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【56】

その2  評価

mixtra (2017年09月26日 04時29分)

続きです。

>『バトル・ロワイアル』は刊行当時から、ミステリとして認識されてはいないのだと思います。

 ご回答、有難うございました。
 そもそも純粋な犯人当てが最初から無いですし、置かれた情況が非現実的だからでしょうか。
 ラノベでも聞いた事がなかった(『コロシアム』初耳でした。有難うございます)ですが、内容読むと…まさしくそうですね。

 ゲームでは同人作品も含めて2003年以降から何作かある上、どれもかなり突き詰められていたので、ひょっとしたら『デスゲームの化身』の様な作家がいるのではないかと疑問に思っていましたが、どうもゲーム側が先(コロシアムが2015年作品の為)の様でした。

 厳密なルール設定や(基本は不殺を貫く)主人公であるプレイヤーが展開を推理しつつ行動を選択出来る楽しさがウケたのではないかと思います。
【55】

その1  評価

mixtra (2017年09月26日 04時06分)

 メルカトルさん、回答等有難うございました。野球の話が1日遅くなりましたが、森野選手の引退試合、切なかったですね。長年公私共にチームを牽引された方の花道を観る度に、とても胸が熱くなります。藤井選手が文字通り、花を添えた幕切れでしたし。同日ロッテ・井口選手も引退試合でしたが、これも劇的でした。
 森野選手、来年は打撃コーチ就任要請を白井オーナー直々に明言されましたので、黄金時代を建て直して欲しいです。…そういえば周平は後輩ですから、上手く森野選手の技術を継承出来ると良いのですが。

>クリスティー
>トリックというよりアイディアが凄い

 そうですね。又、それを知った時の驚愕度がたまらないです。読み終えてみればタイトルがヒントだった等、実は優しく伏線を貼ってくれていたのに気付けなかった事も併せての、気持ちいい騙された感は今尚忘れる事が出来ません。
 個人的には見立て殺人が犯人像やその意図の推理も出来て楽しいです。…愉快犯だと一気にゾッとしますがそれも好きです。

 因みに元々クリスティを読むきっかけが我孫子さんの速水三兄妹シリーズ(見立て殺人等)とゲーム脚本で、作中、クリスティのアイディアを組み込んでいたのが由来しています。

>古野まほろ
>メフィスト賞作家

 すいません、思い切り名前間違えていました。トドメにまたもや癖の強い作家をネタにしていたのも。
 一応、シリーズの作者インタビューにて
「このシリーズは、まず犯人当ての楽しさ、どんでん返しの楽しさを、できるだけシンプルに描くことを目指しています」。
「本格ミステリに興味がない方や、これから何か読んでみようという方に、『コア』『型式』『フォーマット』『パターン』を提案してみたいなあ、と思ったのがきっかけです」、と語られていたのでさぞかし手に取りやすい作品と思いましたが…
 癖の強い作家が書く、親切な本格ミステリナビゲーション付き作品(これもインタビューにて抜粋)とはこれいかに。

>取り敢えず、しばらくお待ちください。
一応書店で確認しましたが、予想通り在庫がありませんでした。

 いえその…上記理由にて、寧ろ話に取り上げた事に恐縮しています。ところで、メフィスト賞はラノベの登竜門なのでしょうか?であれば、この時点で話から外すべきでした。
 因みに1作目の書評が投稿されていたので読んだ所、既に作者のファンであった方が過去作品を引き合いに出して評価したもので、作者の意図した事(オマージュ等)はごく端的に伝えているのみで、この作品の読みやすさは依然として良く分からないままです。

>まあ私の書評など取るに足らないものですから、あまり参考にしないほうがいいと思いますよ。

 これは以前にも記述しましたが、たまに書評自体に癖があって、全く理解出来ない物があるのです。書評自体が相手に読んで貰う事を意図しなくとも良いと思いますが、それを加味しても、例えば読み手をふるい落そうとしてるのではないかと思う様な文章に困ってしまう事があります。元が難解なものなら致仕方ないのですが、箸の休め所もあって欲しいかなと。

 メルカトルさんの書評は自分の気付かなかった批評すべき点等をズバっと端的に伝えていたり、希に筆が乗っている書評を読んだ時は、それもひっくるめて理解しながら読めますから。

