「教室の入り口閉まってっから、こっちから入れてくれ」 奈央「またそれ。ちゃんと持って帰れし」 少年「しょうがないだろ。先生いねえの?」 奈央「おばあちゃんなら出かけてるよ」 どうやら彼は、ここの書道教室に通っている高校生のようだ。 家の中に他に誰もいないからか、嫌なほど会話が聞こえてくる。 奈央との様子を見ている限り、かなり旧知の仲なのだろう。 少年「ってかあの人誰?兄ちゃんなんていないよな?」 奈央「親戚…って感じかな。浪人生で、うちに勉強しに来てる」 少年「ふーん。めっちゃ背でかいからビビったわw」 俺の話題が展開され、少しドキッとして嫌な汗が出そうになった。 少年「そういやさ、野方先生来てたぞ、学校に」 奈央「え、先生が?今日うちら部活ないのに」 少年「職員室で偶然見かけてさ。産休決めたって言ってたぞ」 奈央「えっ!?それ、マジ??」 奈央が急に大声を上げたので、俺の心臓がばくん、と飛び上がった。 |
|||
< 99 98 97 96 95 94 93 92 91 90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80 79 【78】 77 76 75 74 73 72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 > |
© P-WORLD