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【48】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月24日 22時56分)

「裁判官の爆笑お言葉集(幻冬舎新書)」より。



競売入札妨害の罪に問われた川越市の元助役・初野敬彦が、

被告人質問で、

「後援者の頼みをむげに断れなかった事情などを、

 皆さんに分かってもらいたい」

と話したことに対して、


さいたま地裁・山口裕之裁判官(当時48歳)は、

こう説諭した(2003・2・25)。


『そういう線引きができない人は、

 公務員をやってはいけない。

 「分かってもらいたい」

 と言っているということは、

 いまだにそれが分かっていないということでしょう』



先日、国土交通省の役人と元航空会社の社長が贈収賄で捕まりましたけど、

「いまだにそれが分かっていないということでしょう」

ということなのでしょう。



一般に、便宜を図ってやったり、世話してやったりしたら、

「見返り」が欲しくなるのは、いわば、人情というところでしょうか。


「オレのおかげで、いい思いをしたじゃね〜か」

「へい、おかげさまで」

ってとこ。


民間人同士なら、義理と人情というところです。


しかし、権力者に対しては、義理と人情は通用ようしない、というか、通用させてはならない、ということかな。


公務員というのは、「公僕」と言われ、

一般市民の「奴隷」ということになってますが、

実は、「権力者」だということを自覚してくれなきゃ。
【47】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月24日 20時22分)

>彼女には他に誰か居るかもしれないけど






ウッ。。。
【46】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

2ndインパクト (2015年09月24日 00時00分)

カンパチさん、こんばんは。

初めまして

では、ないことはお分かりになりますよね(^^;)

とても面白い話なんで

つい、続きを書きたくなって(いや、我慢してたんですが 笑)


>「何言ってんだ。バイクはいつでも乗れるけど、
> 彼女は、この世に一人だけじゃないか。
> 今からでも、取り戻せよ」


そう言われた彼が、ポツリと。

「彼女には他に誰か居るかもしれないけど

 こいつには

 俺しか居ないんだよ。」



 はは(^^;)

 お邪魔しました。


    
【45】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月23日 21時32分)

この数日間に、

飯島愛さんの著書とホラー小説「着信アリ」を読んだのですが、

偶然、どちらも、親子間の愛憎、DVが、根底にあるように感じました。


特に母と子の問題。


愛さんの著書はタイトルがちょっとショッキングなので、

手に取りにくいかもしれませんが、

多くの人が読むべきではないか、と思いました。


女性は、子供を産んだら、もれなく母親になるわけですが、

母親が子育てに専念するためには、

周囲のサポートがどうしても必要になります。


下のレスにも書きましたが、社会が『孤立化』へと突き進んでいる現代、

母親に対するサポートが不足してきているように感じます。


母子家庭でなくても、夫が、妻に子育てを任せっきりになっていたり、

場合によっては、

「父親の権威」を振りかざし、DVやモラハラ状態になっている家庭が増えているような気がします。


元来、人間は、集団で子育てしてきたのですが、

ここ数十年で、孤立化が進み、

子育ての負担が、母親に集中していることが、

様々なひずみや苦しみを生み出しているんじゃないのかな、と思います。


と言って、大家族制の社会に戻ることもできないので、

どうすりゃいいんだろ・・・。


この2冊の本を読んで、

正直なところ、

途方にくれました。
【44】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月23日 10時46分)

ホラー小説「着信アリ」を読みました。


ホラーというより、何だか、わびしさを感じた小説でした。


母親にかまって貰えなかった少女が、

かまって貰うために、いろんなことをやって、

返って、母親に見捨てられ、非業の死を遂げ、

その怨念が、不可解な連続殺人を引き起こす、という話。



母子家庭の過酷さ、母娘間の愛憎、児童虐待、といったことが、

テーマと言えば、テーマになってたような。


核家族化、言い換えれば、社会からの家族の孤立化。

離婚や未婚の母が増えたことによる、母子の孤立化。

母親が、子供の面倒を十分に見ることができなくなってきたことによる、子供の孤立化。



こういった『孤立化』が、結局は、愛情の希薄化となり、

少年少女の問題行動や

うつなどの精神疾患やパーソナリテイ障害などを引き起こす。


この小説は、読んでる最中は、怖いことが起きるけど、

読み終わってみれば、暗い気持ちになるお話でした。
【43】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月19日 23時18分)

飯島愛著「PLATONIC S○X」を、

たった今、読み終えました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は遠回りをして、家族や恋人や友達の大切さを知った。

愛されていることを実感できる人は、

他人を愛することができる。

私に大切なのは愛することだ。



愛する人の身体は愛しい。

本来、汚らわしいと感じる場所ほど愛しい。

あなたの醜いところも愛撫していたい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



寝よっと。
【42】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月18日 22時07分)

この間まで、バイクの話をしてましたが、

ちょっと、思い出したことが

(どっかで書いたかもしれませんが)。


2輪の免許を取って間もないころ、

僕は、バイクで走るのが楽しくてたまらなくて、

というか、もう、ほとんど中毒状態でした。


1週間くらいのツーリングに行きまして、

ある宿泊先で、ライダーばかり4人で飲んだことがありました。


ヤマハのV−MAXのやつが、

「先月さ〜、彼女がさ〜、

 『アタシとバイクと、どっちが大事なのっ!』

 って、怒ったんだよ。


 で、オレ、

 『バイク』って言ったらさ〜、

 それっきりになっちゃった」


と言いました。


青春ドラマとかだったら、ここで、

「何言ってんだ。バイクはいつでも乗れるけど、

 彼女は、この世に一人だけじゃないか。

 今からでも、取り戻せよ」


な〜んて、熱いセリフが出てくるところかもしれませんが、

V−MAXの話を聞いた残り3人は、

そのまま≪納得≫してしまいました。
【41】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月17日 19時50分)

