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【14】 | ニューペガサス(前) 元パチプロK (2003年10月29日 23時14分) |
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ニューペガサス・ハイエナ失敗の巻 ある日、郊外にある超人気店で台取り競争に敗れた僕は、仕方なく家に帰るところだった。 そういえば、このあたりに昔よく通っていたM店があったな。久しぶりにちょっと覗いてみるか。 そう思ったので、僕は帰る予定を変更してM店へ向かった。 M店は新台を入れ替えたばかりのようだった。 そして、新台とおぼしきシマへ行ってみると、 タンタンタカタタッタタンタカタン おっ、このすっごく懐かしいメロディーは、ニューペガじゃないか。 1.5号機のニューペガサスは、今をさかのぼること約二十年ほど前、僕が始めて三千枚のコインを獲得した思い出の台である。当時の三千枚は今の万枚に匹敵する。嬉しくて家までスキップして帰ったのを覚えている。 ニューペガと言ったが、これは正確にはニューペガサスaである。1.5号機のニューペガサスをかなり忠実に再現したものだ。 このパネルデザインは往時のままだ。 そしてなんといっても、気持ちの悪い青色の馬(本当はペガサス)が特徴だ。相変わらず目つきが悪いね。 どんよりと暗い色をしたプラム、同じように暗くてあかぬけない色のオレンジ。 それと対照的に存在感のある鮮やかな色をしたチェリー、なんといってもかっこいい7の絵柄。 ああ、早く真っ赤なチェリー付の7を見てみたいなあ。 早速打ち始めといきたいところだが、ちょっと待てよ、情報がまったく無しでは不安だ。近くにコンビ二もあることだし、打つ前に調べてこよっと。 あったよ。うまい具合に解析のページを見つけるなんて、ついてるね。 どれどれ読んでみよう。 本機はストック機で、モード式を採用してあり、天国モード、普通モード、地獄モードがある。 (ふーん、ありがちなやつだな。) 天国モードの突入率及び継続率は、設定1でも約60%(33Gまで)および約80%(100Gまで )である。 (これはすごい。1.5号機のニューペガをもはるかにしのぐ数値だ。) 地獄モードの最大天井は800Gである。 (ずいぶんと浅いな。浅すぎるんじゃないの?) これだけわかればもう十分だ。リーチ目の話なんかどうでもいいから、早く打ちに行こっと。それにしても、この激甘のスペック、どう考えても大勝しちゃうとしか思えないけどな。 店に戻って、データをチェックしてみると、あるある、BIG後600Gちょっと回して止めてある台があるじゃないか。 最悪でも、後200G回せばボーナスがひけるわけか。 こんなおいしそうな台をハイエナできちゃうなんて、相変わらずこの店の客はヌルイな。 ウッシシシ。 それで、800Gまで回した。 変だな。ボーナスの前兆がない。 でも、天井に到達したんだから、そろうでしょ。 801G目、キッチリ7を目押しするも、あれっ、そろわないぞ。 それじゃあ、バケかってわけで馬(ペガサスだってば)を目押しするが、やっぱりダメ。 おかしいなあ。潜伏とかあるのかしらん。 50Gほど回してもやっぱりダメ。 まさか、ストック切れなんてことはないだろうなあ。 でも、履歴から考えると、そうとは思えないし…。 |
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【15】 |
元パチプロK (2003年10月29日 23時16分) |
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これは 【14】 に対する返信です。 | |||
頭上の回転数表示は900を超えた。 どうやら天井が800Gというのは間違いだったようだ。 それにしても、パチスロ○○本め、よくもガセ情報をつかませてくれたな。 怒りにかられて、僕は台をブン投げ、先ほどのコンビ二に戻った。 そこでもう一度解析記事を読み直すと、およそ次のようなことが書いてあった。 ニューペガサスaは当時の吸い込み方式を再現するため、小役がそろった場合、ゲーム数カウンターから一定の値が差し引かれる。その値は、ベルで5、ブドウとオレンジは4、チェリーとリプレイは1である。 (なんだ、そうだったのか。ん?あれっ???) したがって、天井は約1250Gくらいになる。 (ということは……。し、し、しまったあああ!!!) 僕は急いで店に取って返した。(本当に走ったよ。) そして、戻ってきた僕が見たものとは、見たものとは…。 さっきまで僕が打っていた台は、頭上のランプをピカピカと点滅させて、まさに連チャンの真っ最中であった。 ああ!(合掌) 「気をつけよう。中途半端な知識はケガのもと。」 何だ、このできそこないの標語のようなものは。ちっとも決まってないぞ。 ならばもうひとつ。 「ハイエナにとって自分がハイエナされるほどの屈辱はない。」 (谷村ひとし語録より抜粋) <ニューペガサス・ハイエナ失敗の巻・完> 後記 その後、この失敗を教訓にして、ハイエナ戦略とリセット後の天国モードねらいで小銭を稼いだ。 ニューペガサスaは、BIG中の小役ゲームがなんといっても爽快だった。15枚役である7や馬がビシバシそろう有様は、まさに快感そのものであった。BIG中の快適さからだけいえば、今年度ナンバーワンの称号を与えたいほどだ。 このようなすぐれたゲーム性を持ったニューペガサスaであったが、ほとんどの店で短命に終わってしまったことは残念でならない。 その原因は、当時の吸い込み方式を忠実に再現するあまり、当たりやすいゲーム数と当たりにくいゲーム数が明確に分かれていまい、ハイエナ専用機と化してしまったことであろう。 メーカーの皆さん、今度はニューペガサスaを純Aタイプのノーマル機として復活させてください。 お願いします。 |
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