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【1535】

RE:【隔離病棟本館】

どうなんよ? (2021年06月18日 23時06分)
≪ページ4≫


集団の行動は、個人の行動に比べて、

想像以上に原始的かつ未成熟なレベルにある。

なぜそうなのか、

なぜ集団の行動が驚くほど未成熟なのか、


これは複数の原因のもたらす結果である。

この原因の一つとしてあげられるのが

『専門化』という問題である。


集団のもつ最大の利点の一つが専門化である。

集団の方が個人よりはるかに効率よく機能することが多い。


自動車メーカーは、

その従業員が

重役、設計技師、工具・ダイス工、組み立てライン工というように

専門化されているために

膨大な数の車を製造できるのである。


我々が極めて高い生活を享受しているのも、

ひとえに、我々の社会が専門化していることによるものである。

したがって、専門化自体が悪いことだとは考えられない。


しかし、現代の集団的組織的悪の多くはこの専門化に関係しており、

専門化に対して我々は警戒心を身につける必要がある。


専門化については、

原子炉に対して抱くと同じ程度の

不信の念や安全対策を以って対処すべきである。


専門化は、様々なメカニズムによって、

集団の未成熟性やその潜在的悪を

助長するものである。


ここでは、とりあえず、そうしたメカニズムの一つを上げるに留めておくが、


それは、

≪良心の分散化≫

である。


ベトナム戦争当時、

仮にあなたが国防総省の廊下をうろつき、

ナパームの製造や、

それを爆弾の形でベトナムに持ち込む命令を下した責任者に語りかけ、

ベトナム戦争の道徳性、そして彼らが行っていることの道徳性

に対する疑問を投げかけたとすると、

間違いなくこういう返事が返ってきたと思う。


「君が心配していることはよく分かる。

 しかし、君は質問の相手を間違えていると思う。


 ここは軍需部門で、我々は兵器の供給を行っているだけだ。

 それがどう使われるか、

 どこで使われるかを決定しているわけではない。


 それは政策の問題だ。

 
 廊下の向こうにある政策部門の人間に質問してくれ」。


あなたがその人の言うとおりに

政策部門に同じ質問をしたとする。

その返事はこうなると思う。


「確かにこれには大きな問題のあることは分かるが、

 しかし、これは我々の権限外の問題だと思う。


 我々は、いかに戦争を行うべきかを決定しているだけであって、

 戦争を行うべきかどうかを決定しているわけではない。


 軍というのは行政府の一機関に過ぎない。

 やれと言われたことを軍はやっているに過ぎない。


 そういう大きな問題は

 ホワイトハウス・レベルの決めることで、

 軍の決めることではない。


 君の質問の相手はホワイトハウスだ」。


かくして、以下、同じことの繰り返しとなるはずである。


集団の中の個人の役割が専門化しているときには、

常に、個人の道徳的責任が

集団の他の部分に転嫁される可能性があり、

また、転嫁されがちである。


そうした形で個人が自分の良心を捨て去るだけでなく、

集団全体の良心が分散、希釈化され、


≪良心が存在しないも同然の状態≫


となる。


いかなる集団といえども、

不可避的に、

良心を欠いた邪悪なものになる可能性を持っているものであり、

結局は、個々の人間が、

それぞれ自分の属している集団・組織全体の行動に

直接責任を持つ時代が来るのを待つ以外に道は無い。

しかし、我々はまだ、そうした段階に到達する道を歩み始めてすらいない。


この集団の心理的未成熟性を念頭に置いた上で、

ソンミ村事件の二つの面、

すなわち、

「虐殺事件そのもの」と「その隠ぺい」

という二つの犯罪について考えてみたい。

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【1568】

RE:【隔離病棟本館】  評価

どうなんよ? (2021年06月19日 21時18分)

