| トップページ | P-WORLDとは | ご利用案内 | 会社案内 |
返信元の記事
【301】

[深夜の長距離バス](8/51)

生でったらナマで (2015年12月24日 15時17分)


男を起こさないように、美咲はそっと、彼の足を足で押し戻す。


ぐっ……と腿を開いて、彼の足が少しでもあちら側へ行くよう力を篭める。

しかし男の腿は美咲の腿にぴったりと張り付いて、一旦あちらへ流れても彼女が足を戻すとすぐこちらについてきてしまうのだった。



(……もう……)


太ももに伝わる、スラックス越しの感触。

男性特有の、筋肉がついた力強い太ももの熱。


あまり男性経験のない彼女は、居心地悪くその体温を味わった。



「あっ……」

美咲はもぞもぞと身体をねじり、さらに、肘掛に乗せられた男の肘が自分の胸元に当たっていることに気が付いた。


足にばかり気を取られていたが、いつの間に――。


(もう、男の人って寝相悪いなあ……)

硬い肘が、美咲の乳房をぐっと押している。

■ 989件の投稿があります。
99  98  97  96  95  94  93  92  91  90  89  88  87  86  85  84  83  82  81  80  79  78  77  76  75  74  73  72  71  70  69  68  67  66  65  64  63  62  61  60  59  58  57  56  55  54  53  52  51  50  49  48  47  46  45  44  43  42  41  40  39  38  37  36  35  34  33  32  31  30  29  28  27  26  25  24  23  22  21  20  19  18  17  16  15  14  13  12  11  10  9  8  7  6  5  4  3  2  1 
【302】

[深夜の長距離バス](9/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時18分)



(やだなあ、起きてくれないかな……)


美咲はもぞもぞと身を捩りながら、なるべく彼から離れるように窓へ身を寄せた。

しかし彼女が逃げれば逃げるほど、男はずうずうしくこちらへ寄り添ってくるような気がする。



肘は美咲の柔らかい乳房をぐいぐいと押し、太ももはぴったり密着して離れない。



ここに来て、彼女もなんとなく違和感に気付き始めていた。


(この人……ほんとに寝てるの……?)



気のせいかもしれないが、僅かに、肘をぐりぐりと押し付けてくるような感じがする。


しかし男性になれていない美咲には、寝ているように見える男性を起こして注意するなどということはとてもできなかった。



「んっ……」


自分より少し高い男の体温。筋肉を感じる手足。


(な、なんか……ヘンな感じになってきちゃった……)
99  98  97  96  95  94  93  92  91  90  89  88  87  86  85  84  83  82  81  80  79  78  77  76  75  74  73  72  71  70  69  68  67  66  65  64  63  62  61  60  59  58  57  56  55  54  53  52  51  50  49  48  47  46  45  44  43  42  41  40  39  38  37  36  35  34  33  32  31  30  29  28  27  26  25  24  23  22  21  20  19  18  17  16  15  14  13  12  11  10  9  8  7  6  5  4  3  2  1 
メンバー登録 | プロフィール編集 | 利用規約 | 違反投稿を見付けたら