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【28】

RE:原発反対運動に参加しました!

環八 (2014年09月13日 21時27分)
元従軍慰安婦夫7 さん、こんばんわ。


一点、気になるのは、ここです。

>原子力で定格運転してベース消費量を確保して・・それを超えるピーク時のみにオイル火力で補うという日本の現状にあった工夫で長年にわたって運用してきたのでしょう。


原発肯定論者から、よく聞かされる論理です。


僕は、事務系の人間ですから、技術的なことは分かりませんが、
論理の組み立て方としては、雑だと思います。

「原子力で定格運転」という、この論理の出発点。

ここからして、眉唾物です。

『原子力というものが存在していなかったら、どうしてましたか?』

と、問い返されたら、それまでです。



つまり、この論理は、『原子力ありき』なのです。

『原子力ありき』にしてしまったのは、一体、誰なのか。
何が目的だったのか。


もし、火力発電しかない状態で、環境破壊が問題化していたとしたら、
電力会社は、自動車会社と同じ道を歩んでいたかもしれません。

なぜなら、自動車に、原子力エンジンはありませんから、
自動車会社は、現状の、まさに、オイル使用を前提として、
省エネ、環境保全の道を、必死に模索し、研究開発してきたわけです。

と言っても、ハイブリッドがいいのかどうか、僕には判断できませんが。

では、仮に、電力会社が、原子力なしで、
つまり、火力(=オイル)主力を前提として、
省エネ、環境保全の方向に進んでいたら、
全く違う電力システムが出来上がっていたのではありませんか。
少なくと「原子力で定格運転」という、電力システムはなかったでしょう。


まずは、『原子力ありき』という発想を捨てることから始めるべきではありませんか。

そのうえで、では、造ってしまった今ある原子力をどう扱うか。
一気に廃止するわけにはいきません。
使いながら、縮小、というのも、ありではないですか。

つまり、原子力発電を使いながらも、
火力発電の省エネ技術を急ピッチで開発し、
いずれは、原子力に頼らない電力システムを構築する。


神話なんてものはありません。
つまり、原子力神話なんてものもありません。
原子力が無きゃどうにもならん、なんて、
発想としておかしいと思います。

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RE:原発反対運動に参加しました!  評価

元従軍慰安婦夫7 (2014年09月14日 13時02分)

環八さん おはようございます。

>僕は、事務系の人間ですから、技術的なことは分かりませんが、論理の組み立て方としては、雑だと思います。
>「原子力で定格運転」という、この論理の出発点。
>ここからして、眉唾物です。

いやはや・・・大変失礼いたしました。わたしも原発に関しては素人なのでバリバリの「原発肯定組」並みの知識は持ち合わせていませんから・・・説明が幼稚過ぎました。ごめんなさい。

記述/読解力に秀でた文系の方は、「文脈の理論構成」で判断されますものねぇ

次のように補足訂正いたします。

・原発とは・・圧力容器の中に収納された数百本の燃料棒に対して、その間隙に置かれた制御棒を一旦、引き揚げると核反応を起こして熱エネルギーを放出します。その熱エネルギーが圧力容器を満たした大量な水を沸騰させて蒸気になり、これを蒸気タービン発電機のブレードに当てて発電するという仕組みだそうです。

で・・一旦、運転を始めると「熱放出エネルギー」の微調整が難しく、発生させる発電量も75とか50%運転には切り替えられないのか・・・あるいは燃料棒消費コストが一定なので経済効率の面から常に「定格運転」で発電するとされているようです。
*加えて・・一旦、運転を始めると圧力容器内の水は激しく沸騰しますので蒸気タービンで熱エネルギーを発電機の回転に変換した使用後に復水器で水に戻して再び、圧力容器に還流させるということを間断無く続けないと・・圧力容器内の水が干上がって「行き場が無くなった熱エネルギーで燃料棒自体が溶け落ちる→メルトダウン」ですな。
*だから、様々な緊急時の制御棒再挿入とか大量の冷却水自然注入とかの避難措置が準備されてるそうな・・F1は、その意味では丸裸の旧型に過ぎたと・・・。

・一方のオイル火力発電は、簡単に蒸気発生量を微調整できたり、停止や再稼働も簡単なことからコスト上も停止時にはオイルを燃やさないので節約できるということのようです。

これが論点の核心です。

>なぜなら、自動車に、原子力エンジンはありませんから、自動車会社は、現状の、まさに、オイル使用を前提として、省エネ、環境保全の道を、必死に模索し、研究開発してきたわけです。

でも・・・自動車は当初、水蒸気で動いていたのですよ?石油が見つかってガソリンで動くようになったのは地球上の歴史から考えれば「一瞬のひとコマ」に過ぎないでしょう。すぐに葛藤しますよ。
*だから・・トヨタさんは既に見透されて・・原発の電力で作る水素を燃やすエンジンに集中投資されているのでは?

また。サウジにいた時に、知りましたが・・あそこで原油が見つかったのは戦後の話ですね。

ですから・・・あちらの顧客に招かれて大理石造りの邸宅を訪問した時にご家族ともお会いしましたが・・・日本でいえば父親が眼光鋭いベドウィン=「江戸時代のサムライ」で・・ご子息は似ても似つかないポッチャリ肥えた優しい眼差しの「平成のボンボン」という凄まじい世代の断絶が感じられましたねぇ・・・明治も大正も昭和も抜けてる?・・・・お父上は未だに豪邸の庭に砂漠の砂を入れて天幕生活を愛するという・・・

ことほど左様に・・・今、我々が目にしていることは「一瞬の出来事」なのかもしれないし・・・膨大な人口を抱える中、印などが興隆して地球上の資源(含む食物)を先進国並みに貪り続ければ・・・ね?既に進行中ですが・・・・

これらの予測可能なリスクに用意周到で備えることは、国益だと思いませんか?

理系頭ではそのように考えられるのですが・・・。いかがですか?
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