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| 【162】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 02時23分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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結局半年かかってしまいましたね 長らくのご愛顧ありがとうございました 「あとがき」を書くかどうかは、しばらく考えます |
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| 【161】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 02時17分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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最終話 Ｔ字路の行方 �� 二人で幾度となく通ったあのＴ字路 そこからまた別々の方向に歩き出した僕と美香のこれからの人生は どうなっていくんだろう 札幌に帰ってきた僕は カレー屋での副業中、美香と行ったＧＬＡＹのコンサートを思い出していた その中で歌われたひとつ 美香も好きだった『ｗａｙ ｏｆ ｄｉｆｆｅｒｅｎｃｅ』がある 直訳すると”それぞれの道” 僕たちはあそこからまたそれぞれの道に歩み始めたんだな そう日に日に「別れ」に対する実感を覚えていたところ 「お〜い 出前入ったからよろしく〜」と 店長から声をかけられた 「は、はい！ 今用意します」 急いでカレーを入れた箱を車に積み エンジンをかけた でも… 一体亜里沙が言ってた美香の不可解な行動はなんだったんだろう そんなこともデリバリー中に僕は考えていた 「あっ！！」 僕は曲がらなければならない信号を通り過ぎていることに気づく さっきも上の空で運転していて著しく商品の到着を送らせてしまっていたので 今度は失敗できないと 交差点の手前でＵターンしようと思い サイドミラーを見て後方確認した後 僕はハンドルを目一杯右に切った その刹那 横から突っ込んできたトラックのライトが僕を照らした え？ なんで・・・・ サイドミラーには何も見えなかったのに… ギギギギギー！！！ 車同士が接触する音が鳴り響く と同時に僕の体中から鈍い音が聞こえてくる あ・・・ 僕の遠のく意識の中に 美香が微笑んでいる姿が浮かんできた しばらくすると救急車のサイレンが近づいて来るのがわかったが 僕はそこで気を失ってしまった 【163】へ |
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| 【160】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 02時20分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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目を覚ますと白い天井が見えた あ… 病院に運ばれたんだな 僕はすぐに事態を理解できた 「痛つつつっ」 首を動かそうとすると全身に激しい痛みが走る 今は何時なんだろう というか日付が変わってるのかも・・ あ、そういえばカレーを運べれなくて店長に怒られるな そんなことを考えていると ガラガララ・・・ と病室の戸が開く音が聞こえた だが起き上がれない僕は 近づいてくる人影が視界に入って来るのを待った 「あら 目が覚めたの！？」 真上から僕の顔を覗き込んで見ていたのは 母親だった 「う… おぉ 」 酸素マスクが邪魔でうまく喋ることができない 「あらあら 先生に知らせなくちゃ！ あと…」 そう言って母親は病室を出て行った 間もなくして看護師と医者が走って部屋に入ってくる 僕は何がなんだかわからないでいると 「まったくぅ〜 雄一郎ったら」 聞き覚えのある声が戸の方向から聞こえた 「・・・え」 その声の主は 「あの時 アッチを渡してくれなかったから取り返しにきたよ♪」 そう言って僕の右手を握ってきた とても柔らかくて温かい だが 僕にはもう既に その握ってくれた手に 握り返す力は無くなっていた ― 完 ― |
