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【93】 | RE:God breathe you. なまけ猫 (2010年05月27日 22時46分) |
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私の念じるのは、評論家として、次のように思いつつ そして死ぬことだけである。 つまり、この人の世にあるのは言葉だけであり、 自分という極微の存在は、過去のあまりにも巨大な言葉の 集積のうちほんの局所を受け継ぎ、そしてそれにごく僅少の 加工をほどこして、死とともに、それを何処の誰とも知れぬ人 に手渡す(素振をする)、 私の生死の意味はそのことに尽きると思っている。 - 西部 邁『寓喩としての人生』(徳間書店)p. 238 より さすが、真正保守思想家西部邁さん。 彼の信条は ・人間を「言葉の動物」と理解する。 ・言葉の基礎としての歴史の英知を保守する。 ほぼこのために人生を懸けているわけで。たぶん。 素晴らしいです。 浪漫溢れる芳醇な人生憧れます。 で、言葉。とりわけ日本語の繊細さの摩訶不思議なことよ。 皆さんはこんな経験したことありませんか? 誰かとどこかの飲食店へ食事に行って、 「なに食べる?」「カレー。」 これは普通ですね。 では、「いい。」をつけてみましょう。 「なに食べる?」「カレーがいい。」あるいは「カレーでいい。」 どうですか? 「が」と「で」 これは助詞でしたっけ? たった1文字で、天と地ほどニュアンスが違ってきますよね。 「カレーがいい。」 運が悪ければ、奢ろうとしている俺の財布はそんなに薄いと思って いるのかい?と思われるかも。 でも、大概ならばこのように。 『 お、そうか。カレー好きなんだなあ。うんうん。 食べて、好きなだけ食べてよ。 そうか、いいなぁ。』 好感度アップ!!今夜は薔薇色の夢の世界? 「カレーでいい。」 運が良ければ、遠慮しちゃって、ちょっと可愛いやつ。 と、誤解してくれるかも。 でも、やっぱりこれでしょう。 『 けっ、なんだよ、それ。 無理にたのむなよ。 腹減ってないのかよ。いやなの? そんなに俺と一緒にいるのいや? もしかして、嫌々つきあってくれてるの?』 テンションミニマム。とほほだぜぇ。 英語ならばこんなことにはならないでしょうね、きっと。 感情で(言い方)わかるから。 大げさと思えるくらいの。 でも、些細なことは気にせずに。 ミスはある、誰にでも。 結局は、人間関係ってどこまでも愛ですから。 友愛。 同志愛。 慰めあい、嬲りあい、ってコラコラ。 (^_^;) 「友愛」の旗を掲げて天下を獲った、あの総理。 今やもう気の毒すぎて・・・ 自業自得ですが。 皆様も、くれぐれも言葉には気をつけましょうね。 アップしても、すぐに埋没なのね。 |
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