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【22】		RE:たまにはこんな話でも２ｎｄインパクト（2012年07月03日 09時14分)
おはようございます。二日酔い全開のセカインです。このレス書き終わったら寝ます orz ☆ＲⅡさん＞ちなみに原作のラストは主人公の小野寺がソ連に…と言うのは本当なんですか? ＞恋人の玲子（だったっけ?）はどうなったんでしょう? 本当ですよ。玲子は、小野寺と海外に発つその日に不動産を処理に箱根に行って、富士山噴火に巻き込まれ小野寺に電話で「先に行っていて」と言いながら消息を絶つのです。読んでいて、なんともせつないシーンで、思わずリアルに「何故だー」と言ってしまったくらいです。それから小野寺は志願して救助隊に入り、そこで人命救助に奔走し、火山噴火で大怪我を負うという設定でした。＞彼はアフリカに逃げ延びてます。＞ソ連には恋人の玲子がシベリア鉄道らしき物に乗ってるシーンがありました。はー、ずっと昔に見たので記憶にありませんでした(^^;) 小説は、今でも読み返して見たりするんですが。あと、終末映画としてアメリカ映画で「渚にて」という映画をご存じですか。これは古い映画なので、さすがに私もリアルタイムでは見てないですが(^^;) ネビル・シュートという人の小説の映画化で、核戦争後、放射能が世界を覆って人類が滅亡する物語です。小説も読んでみました。主人公は潜水艦の艦長で、北から南に放射能が進むにつれて南下し、最後にオーストラリアで自沈します。切ないラブストーリーでもあります。たぶん映画化はされてませんが、似たような設定の小説で筒井康隆の「霊長類南へ」というのがあります。これも核戦争後の話ですが、先の「渚にて」が滅亡する人類を美しいトーンで淡々と描くのに対し徹底して人間の醜さを曝け出す表現となっています。絶望した人間が本性を曝け出して暴力、略奪の限りをつくすその表現は、恐らくはですが永井豪に影響を与えたと思われます。バイオレンス・ジャック、デビルマンといった一連の作品ですね。って、まあ、また好き勝手に書いてしまいました(^^;) 古いＳＦ小説ネタで宜しければ、また投下しても良いかな。では、また。

【23】		小説版日本沈没を読んでみたくなった　ＡＲＴ好きII (2012年07月03日 22時49分)
これは【22】に対する返信です。
「二日酔いで苦しんだのはいつごろが最後だったっけ?」な～んて事を考えなければいけない程、深酒をしない（本当は出来ない）ＲⅡです。 ☆インパクトさん＞電話で「先に行っていて」と言いながら消息を絶つのです。なるほど。小説では消息不明になるんですか。たしかに映画本編でも「結婚して海外に脱出する」と周囲の人に打ち明けている時に富士が大爆発を起こし、その時掛かってきた玲子からの電話でそのようなセリフがあったような… 降り注ぐ火山灰の中「外は真っ白、何も見えない」と必死に電話で小野寺に話しかける玲子の顔が印象的でした。＞「霊長類南へ」フフッ、来ましたね筒井康隆!! 勿論存じてましてよ。高校生の頃読み漁りましたからねぇ… 「霊長類…」では主人公の婚約者の恐ろしいまでの変貌ぶりと最後に出て来るゴキブリ君の件が良かったっす（^^）でも個人的には長編より短編のほうが、好きな作品が多いです。「母子像」「郵性省」「トラブル」「腸はどこへいった」「笑うな」「コレラ」「メタモルフォセス群島」「エロチック街道」「日本以外全部沈没」etc… 長編では七瀬3部作「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」あとはちょっと低年齢層向けの「緑魔の町」なんかもお気に入りです。パッと思い浮かんだ作品を挙げましたが、結構覚えてるもんですね（笑）＞「渚にて」これはＣＳで観ました。今この手のテーマだったらもっとドラマチックに描いているんでしょうが、逆に静かな描写で淡々と話が進むこの作品はある種の寂寥感が滲んでいてどことなくもの悲しかったです。迫り来る放射能の恐怖と闘いながら静かに「その時」を待つ者。好きな事を目一杯楽しんだ後、自ら命を絶つ者私なら「その時」をどう迎えるのか? 割と真剣に考えちゃいました（^^）＞古いＳＦ小説ネタで宜しければ、また投下しても良いかな。Ｎ2爆弾レベルでお願いします（爆）ではでは
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