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| 【159】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 01時24分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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最終話 Ｔ字路の行方 �� 美香の話しは続いている 始めは僕の態度が気になっていたのだろうか ときどき視線を落としながら 天気だとか、出張はどうだったのだとか 他愛のないことを話していた それが今は時に例え話しを交えながら流暢に自分の心情を語っていた 僕はそれを ただただ聞いている 「そしてね、雄一郎が私のケータイを見ちゃった時あったでしょ？ あれも… 今となっては心のどこかで引っかかってたの」 まただ 僕はさっきから美香の口から発せられる言動に気を配っていた 『…引っかかってたの』 その前は『思ってた』だった 会話の中で垣間見れる”過去形” これは本人が意識して遣っているのではなく きっと本心をわかりやすく伝えるべく一つの手段なのだろう 美香が僕との関係を どう捉えているのかが伝わってくる 事実 過去に３人からフラれることを経験した僕であったが 面白いように全員の口調が揃っていた それが過去形。。 僕は、何かがどんどん手の平からこぼれ落ちていく感覚を覚えた でも美香の話しはしっかりと聴かなくてはならない 自棄する気持ちを必死に耐えながら 遅れていた本当の意味でも会話を ようやく始められた 「うんうん、って・・・ さっきからそればっかりだけど、ちゃんと聞いてる？ 私だっていろいろ考えたのよ 雄一郎が好きっていう気持ちは変わらないけど 今はその気持ちを維持し続ける意欲が湧いてこないの」 「…うん、 そうか」 美香の決意とその強さは想像を超えているものだった 僕は内心すがりついてでも別れるだけは回避したがったが ここはひとつ『賭け』に出ようと思った 美香が指摘している自分の素行を全肯定し、尚且つ美香以上に前々からこの関係を続ける上での 危機感を表沙汰にする そうすることで、彼女が先導となっている今のこの会話の流れを僕に持ってくることができ それによって導き出される答えの全権を掌握する 今はそれしかできない 僕は引き続いて話す美香の言葉を遮った 「いや、僕の中ではね 美香の育ってきた環境とか、家族 友人の人種だとか 総じて比較すると 僕なんかは・・・というような一種の劣等感を常に抱いていたんだよ」 案の定美香の表情が俄かに変化したのに気づいた 僕は続ける 「そりゃあ僕だって美香と同じさ 美香との関係をこの先も築いていきたいからこそ余計仕事が頑張れるんだ 今はカッコ悪い一面しか見せられてないけどね」 「・・・劣等感って何…？」 「正月に会った美香の友達らとか いかにも資産家の家で育ったような 美香の環境だよ 田舎の兄弟が多い少なくとも裕福ではない家庭で育った僕との 一種のレベルの違いを僕は感じていたね」 「・・・・。」 美香からの反応は窺えない でもわざわざ言葉にすることではなかったが これは心の隅で思ってた本心だった |
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| 【158】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 01時29分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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「何よ 劣等感って」 「え？」 自問自答しているのか 小さい声で美香が言う 「何よ！ 劣等感って！！ 私と雄一郎とで何が違うのよ！ 歳だって学歴だって 産まれ育ったところだって違うけど そんなのこれから二人で一緒にいることを考えたら関係ないじゃない！！」 美香はそう言ってテーブルに突っ伏してしまった それまでザワザワしていた店内がシーンと静まり返る 見渡してはいないが 周りから視線を受けているのがわかる それから重い沈黙の空気の中・・・ やっと起き上がった美香の顔は洗ったばっかりのシャツのようにしわくちゃだった はぁ・・・ 溜息をした後に美香は僕を見つめた 「もうダメね 私たち… 別れましょう」 あの電話を受けたときから想像していたことであったが いざこうして対面して美香に言われるとさすがに胸に突き刺すものがあった でも僕は諦めない これが後で笑い話になれるようにする策を練り直していた だが今は誠実に 少なくとも「二度と会いたくない」と思われないようにするために 無理矢理笑顔を作って 「なぁ 池袋まで送ってくれないか？」 そう言った レストランを出た二人は山手通り沿いを歩いている 仲の良かったときとは全く違って 二人の距離は前後に少しの間があった 僕の引いているキャリアバックがガラガラと虚しく音を立てる 僕たちは２つ目の信号を左に曲がった そしてさらに数十メートル進んだとき 僕は後ろを振り向いて言ったんだ 「やっぱり ここでいいよ」 そこは角に自販機が置いてある Ｔ字路だった 瞬間 きっと美香も思い出したのだろう あっけに取られた表情をしている 僕の中でも二人付き合うことになったときの夜のことが鮮明に蘇ってきた 「こ、ここって・・・」 「うん、ここでサヨナラした方がいいかなって。 