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【42】

こんばんは(笑)  評価

フォッカー (2008年10月17日 17時11分)


 分かりますよー(笑) 実はウチのヤツとは、遠恋の末の
 結婚です(笑) 当時「会えない時間が、思いを育む」と
 よく言い聞かせてました(笑)

 想い出の場所に立った時、人はどうしてもそうなります
 よ(笑) それは未練ではなく、想い出だからです(笑)

 もみさんにはもみさんの想い出があるように、そうした
 場所、大事にしてあげてください(笑) 
 止まった時間も、想い出に繋がっていきます。

 遠距離編、楽しみにしてます♪

 と、そうそう 邪魔にならない程度に、純情物を上げさ
 せてください(笑)
【41】

RE:こんばんは(笑)  評価

もみあげブランコ (2008年10月16日 20時26分)

フォッカーさん


こんばんはです


わかって頂けますか
ご自身も遠距離経験者とは。。

この間 羽田空港へ行ってきましたが、
やはり心が湿っぽくなってしまいますね

「あ〜 ここのベンチだな」
とか振り返ってしまう…

未練
ではないのですが、どうも時間が止まっているような気がします

> 今後の展開、楽しみにしてますよ(笑)

ありがとうございます

次回からはいよいよ遠距離編をお送りいたします
【40】

こんばんは(笑)  評価

フォッカー (2008年10月16日 17時09分)


 いいですねぇ… 別れを惜しむ、いや あちさんの離陸
 を迎えたくない、二人の気持ちが伝わります。

 私は遠距離恋愛をしていた事もあるので、この時間(と
 き)の二人の気持ち… 一生逢えないわけじゃないの
 に、それに等しい気持ちがよく分かります。

 今後の展開、楽しみにしてますよ(笑)
【39】

第十四話 つづき  評価

もみあげブランコ (2008年10月16日 20時21分)

 「あ〜 こいつ 泣いてるぞ!」
 「どれどれ あ!マジだよ」

 口々に茶化す同僚たち


 僕に釣られたのか、美香も笑いながら泣いている

 「うるせぇな この野郎〜 何しに来たんだよ」
 
 「当然だろうが 門出を祝うためだろ?」

 いつもの飲み仲間で、あの合コンにも言った佐々木先輩が周りを同調させるように言った

 「もう時間ないだろ さっ 下に降りようぜ」

 嗚咽する僕は、数人に抱えながら搭乗ゲート前まで連れてこられた

 
 美香は相変わらず笑みを浮かべながら泣いている

 
 「せーの! いくぞ 3回な!」
 
 そう佐々木先輩が言ってから
 僕は人混みで溢れる中で宙を舞った

 さらに人生でこれ以上ないくらいの嗚咽が僕を襲う

 「よし、後は記念撮影して帰ろ」



 散々僕と美香の貴重な時間を費やして
 先輩たちは走り去っていった





 残される僕 と 美香


 「あはは、おかげで笑顔になっちゃったね」

 涙を拭きながら美香は言った

 僕はもう言葉が上手く話せないくらいの過呼吸に陥りながら

 「み、美香… あのね あのね」と
 ダダをこねる子供のように人目を憚らず呟いた

 「雄一郎も そんなに泣くんだねぇ
  また新しい一面を見つけちゃったかな」

 いつもの小悪魔的なニュアンスでそう言うと

 「ほーら もう時間でしょ!!」

 と美香は僕の胸を小突いた

 「う…うん」


 鼻をかもうと紙を探していると

 「また すぐに会えるでしょ」
 と言ってキスをされた


 「このままいると雄一郎の手を離せなくなっちゃうから…行くね」

 そう言って美香は人混みの向こうへ行ってしまった












 動き出した飛行機

 空は僕を送るかのように やけに澄んでいた

 
 窓の外を見てみる

 が、ぼやけてよく見えない

 視界を邪魔している物を拭ってから

 もう一度窓の外を見た





 すると
 






 展望デッキに
 
 両手を大きく振っている美香が見えた
【38】

RE:T字路の行方  評価

カモ次郎 (2008年10月15日 15時14分)

今日は新刊の発表日!

楽しみです。

彼女が宜しくとのこと。
お礼申し上げます。(爆、気に入ってますよ。

因みにヤクルトはまだ、冷蔵庫!

