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【1467】 | RE:もののふ茶屋 【松風】 独占櫻かよ (2008年07月15日 23時36分) |
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「ヒートアイランド」という語は英語からきており、直訳すると「熱の島」であるが、これは気温分布を描いたとき,等温線が都市を中心にして閉じ,ちょうど都市部が周辺から浮いた島のように見えることに由来する。 この異常な温度上昇の主な原因は、端的に言えば都市化に伴う環境の変化だといえる。もともと土砂や植物で覆われていた場所に人間が定住すると、建物ができ、熱が放出されることになるが、都市ではこれが広範囲・高密度に現れ、気候の変化をもたらすのである。 ヒートアイランドが進行すると、都市部のみならず周辺部の気温も異常上昇させ(上図参照)、気象現象にも変化が現れる。その例としては気温の上昇により生じた上昇気流による突然の豪雨、落雷や、局地的な異常高温が挙げられる。 また、近年高層化が進むビルが、海や川の沿岸部に建てられ、風の流れを遮り、それがさらに都市部の高温化に拍車をかけていることがわかって来ている。 ヒートアイランドの緩和策としては、緑地を増加させたり、不用な排熱を減らしたりといった対策が行われる。 [編集] ヒートアイランドの観測と評価 ヒートアイランドの程度や状況を把握するのに最も広く用いられているのが、リモートセンシングである。センサーを搭載した人工衛星により都市とその周辺部の表面温度などを観測するもので、効果的にデータを得ることが可能である。 また、地上などでの気温の観測データは、都市化の前後を含めた長期のデータがあれば、都市部と郊外部の気温変化を比較することによって高精度のデータを得ることができ、これも有効であるとされる。夏日、真夏日、猛暑日といった日数の変化も、間接的に気温の変化を表すデータであり有効とされている。 一方、定量的な指標ではないが、初雪、初氷、雪日数といった季節現象、桜の開花、紅葉、セミの初鳴きといった生物季節の変化もヒートアイランドの影響を知る手がかりとして用いられることがある。 |
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【1468】 |
独占櫻かよ (2008年07月15日 23時37分) |
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これは 【1467】 に対する返信です。 | |||
原因 ヒートアイランド現象の原因とされるものを挙げる。どの要素がどの程度ヒートアイランドに寄与しているかは解っていない。 緑地や水辺、裸地などの減少や舗装による、降雨の地面への浸透量減少、土中の保水力低下、ひいては蒸発・蒸散量の減少。 アスファルトやコンクリートによる、光反射率の低下、熱吸収率の増加。 大気汚染による、大気が吸収する太陽エネルギーの増加(地球温暖化)。 産業活動における工場、家庭の空調設備、自動車などによる人工排熱。 オフィスビルの情報機器による人工排熱。 建築物や都市の地形変更(特に高層建築物)による、風の流れの変化。 ヒートアイランドが進めば進むほど、冷房需要が増加し、それが排熱の増加を招いてヒートアイランドをさらに促進するという悪循環も指摘されている。ただし、裏を返せば、少しでも気温を下げることができれば冷房需要を減らすことができ、それが更なる気温低下をもたらす、付加的な効果が現れる可能性もある。 [編集] 影響とその対策 ヒートアイランドにより発生するさまざまな影響を以下に挙げる。 恒常的な気温の上昇。寒波のリスクの減少と熱波のリスクの増加。 気温の上昇による、冷房や空調設備への電力需要の増加、弊害が発生。 気温の上昇による光化学オキシダントの増加。 気温の上昇による大気の循環の変化。集中豪雨などの局地現象の変化。 気温の上昇による生物への影響。 気温の上昇による水資源の需要増加、蒸発量増加による資源量減少などの影響。 気温の上昇による人体への影響。熱中症の危険性増大、不快感の増大など。 以上の諸影響による社会的な影響。健康被害による経済損失、電力需要増加によるエネルギー負担の増加。 なお、ヒートアイランドは海岸沿いの都市より内陸の都市で顕著に見られる。海岸沿いの都市では、比較的温度変化の少ない(=比熱が小さい)海水に触れた冷たい大気が海風に乗って都市を冷却する一方、内陸ではこの冷却効果がほとんど無いためである。内陸の盆地内に位置する都市は大気の循環が悪いため、特にヒートアイランドの影響を受けやすい。日本の最高気温を記録した熊谷市や多治見市はその顕著な例である。 また、ヒートアイランドの地球温暖化への影響はごく小さいことがわかっている(後の節を参照)。 1999年7月21日に東京都練馬区付近で発生した集中豪雨(練馬豪雨)などは、ヒートアイランドの影響を濃く受けた都市型の気象災害として知られている。 |
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