この交差点から始まったんだしね」 美香はハンカチで顔を覆った後、細い肩を震わせた 僕もつられたのか 目に熱いものが込み上げてくる 「美香 不甲斐ない僕でゴメン… そして、今までありがとう ね」 あの時と同じように美香の肩に手を置いてそう言った 「うん、うん…」と頷きながら泣きじゃくる美香 「じゃあね！」 まだ美香から離れたくなかったが、潔さが必要だと歩いてるとき思っていたので 僕はクルリと反転し 美香に背中を見せて立教通りをまた歩き出した きちんと一歩一歩踏みしめて歩いているつもりだったが 体に力が入らない それに涙で視界が歪む そしてやはり振り向きたい衝動にかられたが もう一人の自分がそれを制す 美香はもう見えなくなってしまったかな あそこからもう３０メートルは歩いてるもんな 歩道橋を過ぎたところで僕は足を止めた そして今歩いてきた方向へ振り返る |
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| 【157】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年03月01日 01時24分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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すると あのＴ字路にそのまま佇んでいる美香が見えた 美香は歩いてなかったのか さらに僕の目から涙が溢れ出す 涙を拭って美香をもう一度見ると 何かを叫んでいる様子だった 「ありがとうな！ 美香ぁ！！」 僕は力いっぱい両手を振り 今度は早足で池袋駅へと向かった |
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| 【156】 |
RE:Ｔシャツ買いに行こう
陛下 (2009年02月28日 18時47分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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もう最終話なのか・・・・ （・д・）へぇ〜 この展開で行くとこの二人は別れるのだろうね もしこの夜別れないなら文字制限に引っ掛かってしまうだろう おいらってやっぱり頭がいいな（￣ー￣） 最終話が投稿されたらもう一度頭から流して読み返してみよう そんな最終話になるように期待しています（プレッシャー |
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| 【155】 |  |
RE:Ｔ字路の行方
あちちち (2009年02月26日 16時54分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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次回予告 『最終話 Ｔ字路の行方』 をお楽しみに。 ※週末に仕上げられれば…と思ってます（^^; |
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| 【154】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年02月22日 19時54分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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第三十七話 作 戦 【前篇】 札幌の６月は、きっと一年で一番過ごしやすい月だろう 空気がカラっとしている まだ気温は２０度そこそこだが、気の早い道産子たちは 早々と夏らしい服装になる 道路に沿って並んでいる街路樹も ここ最近は日に日に葉の数を増やし 少しでも太陽の光を浴びようと一生懸命に生きているのがわかる 何やら街全体が活気づいた空気に包まれている 僕は今日の昼からの東京出張に備えて 忘れ物がないか、最終チェックに入っていた 「下着よ〜し、携帯の充電器よ〜し 研修資料は持ったし・・・ あ、これこれ これを忘れたら怒られるな」 誰もいない部屋で指差し確認しているその指の先には プルートのぬいぐるみがあった それは僕が前にディズニーシーに美香と行ったときに おねだりされて買ったものだった 最後に上京したときに 「はい、今度は雄一郎が飼育する番ね」と 美香から渡された光景が、つい昨日のことのように甦ってくる ”アッチ”と命名されたそのぬいぐるみをキャリアバックに押し込み 僕は自宅を後にした 羽田空港に着いたが いつものお迎えはない 一応 