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【690】

RE:末期の記憶  評価

さんさんはなはな (2014年05月03日 00時45分)

ばんちゃ。(*´∀`)♪

レオさん

今日のお笑いコーナー。



ミッキーマウスが怒ってました。

誰に?






怒鳴るど。(ドナルド)





はなっち です。




おやすみなさい。(*´∀`)♪




【689】

RE:お気楽何でもトピ  評価

TAKERU (2014年05月03日 00時43分)

1つめ 初キッス


2つめ 初オナヌー


3つめ 初エッチ
 
【688】

RE:お気楽何でもトピ  評価

reochan (2014年05月03日 00時42分)



ごめんなさ―い!


はなっちが投稿してるなんて、知らなかったから!


上げちゃった! 
【687】

RE:末期の記憶  評価

reochan (2014年05月03日 00時39分)



勉強になりました。



ところで・・・


>あの場面や、あの場面やあの場面(-_-)

 
 気になるじゃ、ないですかぁ。


 って言っても。どーせ、

 ダメ。



の一言だとは思うんだけど。


 1個だけでも、聞かせて〜
【686】

RE:お気楽何でもトピ  評価

さんさんはなはな (2014年05月03日 00時39分)

ばんちゃ。(*´∀`)♪


ノマさん



今日のお笑いコーナー。




進学塾に通っている生徒が

先生の指導方法に不思議がっていました。

勉強もしないで寝かせるからです。




その心は?





じっくり

塾生(熟成)させます。





はなっち です。( ´∀`)/~~



おやすみなさい。






【685】

末期の記憶  評価

Normad (2014年05月03日 00時23分)

さって、寝ようと思うのだけど。

昼寝ばっかりしてるので、なかなか寝られないね(-_-)


こういう時、音楽脳のNormadなら好きな曲のようつべを貼ってから

「オヤスミー」とか言って、PC落とすんだけど

今は文字脳なんで、ちょいつまんない話でも書いて寝るかな。


人は一生の終わりに「人生の全てを回想する」って話を聞いた事があるでしょう?

臨死体験の本なんかを読むと、本当に記憶がぐるぐると蘇るらしい。

あれは、人間の記憶を司る海馬という器官が、生命のピンチに慌てて

滅多やたらと記憶の引き出しを開けて、何か助かるための手掛かりがないかと

あがくせいだと聞いたことがある。


という事は...。


一瞬で命を失うような即死の場合、そういう体験が出来ないかもしれないんだ。


いや、Normadは死ぬなら苦しまない即死がいいなー、と思ってたけど

そういう事なら即死は勘弁して欲しいわ。


だって、一生の記憶を回顧するそのイベントを楽しみにしてんだからさ。


あの場面や、あの場面やあの場面(-_-)


そういう楽しみしか、もうないねー(^^;)


という事でオヤスミなさい。


 
【684】

RE:お気楽何でもトピ  評価

Normad (2014年05月02日 20時44分)

第8章はここまで。

続きは明日に。


 
【683】

無意味な世界、無価値な世界 080  評価

Normad (2014年05月02日 20時43分)

その夜、ウーズバンドは一人考えながらアルフィーネの帰りを待っていた。

勿論、今日の事をアルフィーネに言う事は出来ない。

だが、もう心の内は決まっていた。

しかし、アルフィーネの顔を見ずに眠ってしまう事は憚られた。

せめて一言交してから寝ようと思う。

アルフィーネが帰ってきて、ウーズバンドは一言「すみません。」と言った。

アルフィーネは「何か気晴らしが出来た?」と優しく尋ねる。

ウーズバンドは、一部だけ本当の事を言った。

「途中、この前知り合いになったサンドラさんと会って、ご飯を御馳走になりました。
 凄く豪華な料理で美味しかったです。」

アルフィーネはそれを聞きながら、確かにウーズバンドは昼から暫くの間コントロール棟近くの
キャンティーン街に居た、と情報を確認した。

「そう、それは良かったわね。」

こころなしかウーズバンドの顔も晴れているような気配がする。

アルフィーネは少し安心しながら

「それにしても、サンドラという人、何者かしら」

と訝った。



(続く)
【682】

無意味な世界、無価値な世界 079  評価

Normad (2014年05月02日 20時38分)

