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【643】 | 自伝・その5 元パチプロK (2004年04月04日 21時14分) |
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そこにあるのはパチンコ台であったが、パチンコ台とは似ても似つかぬものだった。 パチンコ台にあるべきはずの、玉を打ち出すハンドルがなかった。 ハンドルがついていないのに、どうやって打てというのか。 ハンドルがあるべき位置には、変な丸いものがついていた。 何だこのおもちゃのような物は。 試しにハンドルを回して見ると、 おっと、玉が勝手に打ち出されるじゃないか。 それは電動ハンドルだった。 神聖なパチンコをなめとんのか。 こんなもので遊戯しても面白いはずがない。 でも、まてよ。電動ハンドルには電動ハンドルの良さがあるのかも。 打っても疲れないし。 「電動ハンドルだったら、打ち出された球に常に同じ運動量を与えることができるはずだ。ということは、玉はすべて同じ軌跡を描き、玉は全部セーフ穴にはいるか全部はいらないかのどっちかになるはずだ。よし、さっそく試してみよう。」 と、理系特有の屁理屈をこねてみた。 ところが、実際には電動ハンドルによって打ち出された球は、球筋が安定せずバラバラだった。 なんだよ。もっと精密な機械を使ってくれよ。 これには幻滅した。 これなら手打ちの方がよっぽどコントロールできるよ。 電動ハンドルは客を負けさせるための陰謀としか思えなかったのである。 というわけで、幸か不幸かその後長い間電動ハンドルに触れることはなかった。 この当時、テレビゲームが始めて世の中に出た。インベーダーゲームである。 生理的に受け付けがたいモゾモゾとした虫のようなエイリアンが大挙して押し寄せてくる。これは何としても打ち落とさねば、地球防衛のために、そんな気にさせる名機だった。 インベーダーゲームは当初ゲームセンターでなく喫茶店に設置され、学生もサラリーマンも皆夢中になっていた。 当然、私も夢中になっていたが、当時の喫茶店はコーヒーが250円(最高に贅沢したときの昼食代と同じ)、ゲーム代は一回100円(朝食代と同じ)。この出費は痛かった。一日にできるゲーム数は多くても3回だった。従って、ゲームは真剣そのものだった。 ある日、ふと隣の人を見ると変わったやり方でゲームをしていた。エイリアンの端の一匹をわざと残しておいて真ん中を空けて撃つやり方だった。(俗にいうナゴヤ撃ち) ふーん。こういう方法もあるのか。早速真似しよう。 ナゴヤ撃ちを取り入れてからは、UFOを打ち落としての300点も楽勝だったし、1面をクリアするのは簡単になった。2面、3面はそれでも苦しかったが。 しかし、いくらうまくなったといってもゲームはゲーム。 お金を浪費するばかりだった。 インベーダーゲームに少し飽きてきた頃、薄暗い路地で行列を作っている人たちを見つけた。 なんで並んでいるのかな。 近寄ってみるとすぐにわかった。 彼らはパチンコの換金のために並んでいるのだ。 そうだった。ゲームでお金が儲かることはありえないが、パチンコならお金が儲かるんだ。 という安易な考えから、いったん見切りをつけたはずのパチンコに再び戻ることになったのである。 後記 あっ、やっとはじまりましたね。火の鳥。 これだけは見逃すわけにはいかない。 今日は歩いて5分の波止場まで釣りに行きました。 天候が悪いせいか、釣れたのは5cmぐらいのコチ(狐のような顔した変な魚)1匹のみ。仕方ないのでリリースしてあげました。ああ、今日は晩飯のおかずはフリカケだけだな。 bokorin さんへ >読んでいると、何だか僕まで自伝を書いてしまいそう・・・(^^;) 待っていたんですよ。この言葉。 はい、書きたくなってきましたね。絶対に書きますね。宜しくお願いします。 待ってますよー♪ |
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【649】 |
bokorin (2004年04月05日 00時36分) |
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これは 【643】 に対する返信です。 | |||
僕が初めてパチンコ店に足を踏み入れたのは、忘れもしない、十数年前、学生生活が始まったばかりの頃でした。 当時、僕は結構真面目なサークルに入っておりました。 練習が終わって時間は夜の8時頃(だったと思う)、同じサークルの悪友(A君としておきます)と、フラフラと学校の回りを歩いていた時に、どちらが言うでもなく 「パチンコでもやってみようか。」 ということになったのです。 当時としては珍しかった、内装の綺麗なお店に2人で入りました。 「これって上手下手があるんだよね。」 僕が聞きます。 「関係ねえ。こんなの運だけだ。」 既にパチンコ、パチスロデビューを果たしていたA君の答え。 そして、僕が着席したのは、(確か)ミラクルチャンスという権利物。 権利物とはいっても、少額の投資で遊べるまったりタイプでした。 A君の見守る中、先ずは恐る恐る200円を投資。 玉はあっという間になくなりましたが、これが何だかわからないけどドキドキします。 今度は思い切って500円玉をサンドへ。 すると、役物中のVゾーンに玉が飛び込み権利発生!! 派手な音楽が流れます。 そして、オトシに玉が入ると、今度はアタッカー(デジパチに付いているのと同タイプ)が開き、ジャラジャラと玉が出てきました。 面白い!!! 結局その日は、僕が投資0.7Kの回収1.5Kで+0.8K。 A君がパチスロを一回当てて(アストロライナーだったと思う)+3K。 2人でお好み焼きを食って帰りました・・・ と、いけない、いけない。 すっかりKさんの術中に嵌ってしまったようです。(^^;) 続きは気が向いた時・・・ ということで、失礼をしました。m(_ _)m 追伸)火の鳥、始まったんですね。(このトピを見て知りました) 原作はとびとびにしか読んでいないのですが、本当に深い内容だと思います。 それに、NHKのアニメは結構な名作も出しているので、期待大ですね。(^-^) |
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