その2へ
【54】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月25日 22時31分)

mixtraさん、こんばんは。


> 但し、その人気は数十年たった今も尚通用するのは凄いの一言で、今年5月に映像を交え忠実に再現され、家庭用ゲーム作品として発売されています。

そうなんですね。さすが世界で最も売れている作家クリスティーですよ。
確かにクリスティーの作品は、今読んでも共感できるものや、新鮮さを失わないものが数多く存在しています。トリックというよりアイディアが凄いですよ。登場人物が全員死ぬとか、容疑者全員が犯人とか、この『ABC殺人事件』もしかりですね。


> 古野まひる著「臨床真実士ユイカの論理」シリーズの2作目、『ABX殺人事件』。

あぁ、来ましたか、古野まほろ。メフィスト賞作家の一人ですよね、勿論知ってますよ。
ですが、正直あの長さと癖のあり過ぎる文体に恐れをなして、これまで避けてきた作家なんです。

デビュー作やらその後のシリーズ作品を何度か書店で立ち読みしたりもしましたが、私にはとても太刀打ちできないと判断し、今日まで一作も読まずに来ました。

ですのでその『ABX殺人事件』とやらを読む勇気が湧きません。ただ、読者に迎合するかのように、読みやすい文章を書いているとの噂を耳にしました。ということは、読まない理由はなくなった、と言って良いのでしょうか。

取り敢えず、しばらくお待ちください。
一応書店で確認しましたが、予想通り在庫がありませんでした。ですので、いずれにしてもネットか書店で取り寄せるしかありませんが、正直触りだけでも読んでみたかったですよ。
私にも読めるのか読めないのか、途中で挫折するような無様な真似はしたくありませんからね。

まあ私の書評など取るに足らないものですから、あまり参考にしないほうがいいと思いますよ。読みやすさと、読んでみたい気持ちにさせることだけを心掛けてはいますけどね。


> バトル・ロワイアルの様に、デスゲーム形式にして生存者や主人公視点に立った生存方法(或いは攻撃方法)、仕掛人の意図を予想しながら楽しむミステリ作品は、過去現在に於いてありきたりな題材なのでしょうか?

『バトル・ロワイアル』は刊行当時から、ミステリとして認識されてはいないのだと思います。ですから、ミステリ枠でこれに追随する作品はあまり記憶にありません。
それよりラノベ界のほうがその作風を規範とする作品がかなり刊行されたのではありませんか?あまり詳しくありませんが例えば『コロシアム』とか、ですかね。
そうなると私よりmixtraさんのほうがお詳しいのではないですか。

もしかしたら、ミステリ界から何作かそのような作品が出たかもしれませんが、おそらくヒットしてもその筋からは無視されているか、鬼子扱いを受けていそうですねえ。

ではまた
【53】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

mixtra (2017年09月25日 04時45分)

 メルカトルさん、今晩は。
 本日はメルカトルさんがトピにて記述されたクリスティの『ABC殺人事件』についての賛同他と、ネタ提供及び質問の書き込みの、全3つです。又、幾つかミステリ話をパソコン上で下書きしていたものが故障した為、一度お尋ねしてから書き込もうと思います。

●『ABC殺人事件』…言いたい事全部書いて貰っているので、只々賛同するばかりでした。何というか、読み手にとって優しい作りになってくれているので、読んでいて途中で話を整理整頓したり諦めて頓挫しない為、ふっと手に取りやすいし、人に薦めやすく話の話題にも出来るのが有難いです。…あくまでミステリのライトユーザーの意見ですが。

 但し、その人気は数十年たった今も尚通用するのは凄いの一言で、今年5月に映像を交え忠実に再現され、家庭用ゲーム作品として発売されています。
 作品単体としてだけでなく、当時のイギリス社会の風景までも再現するのは大変そうだと思いましたが、それを造りたい、そして購入したい双方の方々が多数いてこそのゲーム化でしょうから、改めてクリスティとは凄いなあと感嘆しました。

 もうひとつのネタですが、この作品を自分は読んでいない為、無責任に書く事、興味本位程度でお聞き頂けます様改め先にお伝え致します。

 長々とミステリファンを楽しませてきたABC殺人事件ですが、もうオマージュだと公言した上で、過去の有名作品を現代版として新たに蘇らせた作家が登場した様です。

 古野まひる著「臨床真実士ユイカの論理」シリーズの2作目、『ABX殺人事件』。
 1作目は犬神家の一族をオマージュしており、現在既刊2作品。

 重ねて言いますが、読んでおりませんので想像の範疇の話になりますが、既に一部ながらオチが分かっている話を楽しませる訳ですから、ある程度の腕がなければ大顰蹙に繋がりそうで、書くのに勇気が入りそうではないかと思いました。が、この作品、トドメに『読者への挑戦状』と銘打っております。
 尚、作者は有栖川・綾辻両氏に師事している事から、本格ミステリの一つとして世に送り出す為に挑戦状と銘打った模様です(作品インタビューより)。