【37】の続き

>『第14章』  退職者−3


引退した役人は皆、身についてしまった生活習慣から抜け出すのに、たいそう苦労する。

倦怠にむしばまれる者も出てくる。

戻ってくる回状が死ぬほど懐かしくなる。


サナダ虫に悩まされるのではなく、

主人のいない書類箱に苦しめられる。

青い縁取りをした白い書類箱を見たりすると目頭が熱くなる。


引退した役人の死亡率は異常に高い。

「おい、あの○○のおっさん死んじゃったんだってさ」

こんな言葉がよく役所の中に響き渡る。


そこには何の憐みも感じられない。

返ってくる答えも

「へえ〜」とか「あっそう、寿命だな」といったものに過ぎない。


時には個人の人物評がこんな風にかわされることもある。

「とにかく変わった人間だったな!」

「ほんとにな」


「知ってるかい、あのおっさん、ずっと日記をつけてたんだってさ。

 帽子を買ったことや物乞いに1スーやったことも書いてあるんだそうだ。

 それどころか・・・までつけていたんだって」

「まさか!」

「いや、ほんと。カレンダーのその日に丸をつけてたらしいぜ」

「うそだろう!」

「やつの女房から聞いたんだから」

「妙に生々しいね」

と役所のおどけ者は言う。


あるいはこんな調子。

「あのおっさん、ストーブの中に薪をくべるのがめちゃくちゃ好きだったなあ。

 おかげで、こっちは熱くて熱くて、どうかなりそうだったよ。

 きっと腹の中に冬を抱え込んでいたんだろうな。


 ある朝、入ってくるなり『母が亡くなりましてね』って言ったんだけど、

 その言い方がまるで『このライ麦パンを買ったんです』と言う時とまるっきし同じなんだな。

 あれにはまいったよ。


 なんかいつも眠っていたね。

 仕事中に居眠りしててもペンを離さないで、

 紙の上に点々を書いていたっけな」


あるいはまた、

「あのおっさん、なかなかのくわせ者だったな。

 1年のうち4か月は煎じ薬を飲んでいたけど、

 さぞや面白くないことがたくさんあったんだろうな」


「どっかの田舎女に搾り取られて死んじまったらしいぜ、あの悪党。

 実に退屈なやつだったな。

 ヤツの接客日に出かけると、『何かあなたのお役に立てることでも?』なんて、

 全く気持ちの悪いぐらいに親切だったぜ」


≪終わり≫


この、文豪バルザックによる、

退職した役人の描写を、

批判、と取るか、同情と取るか、

あるいは、「人の一生なんて、大体こんなもんだ」と思うか。


人それぞれ、です。
【40】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月17日 00時44分)

【39】に、


>当時、日本には、多分、7〜8千万人くらい住んでいたので、



と、適当なこと書いちゃいましたが、間違ってました。すみません。



ネットで今調べたら、3300万人くらいだったそうです。



これはこれでまた面白いのですが、


太平洋戦争時には、8000万人を超えてたようです。


わずか70数年の間に。


なんででしょうね。


確か、なんかにか書いてあったのですが、


徳川時代の約300年間に、

ほとんど人口が推移しなかったことの方が、

はるかに問題なのだそうです。



誰か研究してる人がいると思いますが、


ま、いっか。
【39】

RE:カンパチ・ベルガーZX  評価

カンパチ (2015年09月16日 23時20分)

2,3日前、BSで映画「武士の家計簿」を見ました。



原作は、すでに読んでましたので、どんな風に映画化されたのか興味がありました。


映画は、家族愛の話になってました。

映画にするとなると、そうなっちゃうのかな。


原作は、小説ではなく、新書(新潮新書)です。

著者は磯田道史という歴史学者で、「日本社会経済史」を専攻している、とのことです。


この新書は、非常に面白かったです。

幕末維新の時代に生きた三代に渡る武家の家計状態を、歴史家の視点で整理した、といった感じです。


この新書の副題は

「加賀藩御算用者」の幕末維新

となってます。


御算用者というのは、藩の経理係、といったところでしょうか。

カタナよりソロバンに生きた武士ですので、

幕末維新の、切った張ったの血なまぐさい場面からは、2歩も3歩も引いたところにいた武士、とも言えます。


なので、この映画にも、ちゃんばらシーンは出てきません。


そういう武士の目に、幕末維新は、どう映っていたのか、

という視点で、この映画を観るか、原作を読むかすると、面白いのです。


学校で習った歴史の話だと、

幕末維新というのは、イケイケどんどんの時代、という印象を持ちますが、

当時、日本には、多分、7〜8千万人くらい住んでいたので、

誰もかれもがイケイケどんどんだったわけではありません。

そんな人は、ほんの一部です。


大方は、「何やってんだろ」くらいのものです。

「将軍様が、天皇という人に変わったらしい」とか。


あ〜、そういえば、ちょっと思い出したことがあります。

なんかの歴史書に書いてあったのですが、

当時の日本の庶民は、明治天皇という人のことなど、誰も知りませんでしたから、

明治新政府は、日本庶民に、

「これからは、この人が日本で一番偉い人なのだ」

と知らせるために、明治天皇を、全国旅行させたんだそうで。

地方巡幸と言います。


他にも、いろいろやったみたいです。

相当苦労したらしい。


そんなわけで、「武士の家計簿」を読んでると、

時代の変化の中にあって、

無知な人、傍観する人、振り回される人、うまく時勢に乗っかった人、など、

様々だったことが、いくらかは分かります。


この話の主人公である猪山家の人たちは、

ソロバンの技術のおかげで、借金まみれの超貧乏一家から、超高給取りになりました。


読めばわかります。
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