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RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜

mixtra (2017年09月25日 04時45分)
 メルカトルさん、今晩は。
 本日はメルカトルさんがトピにて記述されたクリスティの『ABC殺人事件』についての賛同他と、ネタ提供及び質問の書き込みの、全3つです。又、幾つかミステリ話をパソコン上で下書きしていたものが故障した為、一度お尋ねしてから書き込もうと思います。

●『ABC殺人事件』…言いたい事全部書いて貰っているので、只々賛同するばかりでした。何というか、読み手にとって優しい作りになってくれているので、読んでいて途中で話を整理整頓したり諦めて頓挫しない為、ふっと手に取りやすいし、人に薦めやすく話の話題にも出来るのが有難いです。…あくまでミステリのライトユーザーの意見ですが。

 但し、その人気は数十年たった今も尚通用するのは凄いの一言で、今年5月に映像を交え忠実に再現され、家庭用ゲーム作品として発売されています。
 作品単体としてだけでなく、当時のイギリス社会の風景までも再現するのは大変そうだと思いましたが、それを造りたい、そして購入したい双方の方々が多数いてこそのゲーム化でしょうから、改めてクリスティとは凄いなあと感嘆しました。

 もうひとつのネタですが、この作品を自分は読んでいない為、無責任に書く事、興味本位程度でお聞き頂けます様改め先にお伝え致します。

 長々とミステリファンを楽しませてきたABC殺人事件ですが、もうオマージュだと公言した上で、過去の有名作品を現代版として新たに蘇らせた作家が登場した様です。

 古野まひる著「臨床真実士ユイカの論理」シリーズの2作目、『ABX殺人事件』。
 1作目は犬神家の一族をオマージュしており、現在既刊2作品。

 重ねて言いますが、読んでおりませんので想像の範疇の話になりますが、既に一部ながらオチが分かっている話を楽しませる訳ですから、ある程度の腕がなければ大顰蹙に繋がりそうで、書くのに勇気が入りそうではないかと思いました。が、この作品、トドメに『読者への挑戦状』と銘打っております。
 尚、作者は有栖川・綾辻両氏に師事している事から、本格ミステリの一つとして世に送り出す為に挑戦状と銘打った模様です(作品インタビューより)。

 因みに本日現在まで『ミステリの祭典』書評では誰も投稿されていらっしゃいませんでしたので、一番乗り書評を書かれてみては、と思い記事に追記しました。恐らくは自分が読んでも作品単体かABC本家との比較書評のみに留めてしまい、挑戦状どころか難解な本格ミステリを読む準備自体が目的の、緩衝材の様な感想しか書けないでしょうから、広い視野を持たれた方の感想がより的を射るのではないかな、と感じます。
 実はメルカトルさん書評が読みたいだけですが(笑)


●併せてクリスティの名作『そして誰もいなくなった』について。メルカトルさんへお伝えしたか、故障したパソコンに話が残ったままなのか不明瞭となっていたので、未投稿か回答頂き次第投稿します。
 久々に新翻訳版が発売され、且つ一部内容が変わるという話です。


●いきなり作家も話の筋も切り替わり、メルカトルさんへ質問です。脈絡なく、申し訳ありません。

 バトル・ロワイアルの様に、デスゲーム形式にして生存者や主人公視点に立った生存方法(或いは攻撃方法)、仕掛人の意図を予想しながら楽しむミステリ作品は、過去現在に於いてありきたりな題材なのでしょうか?メルカトルさんの記憶の範疇で構いませんので、もし宜しければお答え頂けたら有り難いです。

 ギャンブル物であれば必然デスゲームの呈になりますが、サバイバル形式で、しかも仕掛人ありきで始まるミステリは意外に少ないのではないか、と、ふっと思ったので質問してみました。

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RE:【黒猫倶楽部】〜延長戦〜  評価

メルカトル (2017年09月25日 22時31分)

mixtraさん、こんばんは。


> 但し、その人気は数十年たった今も尚通用するのは凄いの一言で、今年5月に映像を交え忠実に再現され、家庭用ゲーム作品として発売されています。

そうなんですね。さすが世界で最も売れている作家クリスティーですよ。
確かにクリスティーの作品は、今読んでも共感できるものや、新鮮さを失わないものが数多く存在しています。トリックというよりアイディアが凄いですよ。登場人物が全員死ぬとか、容疑者全員が犯人とか、この『ABC殺人事件』もしかりですね。


> 古野まひる著「臨床真実士ユイカの論理」シリーズの2作目、『ABX殺人事件』。

あぁ、来ましたか、古野まほろ。メフィスト賞作家の一人ですよね、勿論知ってますよ。
ですが、正直あの長さと癖のあり過ぎる文体に恐れをなして、これまで避けてきた作家なんです。

デビュー作やらその後のシリーズ作品を何度か書店で立ち読みしたりもしましたが、私にはとても太刀打ちできないと判断し、今日まで一作も読まずに来ました。

ですのでその『ABX殺人事件』とやらを読む勇気が湧きません。ただ、読者に迎合するかのように、読みやすい文章を書いているとの噂を耳にしました。ということは、読まない理由はなくなった、と言って良いのでしょうか。

取り敢えず、しばらくお待ちください。
一応書店で確認しましたが、予想通り在庫がありませんでした。ですので、いずれにしてもネットか書店で取り寄せるしかありませんが、正直触りだけでも読んでみたかったですよ。
私にも読めるのか読めないのか、途中で挫折するような無様な真似はしたくありませんからね。

まあ私の書評など取るに足らないものですから、あまり参考にしないほうがいいと思いますよ。読みやすさと、読んでみたい気持ちにさせることだけを心掛けてはいますけどね。


> バトル・ロワイアルの様に、デスゲーム形式にして生存者や主人公視点に立った生存方法(或いは攻撃方法)、仕掛人の意図を予想しながら楽しむミステリ作品は、過去現在に於いてありきたりな題材なのでしょうか?

『バトル・ロワイアル』は刊行当時から、ミステリとして認識されてはいないのだと思います。ですから、ミステリ枠でこれに追随する作品はあまり記憶にありません。
それよりラノベ界のほうがその作風を規範とする作品がかなり刊行されたのではありませんか?あまり詳しくありませんが例えば『コロシアム』とか、ですかね。
そうなると私よりmixtraさんのほうがお詳しいのではないですか。

もしかしたら、ミステリ界から何作かそのような作品が出たかもしれませんが、おそらくヒットしてもその筋からは無視されているか、鬼子扱いを受けていそうですねえ。

ではまた
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