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【106】

寿命を買い取ってもらった その14  評価

綺華 (2014年11月21日 19時51分)



(その1は、【88】)



夕方には、吐き気も頭痛も消えていた。

 俺はようやく物をまともに考えられるようになってきた。

 
昨日、衝動的に寿命の大半を売ったことについては、

 自分でも意外なほど後悔していなかったな。

 むしろ、三か月も残さなきゃよかった、とさえ思った。

 監視されっ放しの三か月なんてごめんだからな。

 三日くらいしかいらなかったんじゃないのか?

 
さて。自分の価値の低さを今さら悩んでも仕方ない。

 問題は、これから何をするかだろう。三か月で。

 
俺はルーズリーフを一枚取り出し、ペンを手に取り、

 そこに「やりたいことリスト」を作成した。

 いよいよそれらしくなってきたな。



 
 
 

【105】

寿命を買い取ってもらった その13  評価

綺華 (2014年11月21日 19時50分)



(その1は、【88】)




寿命が一年を切った客には監視員が付くってのは、

 確かにあらかじめ聞いていた話ではあったんだ。

 
ミヤギの説明によると、寿命が半年を切った客が、

 ヤケになって問題を起こすことがあまりに多いから、

 それを未然に防ぐために監視員が導入されたそうだ。

 
もし俺が他人に多大な迷惑をかけそうになったら、

 監視員が本部に連絡して、俺の寿命を尽きさせるらしい。

 トラヴィス・ビックルにはなれないってこった。

 
ただ、最後の三日間だけは、監視員も外れて、

 純粋な自分の時間を満喫できるそうだ。

 統計的に、そこまでくると人は悪さをしなくなるとか。


 
 
 

【104】

寿命を買い取ってもらった その12  評価

綺華 (2014年11月21日 19時49分)



(その1は、【88】)




げっそりした気分でトイレから出ると、

 監視員がドアの正面に立っていた。

 最前席で聞きたかったのかな、俺の吐く音。

 
うがいをして水をコップ三杯飲みほすと、

 俺は再びベッドに戻って横になった。

 
「昨日も説明しましたけど」と横でミヤギが言う、

 「あなたの余命は一年を切りましたので、

 今日からは常時、監視がつくことになります」

 
「その話、後じゃ駄目か?」と俺はミヤギをにらんだ。

 ミヤギは「わかりました。じゃあ、後で」と言うと、

 部屋のすみっこに行って、三角座りをした。

 
以後、ミヤギはそこから俺を定点観測し続けることになる。

 似たような経験のある人には分かると思うが、

 これをやられると生活のペースはすっかり狂う。

 ほら、人に見られてるとできないことって沢山あるだろ?



 
 
 

【103】

寿命を買い取ってもらった その11  評価

綺華 (2014年11月21日 19時48分)



(その1は、【88】)



眠りにつけたのは朝四時くらいだったなんだが、

 こういう日に限って、幸せな夢を見ちまうんだよな。

 小学生の頃の夢だった。なんでもない夏休みの夢。

 親の車で、幼馴染とキャンプにいった時の夢。

 
ああ、泣いたね。寝ながら泣いてたね。

 無慈悲に幸福な夢から俺を救出したのは、呼び鈴の音だった。

 無視し続けてると、俺の名を呼ぶ声がした。

 
ドアを開けると、見慣れない女が立っていた。

 なんか条件反射的に喜んじまったけど、

 その目つきを見て、俺は思い出した。

 
そいつは俺の寿命の査定をした女だったんだ。

 「今日から監視員を務めさせていただくミヤギです」

 そう言うと、ミヤギと名乗る女は俺に軽く会釈した。

 
監視員。そういえば、そんな話もあったっけ。

 二日酔いの頭で昨日の記憶を探りつつ、

 俺はトイレに駆け込んでもう一回吐いた。


 
 

【102】

RE:   メモ帳 代わりにご利用...  評価

さオ (2014年11月21日 19時45分)

ちりめんじゃこってwwww


メダカくらいにしてくりよ。 

あんまり変わらないか。


さーせん。 居眠りしてたらこんな時間に。


実は、居眠りエピあるんだけど。

ききたい? お願い! きいて。

灰皿のタバコがいっぱいだったので、ベッド横のゴミ箱にポイ捨てしたのよ。

うとうとしてたら、、、、なんか臭ってくるし。 目あけたら、部屋中すんごい煙が!!

近くで焚き火でもしてるかなぁ、って。 あれ? 窓閉まってるし。


ゴミ箱から、猛煙wwwww 

塩ビ製なので、融けてて。 畳焦げてるし。 ギャハハハ って、笑ってる場合か。


危ないところでした。 あわや、焼死するとこだった。 


めんどがらずに。 台所の三角コーナーに捨てにいくべきだった。




では、続きをお届けします。


 
って、、、、どんだけせっかちなのさ。 アハハハ
 
【101】

RE:   メモ帳 代わりにご利用...  評価

きょんきょん (2014年11月21日 19時08分)

101も踏んでやるっ




これで万トピ狙うかな(≧∇≦)
【100】

RE:   メモ帳 代わりにご利用...  評価

きょんきょん (2014年11月21日 18時24分)



ついでに100踏んでやるーっ
【99】

RE:   メモ帳 代わりにご利用...  評価

きょんきょん (2014年11月21日 18時23分)


早よ書けー

ちりめんじゃこ いじってないで

早よ書けー
【98】

RE:   メモ帳 代わりにご利用...  評価

綺華 (2014年11月21日 12時17分)


しばし、休憩



続き、気になりますか?


声援メッセは、24時間いつでも受け付けてます。 


合言葉は、、、ちんこいじってますか?


で、お願いします!


いつのまにか、合言葉に昇格しちまったぜw ギャハハハハ




ちょっと、他ごとしてきます。


また、後ほどに。



 
 

【97】

寿命を買い取ってもらった その10  評価

綺華 (2014年11月21日 12時16分)



(その1は、【88】)



三十万入った封筒を持って、俺は店を出た。


引きつった感じの笑いがこみあげてきたな。

何が悲しいって、俺の寿命の安さの理由、

俺自身、なんとなく分かる気がするんだよ。


だがそれについては考えたくなかったから、

帰り道に酒屋によって大量にビールを買いこんで、

俺はそれを飲みながら夜道をゆっくり歩いた。


酒なんて飲むのは本当に久しぶりだったね。

だからすっかりアルコール耐性もなくなってて、

俺は帰宅して二時間後には吐いてた。


余命三か月、最低のスタートを切ったわけだ。

 
 
 

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