 因みに本日現在まで『ミステリの祭典』書評では誰も投稿されていらっしゃいませんでしたので、一番乗り書評を書かれてみては、と思い記事に追記しました。恐らくは自分が読んでも作品単体かABC本家との比較書評のみに留めてしまい、挑戦状どころか難解な本格ミステリを読む準備自体が目的の、緩衝材の様な感想しか書けないでしょうから、広い視野を持たれた方の感想がより的を射るのではないかな、と感じます。
 実はメルカトルさん書評が読みたいだけですが(笑)


●併せてクリスティの名作『そして誰もいなくなった』について。メルカトルさんへお伝えしたか、故障したパソコンに話が残ったままなのか不明瞭となっていたので、未投稿か回答頂き次第投稿します。
 久々に新翻訳版が発売され、且つ一部内容が変わるという話です。


●いきなり作家も話の筋も切り替わり、メルカトルさんへ質問です。脈絡なく、申し訳ありません。

 バトル・ロワイアルの様に、デスゲーム形式にして生存者や主人公視点に立った生存方法(或いは攻撃方法)、仕掛人の意図を予想しながら楽しむミステリ作品は、過去現在に於いてありきたりな題材なのでしょうか?メルカトルさんの記憶の範疇で構いませんので、もし宜しければお答え頂けたら有り難いです。

 ギャンブル物であれば必然デスゲームの呈になりますが、サバイバル形式で、しかも仕掛人ありきで始まるミステリは意外に少ないのではないか、と、ふっと思ったので質問してみました。
【52】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月24日 22時53分)

mixtraさん、こんばんは。


> すいません。ご無沙汰しておりました。元気でやっております。

それは何よりです。健康第一、元気が一番、ですからね。


> メルカトルさんも記事内容から察しましたが、絶賛ご健勝(主にAKBファン記事にて)の様で嬉しいです。

まあぼちぼちやらせてもらってます。身体が頑健というわけではありませんので、不安はありますがなんとかね。
色々書くこともあるにはありますが、どうせ誰も読んでないだろうと思うと、つい億劫になってしまいます。いけませんねえ。


>まだ『たけまる文庫』は未読でしたので感想参考になります。

なかなか面白かったですよ。ですが、多分在庫は普通の書店にはないかもしれませんね。大型書店なら多少希望は持てるかも。


> 忙しかったのもありましたが、パソコンが故障した為に、現在はスマートフォンでの閲覧と書き込みになっております。

あぁ、それは面倒そうですね。私は試したことないですが、やはりPCと比較すると画面が小さいし、慣れないと入力しづらい気がします。


> そして清宮君の近況ですが、清宮君自身は12球団OKではないそうです。

なかなか強気の発言をしていますし、それ相応の活躍をしてくれればいいんですけど、これまでにも大物が大した活躍もせずに球界を去っていった例は枚挙にいとまがありませんからね。

まあしかし、いずれにしてもどの球団が交渉権を獲得して入団にこぎつけたとしても、動向は気になりますね。出来ればセ・リーグに入ってもらいたいです。


> 新人安打記録、出来れば達成して欲しいですが、今日の打撃内容では仰る通り難しいでしょうね。

今日は2安打でした。一応数字的には可能でしょうが、プレッシャーとかどうなんでしょう。本人は意外と飄々としてますから、大丈夫ですかね。
記録に並んでも超えても新人王は確定でしょう。


>浅尾投手

岩瀬投手がまだ現役続行するらしいので、それを思えばまだまだ老け込む歳でもないですし、何とか復活して欲しいですね。
勝ちパターンじゃなくても、2点差くらいのビハインドとかでの中継ぎを任されるくらいにはなってもらいたいものです。

谷元も期待していたほどじゃないようですし。

いやしかし、来季も課題が山積みではありますね。


ではまた
【51】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

mixtra (2017年09月24日 04時48分)

 すいません。ご無沙汰しておりました。元気でやっております。やっとヒマになりつつあるので、又お邪魔させて頂きますので、宜しくお願い致します。
 メルカトルさんも記事内容から察しましたが、絶賛ご健勝(主にAKBファン記事にて)の様で嬉しいです。
 又、このトピで記載されたミステリ感想ですが…相変わらず読破数も作家の種類も凄いです!我孫子さんの作品もあって楽しく拝読させて頂きましたが、まだ『たけまる文庫』は未読でしたので感想参考になります。そそられますね〜。

