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【617】 | 自伝・その3 元パチプロK (2004年03月30日 23時49分) |
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第2話よりの続き さて、彼らの正体は? 彼らは補導員だった。 私は店の外へ連れ出され、名前と学校名をきかれた。 そして、「早く帰れ。」と言われて、割合あっさりと釈放されたのだった。 翌日は中間テストの日だった。テスト終了後、私は職員室に呼び出された。そこには数学の教師が竹刀を持って立っていた。 運の悪いことに、その日は数学のテストの日であった。数学の教師は目の前に竹刀を突きつけながらこう言った。 「ゲームセンターに行くなとは言わん。だがな、わざわざ中間テストの前日にいかなくてもいいじゃないか。」 これには私にも言い分があった。 中間テストの準備は前もって済ませてあり、それに数学は私の一番の得意科目であるから、前日に準備するまでもなかったのである。(実際にこのときのテストも満点だった。) もちろん、そんな生意気なことを言えば数学の教師は烈火のごとく怒ることは明白だったので、いっさい口には出さなかった。 数学の教師はさらに一緒にいた仲間の名前を言えと迫ったが、これについても何も話さなかった。数学の教師は竹刀で私の背中を何度か叩いたが、そのおかげで私の教師に対する、大人に対する不信感は決定的なものとなった。 それ以後学校の授業はほとんどきかなくなり、不真面目な態度を取り続けるようになった。 教室を抜け出して授業をサボることも覚えた。サボっているところを教師に見つかるとひどい目に会うので、教室を抜け出したら天井裏に隠れることにしていた。真っ暗だが、自分だけのお気に入りの世界がそこにはあった。 そんなわけで、私の学校の内申書の成績は最悪だった。 (数学の成績は5段階評価で3だった。中間テスト、期末テストともに満点を取っていたにもかかわらずだ。) それでも、実力テストの成績はいつも上位にいた。友達は私のことを評してよくこう言った。 「お前って、ぜんぜん勉強してないくせにいつもいい成績とるなあ。もしかして天才なのかも。」 それは大きな誤解だった。学校の授業はいっさい無視していたが、家ではテストのために一生懸命に努力していた。努力することは別に苦でもなんでもなかった。むしろ、楽しかった。 私にとって、テストで高得点をあげることも、ゲームセンターのピンボールマシーンで高得点をとることも、パチンコで玉をコントロールして役物内に玉を入れることも同列のことであった。 自分で設定した目標のために努力することは当然のことであり、努力が点数という形で評価されるのはとても楽しかったのである。 不遇な中学生時代、終わりです。 次回は超不遇な高校生時代の予定です。 |
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【618】 |
ボブくん。 (2004年03月31日 00時39分) |
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これは 【617】 に対する返信です。 | |||
>不遇な中学生時代、終わりです。 >次回は超不遇な高校生時代の予定です。 えっ!?( ̄□ ̄;)つっ、次はもう高校生ですか!? 早っ!! 初恋の話とかは。。(*^ ^*) なかったのでしょうか♪? ちなみに、おいらの初恋は。。(内緒っ♪)理由は。。(・_・)奥タマがチラ見してるらしいので。。 |
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