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【56】 | RE:「シナサイ」の世界 CamPaTi (2018年10月09日 19時53分) |
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「なぜ生命が生まれたか:生命を物理で解明する新理論」 を読んでみました。 僕の単純な結論は、 「僕の目の前で、『石ころ』から『生きた細胞』を作って見せてくれ」 といったところです。 ただ、生命発生の謎に取り組むことで、 人間とは一体どういう生き物なのかが、 何となく分かってくるという気はします。 フリゴジンの法則に触れてました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブリゴジンは1960年代、開放系のシステムにおいて維持される、 驚くべき秩序や構造があることを提唱した。 あるシステムが非平衡状態にあるとき、 外部から連続的なエネルギーを受けた無機物は、 自己組織化して高い秩序をつくる。 これはのちに『ベロウソフ・ジャボチンスキー反応』をはじめとするさまざまな実験で証明された。 無機物の自己組織化は生命でしか見られない と思われていた秩序めいた構造が、 非生物でも起こりうるという驚異的な発見だった。 それは『散逸構造論』としてまとめ上げられ、彼は1977年にノーベル化学賞を受賞している。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この文章の中で、最も重要なのは、 「自己組織化」 です。 僕はこの理論をテレビ番組で知りましたが、 簡単には、こんな風に説明されていました。 「乱雑な状態にある物質に、外部から何らかの力が加わると、秩序化する」 カオスは、永遠にカオスなのではなく、 いずれ、秩序化する。 例えば、コーヒーにミルクを一滴たらす。 垂らした直後は、乱雑な模様になるけど、 時間とともに、コーヒーとミルクは融合し、 秩序化する。 特に、そこに 「スプーンでかき混ぜる」 という力が加わると、渦が生じ、 秩序化の速度が増す。 この考え方を人間社会に当てはめると、 集団化、組織化がなぜ起きるのか、 が分かり易くなります。 |
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【60】 |
紫の戦士ナスビ (2018年10月10日 00時40分) |
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これは 【56】 に対する返信です。 | |||
CamPaTiさん >フリゴジンの法則 初めて知りました。面白いです。 >「僕の目の前で、『石ころ』から『生きた細胞』を作って見せてくれ」 パスツールのフラスコで思いついたことがあります。 無生物の場所と言えば宇宙空間もそうなんですが、地球と宇宙空間との大きさの差は比べるまでもありません。 広大な宇宙空間で生命が発生せず小さな地球で発生したと言うことは地球の物質や環境が関係していると考えるのが自然な気がします。 |
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