 後は自分の近況です。
 忙しかったのもありましたが、パソコンが故障した為に、現在はスマートフォンでの閲覧と書き込みになっております。本当は今年もひっそりと高校野球スレッドを立ち上げたかったのですが(泣)…
 尚、文章量が少なくなってしまうのは、スマートフォンだと書き込み速度が遅くなる事と、書き込み中に参照目的で他サイトを閲覧すると、希にp-worldのサイトを上書きしてしまい、途中まで下書きしていた文章までも消えてしまうので、一旦メモ帳等に下書きしてから再度貼り付けています。何故こんな仕様なのやら…。

 そして清宮君の近況ですが、清宮君自身は12球団OKではないそうです。指命希望の球団と面談をし、球団の育成方針と合致することが入団条件という事で、見切りの早い巨人辺りがどうなるでしょうか。
 更に今年FAの日ハム・中田翔選手と1塁のポジションがかち合う為、最終的に大分指名球団は減ってしまうのではないかと。
 清宮君は1塁しか守れない上、守備は余り上手くない様なので、各球団に既に在席する助っ人との折り合いも必要でしょうね。
 他にもメジャー移籍も視野に入れるでしょうし、面談の更なる詳細が気になります。

 尚、中日の清宮君獲得についての内容は、記事よりもCBCラジオ辺りで直接中日内部に探りを入れようとしているみたいですね。面談の話が今日報道された為、仔細はこちらも不明の様です。

>周平はダメです。

 今年も結果が出なかったので、これから更に厳しくなるでしょうね。チャンスを貰える機会が減少しそうです。

>京田選手
>ただ、セ・リーグ新人最多安打記録は難しいんじゃないでしょうかね。 

 後10本ですか。今日の試合が5打数0安打…というか、チーム自体、途中までノーヒットノーランじゃないですか!?
 新人安打記録、出来れば達成して欲しいですが、今日の打撃内容では仰る通り難しいでしょうね。

>浅尾投手
>今日チラッと試合を観ていましたが、かつてのキレはないですね。球速がかなり遅くなってしまって、

 最高が141キロですか…全盛期の豪速球が余りにも鮮烈でしたが、今の浅尾投手は必死に投球術で生き残る道を探している様ですが、ストレートは内外角に上手く投げ分けていたので、決め球に使ったフォークの出来が現役続行の生命線になりそうですね。

 ではでは。
【50】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月23日 22時10分)

おぉー!mixtraさんじゃありませんか。

随分お久しぶりですねえ。お元気でしたか?

まあまあこんな時間に・・・相当お忙しいんでしょうかね。あまり無理なされませんように。


> 色々ご教授下さったにも関わらず、万トピ達成に駆けつけられず、大変申し訳ありませんでした。

いえいえ、とんでもありません。こちらこそお世話になりました。万トピ目前にして気に掛けてはいましたが、おいでになられないのはやはりお忙しい故だと、自分を納得させておりました。

今回は万トピを達成したとは言え、やはり何かと書きたいことを書けるトピがないと不便だと思い懲りずに立ち上げましたが、あまり書くこともなく、今更ながら後悔しがちな日々を送っています。


> 野球ネタも楽しみにしています。

いやー、ドラゴンズも何をやっているんだか。
これだけ怪我人が多く、若手もなかなか育たないとなっては、今の地位もやむを得ないのかなと思いますね。


> シーズン当初の得点力不足が助っ人や京田・福田選手の台頭で補われ

そうですね、今年は京田の頑張りが一番の収穫でした。新人王は是非取ってもらいたいものです。

ただ、セ・リーグ新人最多安打記録は難しいんじゃないでしょうかね。


> 残念ながら森野選手が引退されてしまいますが、後釜の三塁手はどうなるのでしょうね……………周平??

