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【263】 | RE:嵌張大好き(カンチャンだいす... 環八 (2014年03月01日 23時51分) |
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セッティングといっても、結局、僕と、僕の同窓生の男子(黒岩君)一人だけだった。 留美子は、猛烈に美人になっていた。 スタイルも、ファッションモデル並みだった。 黒岩君も、どう反応していいか分からない、という顔をしていた。 僕は、もう一度、留美子と会ってみたかったので、その二日後くらいに、電話した。 冷たい返事だった。 「今は会いたくない」だと。 留美子は、再び、アメリカに行った。 僕は、留美子のことが好きだったから、その後も何度か、手紙をやり取りした。 最後の手紙に書いてきた。 「結婚を約束した人がいる」 留美子は、婚約していたのだ。 留学先で知り合った、アメリカ人と。 僕は、それで、留美子をあきらめた。 大学を卒業して、就職した。 就職して、3年後くらいだった。 留美子から、手紙が来た。 「久しぶり、会いませんか」と言うのだ。 僕は、留美子のことは、すっかり忘れてたから、「何じゃ、こいつは」と思った。 だって、僕には、他に好きな子がいたから、留美子のことなんて、どうでもよかったのだ。 でも、とりあえず、会うことにした。 確か、四谷のレストランだった。 会ったその日が、たまたま、留美子の誕生日だったから、「モンブラン」のボールペンをプレゼントした。 相も変わらず、留美子は、無表情に 「こんなのいらないのに」と言った。 僕は、困ってしまった。 「でも、買っちまったから、やるよ」 と言って、無理やり渡した。 留美子は、めんどくさそうに受け取った。 その数ヵ月後、留美子から電話があった。 『テニスしない?』 僕には、留美子が言ってることの意味が分からなかった。それで、思わず言い返した。 『ダンナと行けよ』 その1年後くらいだったか。 いきさつは忘れたけど、留美子と飲みに行った。 『去年、離婚した』だって。 『なんで?』と聞いたら、 『そんな昔のこと、どうでもいいわよ』だって。 留美子とは、その前後、何度か会った。だが、何の進展も無かった。 有楽町を留美子と歩いているとき、ものすごい引力を感じたので、その引力に引きつけらるように頭を上げたら、そのころ好きだったコの視線にぶつかった。 僕は、超常現象なんて、全然信じてなかったけど、そのときは、いわゆる、眼力のすごさを戦慄を以って体感した。 なんだったんだ、アレは。 その眼力の数十分後だったと思う。 留美子と歩いているとき、なんとなく、留美子に近づいてしまったら、 留美子が、 「こっちにこないでよ」と言った。 その2,3日後、僕は、留美子に手紙を書いた。 「こっちにこないでよ、と言われて、ショックだった」と。 留美子から返事が来た。 「もう、会わないほうがいいわね」と。 その1週間後くらいだっただろうか、ある同窓生の電話番号を教えてもらいたくて、留美子に電話した。 留美子は言った。 「あたしを捜さないで!!」 僕が聞いた、留美子の最後の言葉だった。 僕が、何をしたというのだろう。 |
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【280】 |
賭博破戒録アカギ (2014年03月02日 04時31分) |
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これは 【263】 に対する返信です。 | |||
僕は、続きが気になって眠れなくなった… あ… 主さん、板おめw |
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