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【1877】 | 何処へ2 元パチプロK. (2004年09月21日 08時58分) |
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しまったなぁ、昨日は道を間違えたせいでとんでもなく遠い所まできてしまった。 間違えるのは、人生と店選びと台選びだけで十分なのだが。 しかも、パチ屋は少ないし。 このまま帰るのもなんだから、ついでに隣のT県までイッたるか。 ということで東へ、東へ。 途中、面白そうな和名のパチ屋があったが、駐車場に車の姿はない。 つまり、潰れているようだ。 営業しているのは、最近できたと思われる派手な看板のチェーン店だけだ。 入ってみれば、パチンコでは半数が新海で、パチスロでは半数が北斗で占拠されている。 この傾向は全国何処へ行っても同じなのか。 土曜日ということもあって人は多いが、その割にでているように思えない。 本日も観光旅行にした方が良さそうだ。 昼過ぎに着いたのがT砂丘。 どこまでも続く、砂、砂、砂。 どんより曇った空と、どこまでも続く砂丘と海しかない風景か。 それはいいのだが、観光客でごった返していて気分が出ない。 人がいない所まで歩いていって(疲れた)、一握の砂をすくってサラサラと流してみる。 指の間からわだかまりもなく流れ落ちる砂。 すくっては流し、また、すくってはまた流してみる……。 サラサラ……。 思えば、これまでの人生は、この砂の流れのようなものだったのかもしれない。 パチンコやパチスロにかけた人生なんてそんなものさ。 ふぅぅ、空しい。 サラサラサラサラ……。 ………… さてと、砂の器ごっこもこのへんで終わりにして、出発しよう。 どこかで一勝負→大勝→復活のノロシをあげる→最近定着しつつある負けキャラを一掃する、というシナリオを描いているのだが、店がなくてはままならぬ。 海岸線に車を走らせたのはいいが、だんだん人家が少なくなっていく。 景色は美しいが、パチ屋なんてありゃしない。 それにだんだん暗くなってくるし、今夜の宿はどうしよう? 仕方なく、とある寂れた温泉街に車を停めた。 つづく。 |
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【1878】 |
元パチプロK. (2004年09月21日 23時02分) |
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これは 【1877】 に対する返信です。 | |||
仕方なく、とある寂れた温泉街に車を停めた。 (暗くなって、とある観光案内所の前) K 「すいません、宿を探しているですけど。」 テレビの画面から目を離すことなく、案内所のオバサンが応対してくれた。 K 「悪りぃな、また付き合ってもらおうか。」 オバ 「誰があんたなんかと。わたしゃヨン様しか興味ないからね。」 K 「女将が一升ビン持って『飲むわよ!』とか言う旅館は無いかね。」 オバ 「鬼無宿ならもうないよ。吉宗館の増改築の時に取り壊されちゃったからねぇ。」 K 「そんじゃ、混浴露天風呂がある宿とかないかな。鹿が出たりするような。」 オバ 「ああ、自身が温泉宿なら昨年北斗館に買収されちまったよ。あんたも北斗館に泊まるかい?」 K 「えっ、遠慮しとくよ。あそこはいくら金があっても足りないからな。」 オバ 「ほんじゃ、普通の民宿ってことで。1名様ご案なーい。」 というような経過で泊まった民宿は夕食が素晴らしかった。 食べきれない量のカニと、真鯛に似た見たことのない魚の姿造り。 この魚は何?ときくと“のどぐろ”だという返事。 おー、これが“のどぐろ”か。 “のどぐろ”なんて一生食べられないものと思っていたのに、意外なところで出会うものだ。 真鯛より脂がのって上品で滑らかな味、文句無しの☆☆☆☆☆だ。 翌日は連休中の日曜日、勝負するには最悪の日だ。 よって、またしても観光旅行にしてしまおう。 まっ、勝負したくても、このあたりにパチ屋は1軒もないのだが。 いいのか、こんなことで? 国道を東へ向って走らせると、やがてH県を抜けてK府へ来てしまった。 山道を抜けて海岸線に出ると、絶景が広がった。 日本三景のひとつ「あ○の○立」である。 うん!深呼吸しよう!深呼吸!(^。^)ス〜ハ〜 そこでは名物だというアサリラーメン(☆☆)と黒豆ソフト(☆☆☆)を食べた。 ところで、こんな所まで来て何をしているんだろう。 ボチボチ帰らんとな。 高速道路に乗りたくても金が足りるかどうか不安だから、一般道を行こう。 あっ、また道に迷った…。 (やがて暗くなって、とある観光案内所の前) K 「すいません、宿を探しているですけど、女将が一升ビン持って『飲むわよ!』とか言う旅館はありませんか?」 続く。 |
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