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【2371】 | ヒカリ物語・第6話 元パチプロK (2004年12月05日 23時04分) |
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第6話 ヒカリはなかなか姿を現さなかった。 どうしたんだろう。 もしかして、ああ見えて実は繊細な神経の持ち主だったかもね。 このまま消えてしまうのだろうか。 しかし、それは杞憂だった。 一週間ほど経って、ヒカリの実戦報告があった。 えへへ、スロ楽しんでますよっ。 今日は実は職場の人たちと遊びに行きました。 今日は千円づつって感じで乱れ打ちしちゃいました。 キングパルサーでビッグ1回、カエルが「ゲコッ、ゲコッ、ゲコッ」って鳴いて、本当にビックリしました。 でも、これって難しいんですね。 友達にどこを狙うのか、教えてもらったけれど、ちんぷんかんぷん、ぜんぜんできませんでした。 それから、ドロンジョでビッグ2回ひきました。 これも楽しい台ですね。 それから、旋風の用心棒でビッグ1回と旋風チャンスっていうのがきました。 この台が一番面白かったです。 用心棒さん、カッコ良すぎ。 「ジャン!また付き合ってもらうぜ。」 なぁんて言われたら、クラクラしちゃいそう。 負けたけどね。 自分でも言うのもなんだけど、ずいぶん進歩したと思う。 どこがって? コインを落とさずに入れれるようになったことですよっ。 目押しは、まあその……大体近眼で目悪いので。 タイミング押しっていうのを練習中なんですが、機種によってはできるのもありますよ。 どうです。 超ド素人から、ド素人くらいになったんじゃないかな。 十一は少し安心した。 何が、「えへへ、スロ楽しんでますよっ。」だ。 心配して損した。 何っ、「ずいぶん進歩したと思う」だと? 十一は少しテストをしてみることにした。 まず、こんな質問をしてみた。 「ドロンジョで青7でのハズシは知っていますか?」 返事はすぐに来た。 青7ハズシですか。 楽勝〜♪ バッチシですよぅ。 十一は大変驚いた。 むむむっ、いつの間に。 ちゃんと勉強しているじゃないか。 これなら「超ド素人」から「普通の素人」に格上げしてもいいかもしれん。 もう何も心配はいらない。 これからは、ひとりでやっていけるだろう。 良かった……これでよかったのだ。 と十一は思った。 が、しかし……。 つづく |
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【2386】 |
元パチプロK (2004年12月07日 21時00分) |
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これは 【2371】 に対する返信です。 | |||
第7話 ヒカリがスロ板にデビューしてから一ヶ月ほどの時間が経った。 流石にヒカリも素人丸出しのメチャクチャなスレはたてなくなっていた。 デビューしたての頃のヒカリの方がメチャクチャで面白かったな。 だが、もう昔のヒカリではない。 それでいいのだ。 それが成長というものだ。 違いの分かる男・十一は、ネスカフェゴールドブレンドを飲みながら、遠い目で過ぎ去った時間を思い起こしていた。 おやっ、スロ板にヒカリのスレがある。 新しい実戦報告かな。 どれどれ。 ゴージャグで第3ボタングリグリってどういう意味ですか? 雑誌とか、いろいろ調べたけどわからないんで、ご存知の方よろしくお願いします。 ぶぶぶっ。 十一は飲んでいたゴールドブレンドをこぼしそうになった。 本気で言ってんのか。 ド素人はとっくに卒業したんじゃなかったのか。 普通なら、「ふざけるな!」って言われるぞ。 けど、冗談で言っているのも思えないし。 とりあえず、真面目に答えておこう。 十一の回答 ゴーゴーランプは第3ボタンから手を離した時に、大当たり判定に合格していれば点きます。 そこで、自分の意志やハンドパワーでランプを点けようという試みが、このような行動を取らせるのです。 この行為はオカルトともいいますが、立派なゴージャグの楽しみ方のひとつだと思います。 これに対するヒカリのレス ひゃー、そういう意味だったんですか? オカルトとはだったんですか。 てっきり私はジャグラー打つときに必要なテクニックのひとつかと…本気で思ってたんですっ。 まぬけです。 はずかしー。 十一は思った。 やっぱりコイツは天才だ。 紙一重の方かもしれんが…。 |
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