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【1468】 | RE:もののふ茶屋 【松風】 独占櫻かよ (2008年07月15日 23時37分) |
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原因 ヒートアイランド現象の原因とされるものを挙げる。どの要素がどの程度ヒートアイランドに寄与しているかは解っていない。 緑地や水辺、裸地などの減少や舗装による、降雨の地面への浸透量減少、土中の保水力低下、ひいては蒸発・蒸散量の減少。 アスファルトやコンクリートによる、光反射率の低下、熱吸収率の増加。 大気汚染による、大気が吸収する太陽エネルギーの増加(地球温暖化)。 産業活動における工場、家庭の空調設備、自動車などによる人工排熱。 オフィスビルの情報機器による人工排熱。 建築物や都市の地形変更(特に高層建築物)による、風の流れの変化。 ヒートアイランドが進めば進むほど、冷房需要が増加し、それが排熱の増加を招いてヒートアイランドをさらに促進するという悪循環も指摘されている。ただし、裏を返せば、少しでも気温を下げることができれば冷房需要を減らすことができ、それが更なる気温低下をもたらす、付加的な効果が現れる可能性もある。 [編集] 影響とその対策 ヒートアイランドにより発生するさまざまな影響を以下に挙げる。 恒常的な気温の上昇。寒波のリスクの減少と熱波のリスクの増加。 気温の上昇による、冷房や空調設備への電力需要の増加、弊害が発生。 気温の上昇による光化学オキシダントの増加。 気温の上昇による大気の循環の変化。集中豪雨などの局地現象の変化。 気温の上昇による生物への影響。 気温の上昇による水資源の需要増加、蒸発量増加による資源量減少などの影響。 気温の上昇による人体への影響。熱中症の危険性増大、不快感の増大など。 以上の諸影響による社会的な影響。健康被害による経済損失、電力需要増加によるエネルギー負担の増加。 なお、ヒートアイランドは海岸沿いの都市より内陸の都市で顕著に見られる。海岸沿いの都市では、比較的温度変化の少ない(=比熱が小さい)海水に触れた冷たい大気が海風に乗って都市を冷却する一方、内陸ではこの冷却効果がほとんど無いためである。内陸の盆地内に位置する都市は大気の循環が悪いため、特にヒートアイランドの影響を受けやすい。日本の最高気温を記録した熊谷市や多治見市はその顕著な例である。 また、ヒートアイランドの地球温暖化への影響はごく小さいことがわかっている(後の節を参照)。 1999年7月21日に東京都練馬区付近で発生した集中豪雨(練馬豪雨)などは、ヒートアイランドの影響を濃く受けた都市型の気象災害として知られている。 |
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【1469】 |
独占櫻かよ (2008年07月15日 23時38分) |
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これは 【1468】 に対する返信です。 | |||
[編集] 緩和策 太陽光の吸収量を減らす、排熱を減らす、冷却効果を高めるといったことを目的に緩和策が取られている。 緑化、近年は屋上緑化・壁面緑化(緑のカーテン)の採用も多い。東京都や兵庫県においては条例によって一定の条件下で屋上の緑化が義務付けられている。また多くの都市で助成金が出る。 高光反射率素材・塗料の採用。 水辺の整備、湿地や湖沼などの保護や拡張。 透水性舗装・保水性舗装・遮熱性舗装の採用。 「風の道」の確保。水上や郊外から涼しい空気が都心に流れやすいようにする。シュトゥットガルトの事例やベルリンのポツダマープラッツ周辺再開発に伴う事例が有名。 散水、打ち水。 ドライミストなどの新たな冷却機器の設置。 自動車・航空機などの輸送機器、建築物(空調・給湯)からの人工排熱の抑制、冷却。 交通・輸送分野では公共交通機関への移行およびモーダルシフトなどがある。 産業・家庭分野では少排熱型製品への転換、省エネルギーなどがある。 根本的対策としては、郊外への人口分散による都心の過密解消。ただし、郊外に移転した人たちがより一層マイカーを使うようになっては効果は薄れる。 緑化、水辺の整備、『風の道』の確保などは、都市計画を考える際に一体的に考える必要があり、事業規模や費用も大きくなる。弊害も大きいため、なかなか実現されにくい。 また、多くの緩和策は地球温暖化の緩和策とも共通し、ヒートアイランド対策が地球温暖化対策として(逆もまた同じ)効果を発揮することもある |
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