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RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜

メルカトル (2017年09月25日 22時31分)
mixtraさん、こんばんは。


> 但し、その人気は数十年たった今も尚通用するのは凄いの一言で、今年5月に映像を交え忠実に再現され、家庭用ゲーム作品として発売されています。

そうなんですね。さすが世界で最も売れている作家クリスティーですよ。
確かにクリスティーの作品は、今読んでも共感できるものや、新鮮さを失わないものが数多く存在しています。トリックというよりアイディアが凄いですよ。登場人物が全員死ぬとか、容疑者全員が犯人とか、この『ABC殺人事件』もしかりですね。


> 古野まひる著「臨床真実士ユイカの論理」シリーズの2作目、『ABX殺人事件』。

あぁ、来ましたか、古野まほろ。メフィスト賞作家の一人ですよね、勿論知ってますよ。
ですが、正直あの長さと癖のあり過ぎる文体に恐れをなして、これまで避けてきた作家なんです。

デビュー作やらその後のシリーズ作品を何度か書店で立ち読みしたりもしましたが、私にはとても太刀打ちできないと判断し、今日まで一作も読まずに来ました。

ですのでその『ABX殺人事件』とやらを読む勇気が湧きません。ただ、読者に迎合するかのように、読みやすい文章を書いているとの噂を耳にしました。ということは、読まない理由はなくなった、と言って良いのでしょうか。

取り敢えず、しばらくお待ちください。
一応書店で確認しましたが、予想通り在庫がありませんでした。ですので、いずれにしてもネットか書店で取り寄せるしかありませんが、正直触りだけでも読んでみたかったですよ。
私にも読めるのか読めないのか、途中で挫折するような無様な真似はしたくありませんからね。

まあ私の書評など取るに足らないものですから、あまり参考にしないほうがいいと思いますよ。読みやすさと、読んでみたい気持ちにさせることだけを心掛けてはいますけどね。


> バトル・ロワイアルの様に、デスゲーム形式にして生存者や主人公視点に立った生存方法(或いは攻撃方法)、仕掛人の意図を予想しながら楽しむミステリ作品は、過去現在に於いてありきたりな題材なのでしょうか?

『バトル・ロワイアル』は刊行当時から、ミステリとして認識されてはいないのだと思います。ですから、ミステリ枠でこれに追随する作品はあまり記憶にありません。
それよりラノベ界のほうがその作風を規範とする作品がかなり刊行されたのではありませんか?あまり詳しくありませんが例えば『コロシアム』とか、ですかね。
そうなると私よりmixtraさんのほうがお詳しいのではないですか。

もしかしたら、ミステリ界から何作かそのような作品が出たかもしれませんが、おそらくヒットしてもその筋からは無視されているか、鬼子扱いを受けていそうですねえ。

ではまた

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その2  評価

mixtra (2017年09月26日 04時29分)

続きです。

>『バトル・ロワイアル』は刊行当時から、ミステリとして認識されてはいないのだと思います。

 ご回答、有難うございました。
 そもそも純粋な犯人当てが最初から無いですし、置かれた情況が非現実的だからでしょうか。
 ラノベでも聞いた事がなかった(『コロシアム』初耳でした。有難うございます)ですが、内容読むと…まさしくそうですね。

 ゲームでは同人作品も含めて2003年以降から何作かある上、どれもかなり突き詰められていたので、ひょっとしたら『デスゲームの化身』の様な作家がいるのではないかと疑問に思っていましたが、どうもゲーム側が先(コロシアムが2015年作品の為)の様でした。

 厳密なルール設定や(基本は不殺を貫く)主人公であるプレイヤーが展開を推理しつつ行動を選択出来る楽しさがウケたのではないかと思います。
【55】

その1  評価

mixtra (2017年09月26日 04時06分)

 メルカトルさん、回答等有難うございました。野球の話が1日遅くなりましたが、森野選手の引退試合、切なかったですね。長年公私共にチームを牽引された方の花道を観る度に、とても胸が熱くなります。藤井選手が文字通り、花を添えた幕切れでしたし。同日ロッテ・井口選手も引退試合でしたが、これも劇的でした。
 森野選手、来年は打撃コーチ就任要請を白井オーナー直々に明言されましたので、黄金時代を建て直して欲しいです。…そういえば周平は後輩ですから、上手く森野選手の技術を継承出来ると良いのですが。

>クリスティー
>トリックというよりアイディアが凄い

 そうですね。又、それを知った時の驚愕度がたまらないです。読み終えてみればタイトルがヒントだった等、実は優しく伏線を貼ってくれていたのに気付けなかった事も併せての、気持ちいい騙された感は今尚忘れる事が出来ません。
 個人的には見立て殺人が犯人像やその意図の推理も出来て楽しいです。…愉快犯だと一気にゾッとしますがそれも好きです。

 因みに元々クリスティを読むきっかけが我孫子さんの速水三兄妹シリーズ(見立て殺人等)とゲーム脚本で、作中、クリスティのアイディアを組み込んでいたのが由来しています。

>古野まほろ
>メフィスト賞作家

 すいません、思い切り名前間違えていました。トドメにまたもや癖の強い作家をネタにしていたのも。
 一応、シリーズの作者インタビューにて
「このシリーズは、まず犯人当ての楽しさ、どんでん返しの楽しさを、できるだけシンプルに描くことを目指しています」。
「本格ミステリに興味がない方や、これから何か読んでみようという方に、『コア』『型式』『フォーマット』『パターン』を提案してみたいなあ、と思ったのがきっかけです」、と語られていたのでさぞかし手に取りやすい作品と思いましたが…
 癖の強い作家が書く、親切な本格ミステリナビゲーション付き作品(これもインタビューにて抜粋)とはこれいかに。

>取り敢えず、しばらくお待ちください。
一応書店で確認しましたが、予想通り在庫がありませんでした。

 いえその…上記理由にて、寧ろ話に取り上げた事に恐縮しています。ところで、メフィスト賞はラノベの登竜門なのでしょうか?であれば、この時点で話から外すべきでした。
 因みに1作目の書評が投稿されていたので読んだ所、既に作者のファンであった方が過去作品を引き合いに出して評価したもので、作者の意図した事(オマージュ等)はごく端的に伝えているのみで、この作品の読みやすさは依然として良く分からないままです。

>まあ私の書評など取るに足らないものですから、あまり参考にしないほうがいいと思いますよ。

 これは以前にも記述しましたが、たまに書評自体に癖があって、全く理解出来ない物があるのです。書評自体が相手に読んで貰う事を意図しなくとも良いと思いますが、それを加味しても、例えば読み手をふるい落そうとしてるのではないかと思う様な文章に困ってしまう事があります。元が難解なものなら致仕方ないのですが、箸の休め所もあって欲しいかなと。

 メルカトルさんの書評は自分の気付かなかった批評すべき点等をズバっと端的に伝えていたり、希に筆が乗っている書評を読んだ時は、それもひっくるめて理解しながら読めますから。

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