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【775】 | ニッ 元パチプロK (2004年04月23日 23時42分) |
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自伝・その7の2 次回を楽しみにしてね。バイバイ。 はっ、これじゃあ短すぎる? では続きを。 そこで見たものは、フィーバー(三共)だった。 壊れたチューリップをイメージして作られたこの台は、ドラムに太陽が3つ並ぶと大当りで、アタッカーが30秒間開いた。もちろん10カウントなんてものはなかった。しかもその間にVゾーンに入れば次のラウンドもアタッカーが開いた。出玉青天井だったのだ。 すなわち、一度かかれば店が設定した打ち止め個数(たいていは5000個か6000個だった。)になるまで出っ放しであったのだ。 やるかやられるか。 生きるか死ぬか。 フィーバーのシマは他のシマとはまったく違った鉄火場の雰囲気があった。 フィーバーのシマはなかなか空き台がでなかったが、それでも空きが出た時はこわごわ数百円だけ打ってみたりした。 しかし、数百円分の玉で大当たりするほど甘くはなかった。 代わりに誰かが大当たりしたのをうらやましげに見ただけだった。 大当たりの台はたちまちギャラリーにとりまかれ、フィーバーしたおじさんは、満面の笑みを浮かべてこの世の春を謳歌したのだった。 しかし、何回かチャレンジした結果はいずれも何の見所もなく、すごすごと撤退するだけだった。結局フィーバーでこの世の春を謳歌することはなかったのである。 「宝くじのようなものか。これはパチンコとは異質なものだ。」 こう結論付けて、その後フィーバーに手を出さなかった。 この時から十数年後、毎日のようにデジパチを打つようになるとは、知るよしもなかった。 |
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【776】 |
元パチプロK (2004年04月23日 23時44分) |
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これは 【775】 に対する返信です。 | |||
自伝・その7の3 3回目の帰省の時だった。 実家にいてもやることもなく暇だったので、駅前の銀座会館か東洋に通った。 店に入ると、一つのシマだけ異様に熱気に包まれていた。 満員の客と異様な熱気。 そこで見たものは明らかにパチンコ台とは違うものだった。 何た、このでかくてピカピカ光るものは? そこで見たものとは? (続く) 次回を楽しみにしてね。バイバイ。 |
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