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【23】		小説版日本沈没を読んでみたくなったＡＲＴ好きII （2012年07月03日 22時49分)
「二日酔いで苦しんだのはいつごろが最後だったっけ?」な～んて事を考えなければいけない程、深酒をしない（本当は出来ない）ＲⅡです。 ☆インパクトさん＞電話で「先に行っていて」と言いながら消息を絶つのです。なるほど。小説では消息不明になるんですか。たしかに映画本編でも「結婚して海外に脱出する」と周囲の人に打ち明けている時に富士が大爆発を起こし、その時掛かってきた玲子からの電話でそのようなセリフがあったような… 降り注ぐ火山灰の中「外は真っ白、何も見えない」と必死に電話で小野寺に話しかける玲子の顔が印象的でした。＞「霊長類南へ」フフッ、来ましたね筒井康隆!! 勿論存じてましてよ。高校生の頃読み漁りましたからねぇ… 「霊長類…」では主人公の婚約者の恐ろしいまでの変貌ぶりと最後に出て来るゴキブリ君の件が良かったっす（^^）でも個人的には長編より短編のほうが、好きな作品が多いです。「母子像」「郵性省」「トラブル」「腸はどこへいった」「笑うな」「コレラ」「メタモルフォセス群島」「エロチック街道」「日本以外全部沈没」etc… 長編では七瀬3部作「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」あとはちょっと低年齢層向けの「緑魔の町」なんかもお気に入りです。パッと思い浮かんだ作品を挙げましたが、結構覚えてるもんですね（笑）＞「渚にて」これはＣＳで観ました。今この手のテーマだったらもっとドラマチックに描いているんでしょうが、逆に静かな描写で淡々と話が進むこの作品はある種の寂寥感が滲んでいてどことなくもの悲しかったです。迫り来る放射能の恐怖と闘いながら静かに「その時」を待つ者。好きな事を目一杯楽しんだ後、自ら命を絶つ者私なら「その時」をどう迎えるのか? 割と真剣に考えちゃいました（^^）＞古いＳＦ小説ネタで宜しければ、また投下しても良いかな。Ｎ2爆弾レベルでお願いします（爆）ではでは

【24】		RE:小説版日本沈没を読んでみたくなった　２ｎｄインパクト (2012年07月04日 17時27分)
これは【23】に対する返信です。
こんにちは。活動限界が大幅に伸びたセカインです。 ☆ＲⅡさん＞降り注ぐ火山灰の中「外は真っ白、何も見えない」と必死に電話で小野寺に話しかける玲子の顔が印象的でした。その辺のイメージは小説と一緒です。ただ、小説ではその後玲子はいっさい現われないので、恐らくは．．．です。日本沈没は、面白いですよ。近未来ＳＦなんですが、ハードＳＦ（ハードって変な意味じゃないからね ^^;）に通じるようなネタが散りばめてあります。たとえば、途中で日本全国で採取されたデータを基にコンピュータでシミュレーションを行うシーンがあるのですが。日本沈没という荒唐無稽な設定に信憑性を持たせるかのように、小松さんらしい考えが展開されます。どんなに出現確率が低い事象でも、いったん兆候が現れると、周辺の事項を巻き込みながらどんどん具現化していく、というものです。それは、あたかも我々が日常で見ている事象は氷山の一角に過ぎず、本当の真実は隠されている、と言うが如くです。これって、ちょっと飛躍しますが、ギャンブルにも通じる点があるような気がします。スロを打ってる時なんか、いつもは「これ本当に抽選してるの？」ってぐらい沈黙してる台が、いったん動きを見せると何千、何万分の１という確率の事象が続けて起きたりしますもんね。引き最弱の私ですら、１／８１９２のＧＯＤを一日３回引いたり、一回引いてその１００Ｇ中にもう一度引いたりするんですよ。まあ、起こり得る事は当然なんですが、経験上確率というのは均等でなくて、伸び縮みするような気がするんですがどんなものでしょうかね。って、閑話休題。＞でも個人的には長編より短編のほうが、好きな作品が多いです。私も筒井康隆で印象に残る短編、多いです。たぶん読んだ事あると思いますが「最高級有機肥料」と「怪奇たたみ男」という短編。どちらも初めて読んだ人は「ギャー」っていう事、間違いないです(^^;) 前者はうげってなるし、後者は全身がぞわって来ます。文章で人に生理的な変化を与えるって点では、筒井さんに勝てる作家っていないんじゃないかと思います。＞長編では七瀬3部作「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」これは私も全部読みましたが、最後がね。何故、こういうの神というのに近づこうとすんのかな。＞私なら「その時」をどう迎えるのか? ＞割と真剣に考えちゃいました（^^）ああ、私なら談話に書き込んでるかな（笑）さて、ＴＮＴ火薬１ｇくらい投下しました(^^;) またね。 .