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【86】 | RE:直ちに問題はない 見通すお目々 (2011年04月29日 17時03分) |
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>放射線については、大別して以下の2通りの学説があります この問題でいう「人体に影響は無い」ってどういう意味なの? 全員が影響ないのか 薬の副作用のように極わずかに悪影響が出るけど、極々わずかみたいなこと? 素人考えだけど、個々の差で問題が起きる線量もまちまちだと思うんだよね つかまぁ、普段なら考える必要も無いであろう累積量チャージ それが普段と比べ、若干多めになり、それがこの先続くのだから、不安でしょう |
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【87】 |
沈黙の春 (2011年04月29日 22時29分) |
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これは 【86】 に対する返信です。 | |||
こんばんわ お答えする前に、説明しておきます。 発表されている〔毎時・1mシーベルト〕というのは、線量強度 これは、車の速度が〔時速100km〕というのと類似しています。 〔累積被曝積算量〕は、線量強度×時間になり 車の時速×時間が、〔移動した距離〕になります。 車は重量を考慮しないとならないため、喩えが適切かはわかりませんが 時速5kmと時速100kmでは、危険性は異なります。 時速100kmでも、高速道路には一般人がいませんから危険性は低下します。 原発は高速道路を車に衝突防止の自動制御装置をつけて走行するようなものでしょう。 >この問題でいう「人体に影響は無い」ってどういう意味なの? >素人考えだけど、個々の差で問題が起きる線量もまちまちだと思うんだよね 【82】の学説ですが、実際は、1)が主流で、原発推進派の学者も、1)の見解が多いようです。 被曝量に対する影響を集団に対して当てはめるため、人・シーベルトという考えがあり、 1万人・シーベルト当たりのガン発生率(人数)を推計しているようです。 10万人の人が等しく0.1シーベルト被曝したとしたら、1万人・シーベルトになります。 1万人・シーベルトに対応するガン死者数は以下のようになっています。 日本放射線影響研究所(1987) 1700 国連放射線影響委員会(1988) 800 ICPR (1990) 500 厳しい数値ですと、10万人当たりで、1700人のガン死者ですから、1.7% この程度の影響はあるという説です。 日本人約1億人が、毎年約1mシーベルトの自然放射線を浴びているとすると 年間では10万人・シーベルトになり、この被曝だけで、1万7千人のガン死者につながることになり、 年月とともにガン死者は数が増加します。 学説、2)はこれを否定しています。 私の推測になりますが、国の基準では、原子力施設から受ける敷地境界の被曝線量として 規制値:0.5mシーベルト/年 目標値:0.005mシーベルト/年 実績値:0.001mシーベルト/年 というようになっており、実績値が自然界の1000分の1だから影響は皆無に等しいということで、学説、1)を採用していたのだと思います。 ところが、今回、自然界の何十倍もの汚染になってしまい、あわてて、X線CTや飛行機で被曝する放射線量の数値を発表し、 それらと比較していますが、最初から学説、2)を採用し、安全な閾値を求めておけば、ドタバタ劇も起こっていないのでは? 飛行機の被曝と比べるのなら、 「あなたは、ニューヨークを往復することにより、将来、ガンになる危険性が1%増えます」 と航空会社は搭乗者に通知しないとならないのではないでしょうか? >つかまぁ、普段なら考える必要も無いであろう累積量チャージ >それが普段と比べ、若干多めになり、それがこの先続くのだから、不安でしょう 不安にさせた元凶は、学説、1)で、「不安」そのものが有害です。 実際に日本の自然放射線レベルの数十倍の地域で暮らしている人が、逆に健康状態がよく、寿命も長いという例があるようです。 化学物質で体によいものは聞いたことがなく、少量の放射線は体によい という説がある以上、タバコに限らず、化学物質の方が危険だと思います。 献血は造血作用を促し体によい≒少量の放射線は、傷ついた細胞を除去する作用を高める 短期間に閾値を越える大量の被曝をすると、傷ついた細胞を除去する作用が追いつかずに体に影響を及ぼすと思われます。 |
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