航空会社と便名は伝えてあったので 微かな期待を持ちながら到着ロビーを見渡したが やはり美香はいなかった それからモノレールに乗り、東京駅を目指す 今回の出張の目的は、昇給に伴った社員研修だ 昇給といっても僕の勤めているところは年功序列的な組織なので 入社から年を経るごとに階段のように俸給表を昇っていく 今回は数年に一度あるいわゆる『勉強会』みたいなものだ 本社で行えばいいものの、わざわざ保養所がある熱海まで行かなければならない 東京駅に着いた僕は、ホームに滑り込んできた快速アクティーに乗った 「せっかく美香のいる東京に来たのに また戻って来るのは２日後か・・・」 車窓から見えるビル群を眺めながらそう思った 熱海に着くまで約９０分 しばし時間があるので 僕はあの夜のことを思い出してみた 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 「サヨナラしよ」 どこかで覚悟していたのだろう そう言われた後は普通想像するようなショックは無かった 全く無いと言えば嘘になるが、何て言うか… 落ち込むというよりも 今の状態ををいかに美香を納得させ解決できるか、という気持ちの方が遥かに強かった もちろん 二人離れて暮らしている手前、中途半端な口先だけの対処は禁物であることはわかっている さらに今回は僕が美香に対する誠意を形にしたアルバイトを 自らですっぽかしてしまった、という失態が原因となっている 短期的且つ中長期的な不安をどう払拭するか そこが今回美香に会ったら話さなければならない最大の要因であった いや 違う 『今回』という考えは間違っている あらゆる事態を想定し、最悪の結末だけは回避しなければならない 僕が一抹でも美香に不安を与えれば 次回は無い これは ある種の”作戦”のように思えてくる 【164】へ続く |
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| 【153】 |
RE:Ｔ字路の行方
もみあげブランコ (2009年02月22日 20時07分) |
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| これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
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【後篇】 「こう言われたら こう・・・ コッチの方向でダメそうならアッチの路線で・・・」 きっと少なからず声に出して自問自答していたと思う 練っていると「次は〜熱海〜」というアナウンスが流れてきた 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 ようやく缶詰状態にされていた研修の終わり、 参加していた同期の連中が熱海駅でそれぞれの行き先に向かうところだった 僕はその晩新宿での飲み会に誘われていたが、 野暮用ということで断り 上りの電車に乗った いよいよ今日は美香に逢える この二日間は心中を察しメールしか連絡をしなかったが 功を奏すことになるのだろうか 往路で練った”作戦”を僕は電車内でシュミレーションしてみる でもどうしても途中で行き詰まってしまう 美香は （たち） 軽はずみで「別れよう」だとかは言わない性質なのは重々知っている その美香が何の迷いもない素振りで言った言葉は やはり僕に重く圧し掛かっていた ２日振りに東京駅に着く そして待ち合わせの要町駅を目指す 美香の自宅は、実は前の家に比べると池袋駅の一つ先にある 要町駅の方が近い でもＪＲ等の乗り換えに利点があるのもあり、専ら池袋で 待ち合わせることが多かったが、今日は最寄駅でということらしい 差し迫った感じで二人言葉を交わすのはいけないと思い 場所はファミリーレストランでと、僕が決めた まだ２０分くらい約束の時間より前だったのに… いつも僕の方が先に来るのに… 美香はそこにいた 僕は不意打ちをくらったかのように慌てふためく 「お、おぅ・・・ 珍しく早いじゃん」 １月以来だというのに、何故だか美香の顔を見られない 「うん 」 美香は聞き取れるかどうかの声の大きさでそう言った それからおもむろにレストラン内へと促し 二人テーブル席に座るまで 数分の間 僕の楽観的思考が音を立てて崩れていくのがわかった 美香の表情 視線の方向 仕草 声の色・・・・ すべて想像より悪い 作戦は使わずしてボツだ 僕が何から切り出していいか言葉を選んでいると 「研修で疲れているだろうにゴメンね？」と 美香から話しかけてきた 「研修で疲れているだろうに」？？ じゃあ 今日会うのは僕しだいってこと？ もう僕は美香が話す内容に ただただ頷くことしかできなかったんだ 一種の拒絶反応だろうか 僕の耳が美香が発した言葉を左右に流していた |
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