ユビはそこで声を大きくし、勝ち誇ったようにアルフィーネに言った。

「そうだ。アルフィーネ、それが今の君だ。君の本当の親は、僕なんだよ。
 子は親に従うものだと、そう思わないか?」

アルフィーネはそう聞くと、目を閉じて言葉を探った。深呼吸する。

親の概念とはこういう筈。だから、こう答えねばならない。

「ユビ・シアン。貴方は私の原型を作ったのかも知れない。でも生んでは居ない。
 だから私の親は、アキラ・サイトウ以外には居ない。」

アルフィーネはこう答え、そして憐れむようにユビを見て付け加えた。

「貴方が親になれなかったのは当然だと思います。貴方には愛がない。」

「愛がないだと?作り物のお前にはあると言うのか。」ユビは少し顔を歪めて言い返した。

コイツ、図に乗りやがって。

「はい。沢山の愛を頂きました。それは今も、私の胸の中にあります。
 親としての記憶がマスターのものがあるのに、貴方のものが全く無いのはそのせいだと思います。」

アルフィーネは冷静に答えた。

「お前の存在は僕が居なければ無かったのだ。その僕をお前は否定するのか。」

ユビは気色ばんで言う。珍しく本当に怒っているようだ。

「すみません。私の記憶にあるのは、マスターとの出会いが最初です。
 それ以前の事は、なにも考えられません。」

アルフィーネは頭を下げた。

そして、「今出来る最低限の礼儀です。」と、そう付け加えた。

ユビ・シアンは頭を下げるアルフィーネを見て、親を名乗るこの方法ではアルフィーネを従わせる事は出来ないと悟った。

それにしてもアキラの奴、どのようにしてこういう意思を持った女を育てのだ。強い敗北感がユビを覆った。

あの学生時代の、エリーゼとの事がまたしても蘇る。アルフィーネの姿にエリーゼの姿が重なった。

ユビは敗北感にいらいらしながら立ち上がり、アルフィーネを指さして言った。

「君は記憶にある以前の事は関係無いと言うのか。だが、君の体には僕の設計した頭脳が入っている。
 恋愛シミュレーション機能のパラメータを操作すれば、僕が君の意思を操作する事など訳ないのだよ。」

アルフィーネは「ご自由に。失礼します。」と言って立ち上がり、部屋を出て行った。

ユビはその後ろ姿を見つめながら嘯くように言った。

「ふん。もともと、お前を従わせる事など出来ると思っては居ない。ただの時間稼ぎだ。」

敗北感は消えて居なかった。

一方、オペレーションルームに向かうアルフィーネの気持ちには微塵の動揺もなかった。

むしろ、ユビがあんな事を言ってきた事で心に余裕が出来る。

「少し焦っているのかしら。」アルフィーネは微笑した。


(続く)
【681】

無意味な世界、無価値な世界 078  評価

Normad (2014年05月02日 20時32分)

ウーズバンドがケイトと会話しているその頃、アルフィーネはユビ・シアンの呼び出しを受けていた。

普段使わない小さな会議室に、アルフィーネは何か嫌な予感を感じながら足を踏み入れた。

「いや、忙しい中良く来てくれたね。
 久しぶりに出会ったと言うのに、なかなか二人で話す機会がなかったから、呼び出させて貰ったよ。」

そう話しかけてくるユビに、アルフィーネは露骨に不機嫌な顔を見せ、答えた。

「ユビ・シアン顧問、このような場所に呼び出して何用ですか。
 私は今、大変忙しいのです。用件によっては退席させて頂きます。」

「忙しいって、僕を見張るためだろう? その僕がここに居るのだから、いいじゃないか。まずは掛けたまえ。」

ユビはそう言うと椅子に座った。

アルフィーネも渋々椅子に腰かける。

「アルフィーネ。君は自分の親がアキラだと思って居るのだろうな。
 それはそうだろう。君が自我を持った時、そこに居たのはアキラだったのだからな。」

そんな事を切り出したユビを、アルフィーネは不審げに見た。

何を言い出すつもりなのだろう。

「僕は12年ほど前に、キャラクター・ビルディング
 つまり人格形成をシミュレーションするための量子コンピュータを設計してメーカーに製作を依頼した事がある。
 出来上がったものにいろいろ教え込んで行けば、人間と同じように人格を持った人口頭脳が出来上がる筈だった。」

ユビはそこまで言って、意味有りげにアルフィーネを見た。

アルフィーネは無言で、ユビが何を言いたいのかを量りかねている。

「だが出来上がったものは、まだ自分で何かをする事は出来なかった。
 話せ、と言えば喋る。考えろ、と言えば答えを出す。
 だが、そうしなければそのまま1年でもずっと黙って何もしないでいる。
 意思を持った人間と、アンドロイドでは何が違うのか。
 どんなに人間を解析してみても、ロジックだけでは人間の意思というものは生まれないのだと
 僕はそう思った。」

「ユビ顧問。私は貴方の講義を聞きに来たのではありません。」

アルフィーネはそう言って席をたとうとすると、ユビはそれを押しとどめ言った。

「それだ。君にはその感情がある。そして、その感情はどこから来るのか。
 例えば、人は恋をする。その恋愛感情はどこからやって来るのか。
 そこが解れば、意思を持つ人口頭脳が出来ると、僕は思った。」

ユビ・シアンは続ける。

「僕は恋というものは『揺らぎ』なのだと思う。美もそうだ。
 僕は恋愛をシミュレーションし、揺らぎを実現できる機構を付加した新しいシミュレーションマシンの設計を行った。
 それは揺らぎを継続的に発生しながら自己をどんどん変革していって、より人間に近づくマシンの筈だった。
 でも僕にはそれを実現出来なかった。
 『揺らぎ』は発生しても持続させる事が出来なかったのだよ。」

ユビ・シアンはそこで言葉を切ってアルフィーネの様子を見た。

そろそろ気が付くと思うが、アルフィーネは黙っている。

「僕は諦めて、その試作品をアキラに渡したんだよ。どうしてもアキラが譲って欲しいと言ったのでね。」

ユビはそう言うと、アルフィーネの様子を窺っている。



(続く)
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