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メンタル異常者 (2017年10月20日 09時12分)

トピ主により削除されました (2017/12/15 00:31)
コメント:ID:tHLwgMWo
【32】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時29分)

<p−1>


《菜穂(仮名)の場合》

菜穂の生みの母親は、菜穂が二歳にもならないとき、父親と別れ、家から出ていった。

だが、出ていく前から、既に結婚生活は壊れかけていた。
母親は、菜穂に対して、あまり愛情を感じられなかったらしく、
菜穂はどちらかと言えば、祖母や父親に懐(なつ)いていた。
母親が菜穂を置いて出ていったのも、そうした背景があったと思われる。

小学一年の時に、父親が再婚して新しい母親がやってきた。
継母は菜穂のことを、とてもかわいがってくれた。
菜穂もよくなつき、生活も落ち着いていた。

ところが、小学三年の時に弟が生まれた。
それから、母親の菜穂に対する態度が、急に冷たくなったように菜穂には感じられた。

それまで、一家の関心の中心にいた菜穂は、脇役に追いやられ、
母親だけでなく、父親も、弟のことばかりに関心を向けるようになった。

菜穂は最初、弟が生まれることが嬉しくて、よく面倒を見ようとしたり、
家の手伝いをした。
母親を喜ばせたいという気持ちもあった。

だが、そんな風にしていても、
以前ほど、母親は菜穂のことに注意を止めてくれなくなり、
何かというと、すぐに『もうお姉ちゃんだから』と言って、我慢させられるのだった。

菜穂の問題行動が始まったのは、その頃からだ。
お金を持ち出して買い食いしたり、
母親に反抗的な口をきいたり、
ウソをついたりすることが目立ち始めた。

と言っても、まだそれほど深刻なものではなく、
また、母親のことが嫌いだったわけでもない。
逆だ。母親のことが好きで、もっとかまってもらいたかっただけだ。
【31】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時32分)

<p−2>

しかし、なぜか、以前のように、素直に甘えることができなくなり、
母親をいらだたせるような態度をわざととってしまうのだ。

菜穂に手を焼き始めたころから、
母親は父親ともよくケンカをするようになり、
母親は時々ヒステリーを起こし実家に帰ってしまった。

ある時、母親から言われた一言が今も耳に残っている。

慌ただしく、着替えをした母親が出ていきそうな気配を察した菜穂は、
母親についていこうとした。
すると、母親は幼い弟を抱き上げながら、菜穂をにらみつけ、
『あんたは、いらん』と言ったのだ。

その頃から、
しょせん、自分は母親の子ではないんだということを意識するようになったという。

母親に出て行かれると、父親はおろおろし、菜穂に対して怒りをぶつけた。
菜穂がお母さんを苦しめるようなことばかりするから、お母さんは出て行ったのだと、責め立てられた。
そして、母親が戻ってくるたびに、菜穂は母親に謝らせられた。
いい子にしますから、と約束させられた。

だが、そんな約束は、何の役にも立たなかった。
菜穂は、父親からも見捨てられたと思い、
誰も自分のことを思ってくれる人はいないと感じるようになっていた。
甘えたいけど、素直に甘えられず、相手をいらだたせるようなことをしてしまうという悪いパターンは、母親に対してだけではなくなっていた。

学校の先生や友達に対しても、
初めのうちは、良い関係が持てるのに、
付き合いが深まるにつれて、段々ぎくしゃくしてしまうのだ。

どうしてそんな風になってしまうのか、菜穂は、相手のせいだと思っていた。
その原因が、つい相手に期待しすぎ、求めすぎてしまう自分にあると気づいたのは、
ずっと後のことだ。
【30】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時29分)

<p−3>

小学校でも、中学校でも、同じことが繰り返された。
周囲から孤立し、やがて休みがちになった。
何事にも耐える力がなくなったみたいに、
少しでも嫌なことがあると、もう無理だと思ってしまう。
ほとんど学校にも行かなくなっていた。

不満と怒りと絶望の中、自傷行為を繰り返した。
それも、母親にわざと見つかるように。

中学を卒業した頃には、菜穂の居場所は、
ノートに書きためていた詩の世界と、ケータイサイトやネットだった。

ケータイサイトで知り合った、何人かの年上の男性と付き合った。
一人の男性とは、遠距離恋愛の関係になり、一緒に暮らしたいと話すようになったが、
手近な別の何人かの男性とも会っていた。

いつも代りを用意しておかないと不安だった。
薬物を教えられたのは、そんな一人からだった。

彼女は、教会にも出入りするようになっていた。
親切な牧師夫妻が、まるで親代わりのように話を聞いてくれ、
食事もごちそうになった。
自分がこの夫妻の子どもだったらいいのにと思ったこともある。
その一方で、薬物や男たちとの関係に依存している自分もいた。

そんなある日、薬物を買うお金がほしくて、
彼女は世話になっている牧師夫妻から盗んだのだ。

菜穂の場合は、境界性パーソナリティ障害に薬物依存が合併していた。
境界性パーソナリティ障害には、それ以外にも、
摂食障害や様々な依存症、うつや不安障害、解離性障害などが合併しやすい。

どれも根っこが共通することを考えれば、何ら不思議はない。
どのケースも例外なく親との不安定な関係を抱え、
強いとらわれや傷を引きずっている。

幼少期に見捨てられたり、関心を奪われたり、虐待された経験があって、
それが、もう一度再現されるような状況に出くわすことによって、
不安定になっていくというケースが多い。
【29】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時28分)

<p−4>

記憶にもないころの出来事によって、傷つきやすく敏感な状態が生じ、
そこに傷を受けることで、心のバランスが崩れていく。
しかし、多くのケースでは、何が起きているかは、
本人も周囲もわかっていない。

