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【2046】 | 終了宣言・その2 元パチプロK (2004年10月24日 00時12分) |
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P店に戻った。 残金は9kなり。 これっぽっちの金で出るような台はないだろうなぁ。 朝打ったコータローはどうかというと、どこかの若者が2箱ぎっしり、いまやAT連の真っ最中である。 これはもう、ヒキの強さの問題なんだろうなぁ。 もう、すっかりスロットをやる元気がなくなってしまった。 やれやれ、運もなし、実力も無し、立ち回りもダメ、無い無い尽くしだ。 これじゃ勝てるはずも無い。 パチンコやパチスロで金を稼ごうなんて考えたのが間違いだったんだな。 今更…、そう、今更何言ってんだ。 そんなことはもっと前から分かっていたことじゃないか。 分かっていても認めたくないから、悪あがきをしていただけの事。 しかし、それも今日で最後となるのかな。 そうだ、最後にパチンコを打っておこう。 機種はお世話になった「新海」がいいだろう。 帰りの交通費を除いて、残金をすべて500円玉に替えて、さぁ、すべて「新海」に突っ込む準備ができた。 さあ、マリンちゃんに会えるかな。 打ち始めて1000円、回りが悪いなと思っていると、6と7のダブルリーチから目にも鮮やかな魚群が画面を横切った。 ぎょ、ぎょっ。 (シャレではない。本当にビックリした。) しょんぼりしていた気分はどこへやら、期待感が胸いっぱいに広がった。 やがてマリンちゃんが登場した。 「マリンちゃん、久しぶりだね。最近は夢夢ちゃんに浮気していてゴメンよ。やっぱりマリンちゃんが一番だよ。」 大当たり絵柄が近づいてくる。 ジュゴンだ。ジュゴンよ、来い。 なんだか、大逆転の期待感が膨らんできたぞ。 ここで確変をひいて、大連チャン、ドル箱の山ら囲まれたりして。 はっ、そんな妄想をしている場合ではない。 アンコウが通り過ぎ、やがてジュゴンがクロスラインの真ん中にさしかかった。 「止まってくれぇぇぇぇぇー。」 本気で祈った。 ギュイン、ギュイン。 そして、ジュゴンは? どうなったのか……。 その3へ続く。 |
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【2047】 |
元パチプロK (2004年10月24日 13時50分) |
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これは 【2046】 に対する返信です。 | |||
ジュゴンは真ん中で停止し…… 止まるんだろ。 止まれってんだよ。 止まってください。 しかし、ジュゴンは止まらないで、通り過ぎていった。 「戻れぇぇぇぇー。」 必死の魂の叫びも空しく、マリンちゃんは、薄情にも画面の下に消えていった。 「……終わった。」 全身の力が抜けた。 そりゃそうだ。 魚群一発で当たるようなら、24連敗などしていないよ。 マリンちゃんに会えただけでも良しとするか。 ここで、席を立った。 先ほど「新海」にすべてをかけると誓ったばかりだというのに。 1kで回った回転数が15回だったのである。 こんなに回らない台では打てないよ。 というか、体が受け付けないのだ。 「帰ろう。」 さすがに暗澹たる気持ちになり、出口に向って歩き出した。 ところが、ふと、とある1台が目にとまった。 その台は「CR哭きの竜ZNR」(サンセイ)、本日1240回転、大当たりなしの台だ。 朝一からこんなにハマルとは…ずいぶんと運のない奴がいたものだ。 まるで俺みたいだ。 なんとなく、打つのがふさわしいような気がするぞ。 よしっ、とにかく500円玉を入れてやれ。 打ち始めると、球がパタパタとヘソに流れ込んでいく。 「いい回りじゃん。」 気分を良くしていると、やがて6のスーパーリーチがかかった。 スーパーリーチの名前はドラゴンリーチ。 名前は偉そうだが、スーパーリーチの中では一番信頼度が低い。 どうせ当たりゃしないさ。 呆然と見つめていると、6の絵柄が真ん中に停止した。 「どうせ、ココから動いて外れるんだろ。」 ところが、6の絵柄は動かない。 やがて、「大当たり」の文字が画面に出た。 「当たったのか、奇跡だ。」 (たかが、単発大当たりをゲットしただけなんだけどね。) 打ち始めてわずか9回転目のことであった。 大当たりの直後は嬉しかったが、CRで単発というのはスロットでいうバケのようなものだ。 たいていは飲まれて終了ということになる。 まあ、少し遊べるということだな。 大当たりが終了すると、意外にも時短が付いていた。 「あっ、そうか。フルスペック機だったんだ。」 (打つ前から気づけよ。) 時短中も半ばを過ぎ、もうそろそろ時短も終わろうかという頃、チャンス目な予告からスーパーリーチがかかった。 リーチ名は「革命リーチ」。 んっ、このリーチは…、もしかして。 あわてて台の横に備え付けの説明書を読んでみたら「確変大当たり確定」と書いてある。 うわっ。 それでも当たるかどうか心配して画面を見ている自分は情けない。 そして、この確変は4連まで伸びた。 最初の単発と合わせると5連である。 時短終了後、わずか38回転にて再度確変突入。 これは2連で終わったが、ドル箱は計7箱となった。 これだけの出玉があれば、閉店まで打っても追加投資がないぞ。 (まだまだ弱気) もしかして、もしてかして、今日は勝てるかもしれないぞ。 (ちょっとだけ強気) そして、この大当たりの時短終了後、76回転目に事件は起きた。 チャンス目が止まり、画面中の障子が閉まる。 少し間があって、普通は障子が開いて通常画面に戻るのだが、今回は閉まったままだ。 絵柄が障子の奥で見えないまま、回転を始めた。 ありゃりゃ、何だ、これは? もしかして、これが噂の…。 これが、この台の一番のウリのアレか? 電チュウが頻繁に開くようになった。 障子に隠されて絵柄は、見えないまま高速で変動している。 間違いない。 これは……。 これは、○○時に○○突入する○○だ! その4(最終)に続く。 |
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