安室奈美恵の引退より森野の引退のほうが淋しいです。

三塁は福田が守ってもらいたいと思っています。打撃優先の打線を組むには、ビシエドがファーストしか守れないとなれば、サードは福田でしょう。
周平はダメです。いまだに打撃のコツを掴んでいないような気がして仕方ありません。内角の速球を引っ張れないようでは、レギュラーは難しいですね。


> そして、残り試合の中で現役続行をかけて浅尾投手が登板予定という事です。

今日チラッと試合を観ていましたが、かつてのキレはないですね。球速がかなり遅くなってしまって、これは予想以上でした。しかもコントロールで勝負するタイプではないので、一軍生き残りは厳しいと言わざるを得ません。


> 又、今年のドラフトですが、本日プロ入りを表明した早稲田実業・清宮選手に対し、11球団が獲得の意思を見せたそうです。

中日、どうなんでしょうか。万一獲得できれば万々歳ですが、DH制のパ・リーグのほうが良いのでは、という声もありますね。

まあしかし、欲しい選手なのは間違いないですね。


ではまた
【49】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

mixtra (2017年09月23日 02時49分)

 長らくご無沙汰しておりました。
 色々ご教授下さったにも関わらず、万トピ達成に駆けつけられず、大変申し訳ありませんでした。
 遅くなりましたが、万トピ達成&新トピ開設、おめでとうございます。余りにも気が早いですが、20000トピ目指して頑張って下さい。

 又、自分は以前の様な頻度で返信や長文が返せなくなってしまいますが、これからもこのトピックを拝読させて頂きます。
 野球ネタも楽しみにしています。

 因みに中日ですが、暗黒時代の峠は去った、というべき1年でしょうか?
 シーズン当初の得点力不足が助っ人や京田・福田選手の台頭で補われ、一時Aクラスも見えてましたし(故障者の続出とビシエドの帰国が無ければ…)、岩瀬投手復活も嬉しい誤算(?)です。
 残念ながら森野選手が引退されてしまいますが、後釜の三塁手はどうなるのでしょうね……………周平??
 そして、残り試合の中で現役続行をかけて浅尾投手が登板予定という事です。

 又、今年のドラフトですが、本日プロ入りを表明した早稲田実業・清宮選手に対し、11球団が獲得の意思を見せたそうです。

 ストーブリーグも含めて楽しみですね。

 ではでは。
【48】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月15日 22時28分)

2017年2月21日

『十二人の死にたい子どもたち』  沖方丁

7点


本書を読むにあたって私が最も危惧していたのは、十二人もの登場人物をしっかり把握できるのか、誰が誰だか分からなくなるのではないか、ということでしたが、それは杞憂に終わりました。それぞれの少年少女が違った個性を持っており、異なる役割を果たしているので、混乱したり混同したりすることはないと思います。 

またミステリとしてはどうなのか、ごく普通の文芸作品に近いのではないかとも懸念していましたが、意外にも本格ミステリとしての骨格がしっかりしており、安心して読むことができました。
 
十二人の少年少女たちの自殺願望の理由は様々ですが、いたって単純なものもあり、ややもすれば短絡的とも思えるため、説得力がなかったりします。しかし、若さゆえの直線的な純真さをもって真剣に死にたいと望んでいるのは理解できないでもないのです。 

彼らは実行するか、議論するのかで内心は常に揺れ動いているはずなのですが、その辺りの人情の機微が描かれることはありません。なので、ややドライな印象を受けてしまいますが、そこに重点を置いてはいないようですね。 


【ネタバレ】 


結末は予定調和的であり、意外性はありません。 
おそらくは誰もが予想するものではありますが、結論が出た後の少年少女の肩の力が抜けた姿がなんともほほえましく、これで良かったのだと安堵できることで、読後感が格段に良くなっていると思います。
【47】

RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月08日 21時58分)

2017年2月22日

『ABC殺人事件』  アガサ・クリスティー

7点


これは一種のミッシングリンクものですね、しかも当時はニュータイプだったのではないでしょうか。

Aから始まる土地でAから始まる名前の人間が殺される。次はB、そしてC。一体犯人の目的は何なのか?読んだ当時、私はまだ中学生だったので作者の目論見は全く見当もつかず、まんまと騙されました。騙されたというより、翻弄されたとでも言いましょうか。正直なるほどなと感心しました、唸りました。 

クリスティーという人は、トリックそのものもよりも、そのアイディアの斬新さが抜きんでており、先駆者として女王の名をほしいままにしていますね。本作にもそれは言えることで、単純な構造の中に劇場型の連続殺人事件を取り入れて、真犯人の意図をうまく隠ぺいすることに成功しています。
 
現在では類似する作品を書けば「ああ、例のあれね」ってことになるのでしょうが、このタイプを究極まで完成形に近づけたのは、やはりクリスティーが最初だったと思います。その意味でも私は本作を評価します。予備知識なしに読め、まだ擦れていなかった頃に本書に出会えて私は幸せでした。
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