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【24】 | RE:節電 ダイバダッタ (2011年05月20日 00時30分) |
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新規参入できるなら、ソフトバンクや京セラ、東芝あたりでてこないか? オーランチキ何とかっての田中康夫が言うように見込みあるならいっそそちらに舵きってもいいような・・ |
■ 90件の投稿があります。 |
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【27】 |
茹でガエル (2011年05月20日 03時13分) |
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これは 【24】 に対する返信です。 | |||
★「もんじゅ」は福井県敦賀市にある「高速増殖炉」の原型炉。 ★一般の原発で使われている原子炉は「軽水炉」と呼ばれ水で満たされているが、 「高速増殖炉」では高温の「液体ナトリウム」で満たされている。 ★ナトリウムは酸素や水と激しく反応して燃焼・爆発を起こす非常に危険な物質。 ■2011年5月現在の状況 ★必要な器具はほぼ完成し、5月中または6月頃に引抜き作業が行なわれる予定。 ★これだけの大事故を起こしたにも関わらず、日本原子力研究開発機構は、 「装置落下により炉内に損傷がないかどうかの調査はしない」としている。 (引き上げた機器の調査結果次第だとは思われるが。) ★秋頃に復旧作業を終え、来年3月までには40%出力試験を再開し、 2013年度に100%出力試験を目指すという姿勢も崩していない。 ■その他 ★2011年2月に、もんじゅの燃料環境課長が敦賀市内の山中で自殺している。 燃料の取扱設備についての特許もあり、この分野に長年一貫して携わってきた“スペシャリスト”だった。 ★「もんじゅ」のそばに断層が存在することが建設後に判明している。 ★「もんじゅ」はある程度耐震性が考慮されているとはいえ、配管が薄く長いといった特徴もあり、 実際にどれだけの地震に耐えうるのか不安が残る。 ★事故原因となった設計ミスのグリッパは「原子炉機器輸送ケーシング」にという装置に付属しているもの。 この装置は炉内中継装置以外にも、より繊細な機器と思われる「燃料交換装置本体」等の 設置や撤去にも使われる。実際に事故直前にも燃料交換装置の撤去のために使われていた。 燃料交換装置本体を落としたり、もっと高い位置から装置を落としていた可能性もあり、 その場合は部品脱落・炉心損傷・炉心溶融など最悪の事故になっていた可能性もある。 ★茨城県大洗町にある高速増殖炉の実験炉「常陽」も、原子炉内で装置を派手に破壊するという 大事故を起こし、2007年から停止したままとなっている。 既に運転開始から34年が経過した老朽原子炉なうえに、事故により炉心上部機構損傷、 原子炉内に破損機器を放置、金属ピン6本が原子炉内で行方不明、機器干渉により一部の燃料交換不可など ひどい状態にも関わらず、35億円(当初予定)をかけて2014年の運転再開を目指すという。 ★「もんじゅ」はこれまでにも色々な問題を起こしているうえ、高速増殖炉を使った核燃料サイクル自体も 効果や採算性、実現性などが疑問視されるなど、色々な問題を抱えている。 ★青森県六ヶ所村にある再処理工場も、色々な問題を起こし、まともに稼動していない。 ★放射性廃棄物の最終処分場にいたっては、まったく決まっていない状況である。 なんでも「Xデー」は6.「11」になるとの根強いウワサが飛び交っているのだが、本当にこの日に決行するとしたら 余程のチャレンジャーであるという以外、表現の言葉が浮かばない。 近い将来「11」という数字が、日本にとって最悪に不吉な数字とならないように祈るしか無い。 |
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【26】 |
茹でガエル (2011年05月20日 03時05分) |
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これは 【24】 に対する返信です。 | |||
東芝の名前が出てきたので、某所にあったちょっと気になるログを貼っておく。 2010/05/06 1995/12/08のナトリウム漏洩事故(事件)以来、14年半ぶりに試験運転を再開。 2010/08/11 40%出力確認試験のために、新しい燃料集合体33体を装荷開始。 もんじゅの炉心には、この33体を含む198体の燃料集合体が入っている。 2010/08/26 燃料交換を終え、炉内中継装置(長さ12m、直径46cm、重さ3.3トン)を引き上げている際、 2.3m引き上げたところでグリッパが外れ、炉内中継装置をナトリウムで満たされた原子炉内に落っことした。 落っことした炉内中継装置は蓋に引っかかって止まり、引き上げる前の設置場所に戻った。 →★その後の調査で、原因は装置をつかむためのグリッパのネジ部がゆるんだのが原因と判明。 素人でもわかるほどの設計ミス。設計・製作したのは東芝。 無論、それを見抜けずに運用していた側にも責任あり。 →原子炉にこれだけ大きな装置を落とすことは「想定外」。 14年半ぶりの試験運転再開からわずか3ヶ月で、これだけの大事故。 2010/10/13 とりあえず炉内中継装置の引抜きにチャレンジ。 →途中でひっかかり、段階的に24回ほど引抜きの力をかけたが、結局抜けなかった。 →その後の調査で、炉内中継装置の上部と下部の接続部が変形しており、 その部分でひっかかって抜けないことが判明した。 →★炉内中継装置は燃料交換に使うための装置だが、落下と変形により燃料を扱うことができなくなった。 つまり現在の状態では原子炉に入っている燃料を撤去したり交換することができない。 2010/12/16 普通に引抜くのは無理ということで、原子炉の蓋にくっついている「燃料出入孔スリーブ」と 一緒に炉内中継装置を引抜くという方針が決定。 →★「燃料出入孔スリーブ」は、もともと蓋から外すことは想定されておらず、 本当に抜けるのかという不安があるが、「技術的には引抜き可能」と主張されている。 →★炉内のナトリウムを空気に晒すわけにはいかないので、プラバッグや簡易キャスクで 隔離環境を作り、アルゴンガスを満たした状態で慎重に作業を進めることになる。 →★最大46トンのものを引き上げる大規模な作業なので落下事故が起きたら非常にやばい。 →★引抜きのための調査や専用器具の開発、復旧作業などは、 「事故原因となった設計ミスをした」東芝に発注された。発注合計金額は17億5千万円。 見事な焼け太りだと言わざるをえない。 ・落下した装置の観察など 3億7千万円(随意契約) ・落下した装置の引抜きと復旧作業 9億4千万円(随意契約) ・新しい炉内中継装置の作製 4億4千万円(入札に応じたのが東芝のみ) |
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