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【100】 | 5歳の頃(100回記念特別) 元パチプロK (2003年11月05日 22時34分) |
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5歳の頃 かすかに裸電球がともる暗い通路、それは5歳の子供にとっては大変長い距離のように思えた。 暗闇に目が慣れた頃、粗末なドアを開けると、そこにはまばゆいばかりの光の洪水があった。 チカチカかとする電飾のランプ、耳をつんざく玉の払い出し音、店内を流れる演歌、そこにいる人々の欲望や絶望などの思いが錯綜した世界がそこにはあった。 5歳の頃の僕はパチンコ店の裏のうす暗い路地を遊び場にしていた。 友達もなく、ほとんどは石蹴りなどをして一人で遊んでいた。一人遊びに飽きると、パチンコ店に通じる真っ暗な通路を通ってパチンコ店の中まで入ってきた。 もちろん、お金など持っているはずもなく、床に落ちている玉を拾っては一発ずつ慎重に玉をはじいた。 当時のパチンコ台はすべて手打ち式で、電役などはなく、単に連動するチューリップがあるばかりだった。 小さな子供にとっては、パチンコ台は見上げるほどの高い位置にあった。 僕ははるかな高みにある天4本をねらって一生懸命に一発の玉をはじいた。一発の玉にありったけの思いをこめて祈るように玉をはじいた。 ほとんどの場合玉はあちこちの釘に跳ね返され、風車に絡み、また別の釘に当って最後にはアウト穴にすいこまれていった。その一部始終をじっくりと見終えた僕は、また一発の玉を一生懸命にはじくのだった。 せっかく拾った玉はわずかな時間でなくなってしまうことがほとんどだった。 しかし、ごくまれに玉が釘と釘の間を奇跡的にすり抜け、玉は役物の中にはいった。 この瞬間、甘美な大人の世界をちょっとだけ味わったような気がしたものだった。 ジャランジャランという音とともに十数個の玉が払い出され、さらに他の場所のチューリップも開いた。 開いたチューリップを狙ってすばやく玉を数個打ち出すことも覚えていた。チューリップに一度に2個の玉が入ると、2倍の払い出しがある上、もう一度チューリップが開くことを知っていたからである。 こうして、とても珍しいケースではあったが、数十個の玉を獲得することがあった。 獲得した玉は、たいていかマーブルチョコレートと交換した。マーブルチョコレートは戦利品として宝物のように大事に一日かけて食べたものだった。 パチンコ店の中ではまったくの孤独というわけではなかった。 店内で働く店員は、ろくに働きもしないパンチパーマをかけたお兄さん達で、よくプロレスごっこをして遊んだ。 プロレスごっこといっても、一方的に技をかけられて痛い思いをするのはいつも僕だった。彼らは痛さのあまり僕が泣き出すまでなかなか開放してくれなかった。 もっとひどい時には、せっかく取ったマーブルチョコレートを取り上げて食べてしまうこともあった。 パチンコ店の隅の方でべそべそと泣いていると、一番年上の店員が、「これ飲めよ。」と言って、熱いコーヒー牛乳をくれることがあった。 コーヒー牛乳は子供の手には持てないほど熱かった。 僕はそのコーヒー牛乳をすぐには飲まないで、暗い通路を通って店の裏の路地の壁に寄りかかって、時間をかけてゆっくりと飲んだ。 少し冷めたコーヒー牛乳は温かみが体中にしみて、とびきり美味かった。 |
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【109】 |
あられ (2003年11月06日 22時10分) |
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100回記念特別版に感激しました! さすがKさんです。 でも、100回まですごい勢いでしたよねー、(脱線しまくりですが) ここはKさんのトピックだから、Kさんが出ていけーって言わない限り、OK? お前はボケだからくんなーって言わないでくださいね・・・ ♪GENZさんへ はじめまして(^u^) 「あしたのジョー」だと思ったのに・・・ジョーもみなしごだと思った、歌は聴いたことあるし、歌えるんだけど・・・でも惜しいっ!?(ボクシングとプロレス)・・・・違うって(一人つっこみ) リアルタイムの猪木さま、見たかったです〜、スロでBIG始まる前の若き頃の猪木さま・・・すてき! ♪たがさんへ たがたがさんが、RT(家族サービス)に突入してまったりとしてる間に100回越えちゃったよー、なつかしアニメですっごく盛り上がってたのにねー。 「ごめんよ まだ僕には帰れるところがあるんだ・・・ こんなに うれしいことは ない」 でしょ! 本日のスロはどうでしたか? |
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【108】 |
たがたが (2003年11月06日 10時58分) |
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これは 【100】 に対する返信です。 | |||
・・・こんなに「さびしい」ことはない・・・(アムロふう) う〜ん、ちょっと見ないうちに100超えてるし・・・ せっかくのなつかしいアニメネタは仲間はずれだし・・・ なぁ〜んかコーディネーターとかいってるし・・・(ついていけない・・・涙) イイんだ・・・イイんだ・・・オレなんて・・・ ・・・突然休みになったので打ちに行ってきま〜す(笑) でへへへ、勝負だ!!!星くん!!! 詳しい?報告は「(仮名)2003スターダストメモリー」で発表する予定です(たぶん) ○○○フルバーニアン!でます??? 追伸 Kさん「5歳の頃」を読んだ正直な気持ちはですね・・・ 私のなかで嫉妬?憧れ?あと、なんというか安堵感?安心感?みたいなモノがビミョーに入り混じりました・・・ 「おもしろかった」ですよ!!! |
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【106】 |
きみ (2003年11月06日 06時34分) |
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私の父はパチンコをしなかったのでこの様な経験はありませんが、 アウトローっぽいVシネのオープニングにある「主人公の不遇な幼年期」(もちろん白黒orセピア色)のイメージを感じました。(失礼) 最初のキリぐらいはKさんにGETして頂きたかったので、良かったです。 (しかも、100回記念特別編を用意していただけるとは嬉しい限りです) |
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【103】 |
カブ (2003年11月06日 01時09分) |
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おいらも幼少の頃、親に連れられてパチ屋に行ったな〜 玉を数発拾ってパチ屋を徘徊してると必ずチューリップが開いている台があったんだよねえ。 そのチューリップを狙って・・・そしてまた次のチューリップの開いた台を探す。 増やした玉で得たチョコレートは確かに美味かったです。 「あ〜Kさんの読んだら思い出しちゃった・・・」 |
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