では。
【37】

RE:T字路の行方  評価

あちちち (2008年10月14日 16時50分)

思い出のT字路は寄れませんでした(;´д`)


ドラマだとそこで再会とか出来ちゃうんでしょうね。。


今晩、体調が良ければ続きをアップします
【36】

RE:T字路の行方  評価

カモ次郎 (2008年10月10日 12時38分)

あちちちさん

池袋の旅、紀行文も読ませて下さい。

番外編。(だいぶ変わってますでしょうけど。

では12日に!
【35】

RE:こんばんは(笑)  評価

あちちち (2008年10月10日 10時29分)

>純粋に文章にのめり込んで


小説界の重鎮、フォッカーさんにそう仰ってもらえるとは
光栄です

ありがとうございます^^

今日から4日間上京しますんで、時間があったら思い出の
T字路に寄ってこようかな…



※暫時留守にするのでアゲとこ

)≡
【34】

こんばんは(笑)  評価

フォッカー (2008年10月09日 18時09分)


 美香ちゃん素晴らしい!(笑)

 いや、先日の顔文字… 純粋に文章にのめり込んでの事
 ですよ(笑)
【33】

RE:T字路の行方  評価

もみあげブランコ (2008年10月09日 14時04分)

 第十三話   サクラサク



 想像していたことだが、それからというもの二人の間で連絡を取るということが
 しだいに少なくっていった

 暦は3月に入り、僕は引っ越しするための部屋の整理や行事に追われ、
 加えて仕事を引き継ぐために定時を過ぎてしまうことが頻繁に起こるようになった


 

 もう何回目の送別会だろうか
 その日も会社の連中で酒を煽っていた


 ♪〜♪〜♪

 美香からのメールだ

 「今年は桜が早く咲きそうだから、今週末に見に行こう
  場所は上野がいいかな?」


 例年になく暖かい今年は、テレビなどでよく桜前線の話題で盛り上がっていたのを
 僕も知っていた


 不意に上京したときに咲いていた、四ツ谷駅付近にある一本の大きな桜の木を思い出した

 僕は北の町から来たので、桜前線を遡上したかっこうになり当時、四季に対する違和感を抱いていたことが
 鮮明に甦ってきた


 今年は2回桜を見ることになるんだな


 僕は週末に会う約束をするメールを美香に送り、また飲みの席に戻った















 上野駅に着くと思ったとおり花見客で溢れていた

 皆一様に買い物袋やら敷物、カメラなんかを抱えている

 
 相変わらず東京の花見は田舎とは全然違うなぁ
 と辺りを見渡していると

 「お待たせ!」

 と少し息を切らした美香に声をかけられた

 その瞬間、僕は心を奪われた



 人ごみの雑踏の中で まるでそこだけスポットライトが当たっているかのように
 美香が輝いて見えた


 来ていたのは真っ白なワンピース

 いつだったか僕が
 「好みの服装はねぇ やっぱりワンピかな」

 と言ってたっけ

 それを覚えていたらしい

 そのワンピースと後方に見える薄いピンクの桜のコラボレーションがまた良い

 「ね? かわいいでしょ これ」

 美香ははにかんだ表情で言った

 「まだちょっと肌寒いけど、上着も持ってきたし
  雄一郎がいつか好きって言ってたからね」

  僕は改めて美香が持つ独特の魅色を感じ取った


 「いいよ! 全然いい」

 僕はそう言って美香の手を握り、上野公園の方向に歩きだした


 さっき会ったときも少し思ったが
 歩きながら横目で見る美香の面持ちは
 ここ数週間会えていなかったとは思わせないくらい晴れ晴れとしていた


 「札幌はいつ頃になると桜が咲くの?」

 公園までの階段を上っている最中に美香が聞いてきた

 「そうだなぁ 今年みたいに早ければゴールデンウィークには咲いてるかな」

 「そっか じゃその時期に私、そっちに会いに行くね」

 「え?」

 僕は歩いてた足を止めた


 「どうしたの?」と首を傾ける美香

 「い、いや 僕は…もうてっきり」



 「私たちなら離れていたって平気よね」

 美香は一層晴れやかな笑顔でそう言った


 僕は 一瞬泣きそうになり

 湧いてくる涙をこらえるのに必死だった
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