ただ、その子が豹変したように受け止められていることが多い。
その激しく不可解な行動から親の方も傷つき、疲れてしまう。
親の方が、自分たちが迷惑をこうむっている『被害者』だと思っていることも少なくない。

菜穂の母親は、継母として精一杯のことをしてきたにもかかわらず、
菜穂がそれを裏切って、自分を傷つけてきたと思っていた。
自分の子供以上にかかわってきたのに、
その気持ちをあの子は踏みにじったのだ。
こんな風に気持ちをズタズタにされては、もう一緒には暮らせないと感じていた。

一方、菜穂の方は、裏切られ、傷つけられたのは自分だと感じていた。
母親が、弟が生まれると手のひらを返したように冷たくなったから、
自分はグレてしまったのだと思っていた。

だが、そもそもの原因は、菜穂や継母にあるというよりも、
実母がいなくなってしまったことにあった。
菜穂は、覚えてさえいないが、
そこで愛着の傷を受けないわけにはいかなかった。

母親より祖母らになついていたことからも、
実母との愛着は、元来あまり安定したものではなかったと思われる。
菜穂はすでに2歳にもならないときに母親と別れる以前から、
既に不安定な愛着を抱えていたのだろう。

継母は、最初の1,2年の間は頑張って、菜穂の気持ちを受け止めようとした。
菜穂も継母によくなついた。
継母も努力しただろうが、菜穂も新しいお母さんに気に入られようと頑張っていたのだ。
なにも大人の側だけが、気を使っていたのではない。
そんな菜穂の思いは見えていただろうか。

そこに弟が生まれることによって、
菜穂は母親を奪われるという経験を、もう一度することになった。
それは、記憶にはないが、
菜穂にとって最も傷ついた体験を再現することだったと考えられる。
【28】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時36分)

<p−5>

ただ、仮に弟が生まれなかったとしても、
そのまま平穏無事に行けたかどうかは疑問だ。
たとえ、子供が菜穂だけであったとしても、
菜穂が思春期に差し掛かるころには、
何とも言えない苦しさや虚無感のようなものを味わうようになったに違いない。
それは、継母との関係にも影を落とすことになっただろう。

もちろん、継母がそんな菜穂の暗い、傷ついた部分も受け止め、
支え続けることができていれば、
菜穂のその後の人生は違っていただろう。
しかし、継母が期待したのは、自分にとって都合のいい『良い子』の菜穂だったように思える。

母という病を抱えた人は、
安全基地を持たないがゆえに、
手近に得られる慰みに依存してしまいやすい。

安らげる港を、手っ取り早い仕方で求めてしまう。
過食や買い物、アルコールや薬物といったものは、
そのありふれた候補だと言える。

対人関係や不安定な恋愛に次々のめりこむことも多い。
それによって、激しい刺激や刹那的な満足を得ることで、
つかの間でも、不安な気持ちを忘れようとする。

アルコール依存症や薬物依存症の人では、
高い割合で、不安定な愛着スタイルを示す。
また子供のころに、不安定な愛着パターンを示した人では、
青年期以降、それらの依存を生じやすいと言われている。

言い換えれば、幼いころから母親との関係が不安定だった人では、依存症にもなりやすいということだ。

何百人という薬物依存症の若者の治療に携わってきたが、
例外なく親子関係が不安定で、
中でも母親との問題を抱えているケースが目立つ。

アルコールや薬物と言った嗜癖性物質への依存だけでなく、
ギャンブルや買い物、見境のないセ○クス、ネットゲームやチャットと言った行為に依存する場合もある。

食べることへの依存、つまり過食症も愛情不足の人にはよく見られる。
万引きのような行為が癖になってしまい、
そこから得られる快感に依存してしまうこともある。
【27】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 23時27分)

<p−6>

薬物依存、過食、万引きのような行為が一緒に見られやすいのも、根もとが同じだからだ。

ギャンブルやネットに依存しやすい人も、
不安定な愛着スタイルを抱え、
親子関係がぎくしゃくしていたり、
冷淡だったりする傾向がみられる。

ネットに夢中になっているうちに、
幼い子供が死亡してしまうという事件も起きているが、
ネグレクトされて育った親が、すがるものを求め、
それが新たなネグレクトを生むという悲しい悪循環だと言えるだろう。
【26】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

メンタル異常者 (2017年10月19日 23時08分)

あ、忘れた。

指図してません。

早くピワから消えてください。

上から目線さん(笑)(笑)(笑)
【25】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

メンタル異常者 (2017年10月19日 23時06分)

もぐささんに、相手にされなくて

自暴自棄なんですね!。

好きにしてください(笑)
【24】

RE:≪マリー☆ルイーゼ≫  評価

☆カンパチ☆ (2017年10月19日 18時51分)

削除したって、どうせ、「永久に」書き続けるんだろ?。
続けたければ、続けろよ。

だが、ひとこと言っておく。

オレは、お前の指図には従わない。


【19】
>あなたの好きなウィキペディアで調べてはいかがでしょうか?。

【18】の青木 恵子(元ブル中野)さんのダイエットの話は、
あるテレビ番組に出演した彼女が、自分でそう言ったのだよ。
ウィキには書かれていない。

【24】
>これもヤフーですか?。

ヤフーに出てくるような人ではない。

【17】は、太平洋戦争直後に「彼」が言った言葉だ。
「彼」は、1928年に起きた張作霖暗殺事件、1931年の満州事変など、
軍人の独断専行にたびたび直面している。

「彼」が誰なのかは、君に分かる訳がない。
だから、【17】には言及するな、と言ったのだよ。
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