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【296】

:[深夜の長距離バス](3/51)

生でったらナマで (2015年12月24日 15時09分)


男は座席と座席と間から、美咲のブランケットの中へそっと手を差し入れた。



薄いフリースのひざ掛けの下。

彼女は今流行の、ふんわりしたシフォン生地のキュロットスカートを履いていた。

指先を乗せれば、むっちりとした太ももの張りまではっきり感じることができる薄い生地だ。


男は正面を向いたまま、そ知らぬ顔で美咲の太ももをそっと撫でた。


「すぅ……すぅ……」


寝息を立てている彼女はまったく気付く様子がない。

男の唇が、微かににんまりと引きあがった。


ゆっくりと、しかし少しずつ力を入れながら、キュロットの上から太ももを撫で回す。

手のひらの下でシフォン生地が滑るつるつるとした感覚が、肌のなめらかさを想像させた。



男の手が太ももを這い上がり、緩やかに閉じられた、足の付け根へと添えられた。


「んっ……」

寝息の中に、美咲が小さく溜息を漏らす。

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:[深夜の長距離バス](4/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時11分)



足の付け根部分のくぼみを、男の指先がそっと内側へ撫でる。

彼の手へ汗ばんだ湿気が伝わってきた。

キュロットスカートの上から、土手部のこんもりした柔らかさが感じられた。


膨らんだ肉の隙間へ人差し指を一本差し入れる。

布地越しに、指がムニュッとした弾力に押し挟まれた。




「んっ……すぅ……」


美咲は起きる気配がない。

よほど疲れているのだろう。


男は徐々に大胆に、彼女の足を撫で回していた。


太ももから内側へ。

膝の裏の、柔らかい部分――。


膝頭の硬く小さな丸みを包み込むようにして撫でさする。
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