≪ページ5≫

この二つの犯罪(「虐殺事件そのもの」と「その隠ぺい」)は互いに密接に絡み合ったものである。


虐殺そのものに比べれば

隠ぺい工作のほうが凶悪性の程度が低いように思われるかもしれないが、

これは表裏一体のものである。


これほど多くの人間が、

これほど大きな悪に加担しながら、

良心の痛みから

「告白しよう」

という気持ちすら抱かなかったのはなぜだろうか。


隠ぺいというのは集団の大きな虚偽である。


この隠ぺいには

異常なほど結束した加担、

すなわち、

共同体的参加が見られるため、


バーガー任務部隊の隊員全員が

「虚偽の人々」であったということができる。


というより、今考えてみると、

少なくとも


「ベトナム戦争当時のアメリカ国民全体が

 虚偽の人々であった」

と結論付けることができる。


すべての嘘がそうであるように、

隠ぺいの第一の動機となるのは恐怖である。


犯罪を犯した人間(引き金を引いた人間、あるいは、その命令を下した人間)は、

当然、自分の行った行為が伝わることを恐れる。

彼らを待ち構えているのは軍法会議である。


しかし、

ただ殺戮を目撃しただけの人間の数のほうが

はるかに多いはずで、

こうした人達が

「暗い、血なまぐさい行為があった」ことについて

何も語っていないのはどういうわけだろうか。


彼らは何を恐れていたのだろうか。


バーカー任務部隊の隊員にとって、

この犯罪を外部に知らせるには

大きな勇気が必要だったことは理解できることである。


もし、外部に知らせれば、

「たれこみ屋」

「スパイ」

といったレッテルを貼られることは間違いない。


そうしたレッテルを貼られることほど恐ろしいことはない。


スパイは殺されることが多い。

少なくとも村八分の扱いを受けることは間違いない。


一般のアメリカ市民であれば、

村八分もそれほど恐ろしいことではないかもしれない。

「一つの集団から追い出されたら別の集団に加わればいい」というのが

一般市民の反応かもしれない。


しかし、軍隊というものは、

簡単に別の集団に加わればいいというようなものでないことを

忘れてはならない。


兵役期間が満了するまでは軍を離れることもできない。

脱営すること自体が大きな犯罪とされている。


したがって、軍籍にある者は軍に縛り付けられている。

というより、自分の所属するグループに縛り付けられるものである。


それだけでなく、

軍というものは、きわめて巧妙なやり方で

その階層内の集団の圧力を強めている。


集団の力学、特に軍人集団の力学という観点から考えるならば、

バーカー任務部隊の隊員が

この集団犯罪を他に漏らさなかったというのも、

特に奇妙なことではない。


また、この犯罪を報告した人間が

バーカー任務部隊に所属する隊員ではなく、

しかも除隊後にようやくこれを報告したという事実も、

別に驚くには当たらない。


にもかかわらず、

あれほど長い期間この犯罪が外部に知られることなく過ぎたことには、

今ひとつ、きわめて重大な理由があった考えられえる。


バーカー任務部隊の隊員が

自分たちの犯した犯罪を告白しなかったのは、

ある程度までは、

自分たちが犯罪を犯したという「意識」が

彼らに無かったからではないかという疑念がある。


無論、自分たちの犯した行為については彼らも知っている。


しかし、

その自分の行った行為の重大性や性格を

彼らが十分認識していたかどうかとなると、

これはまったく別である。


中には自分の罪の意識を隠していた者もいたとは思われる。


しかし、それ以外の大勢の人間は、

≪罪の意識すら持っていなかった≫

のではないか、と疑われる。


なぜ、こうしたことが起こるのだろうか。
【1540】

RE:【隔離病棟本館】  評価

情報屋a (2021年06月19日 00時17分)

結局・・・

最終的には 多認証使い に帰着・・・



最初から惨めで最後まで哀れでプロセスも愚かだ・・・ そして 常に臭い・・・ オエッ
【1539】

RE:【隔離病棟本館】  評価

情報屋a (2021年06月19日 00時13分)

何だ・・・ そのHNは・・・

もしかして・・・ トピ違いかwww?
【1538】

RE:【隔離病棟本館】  評価

情報屋a (2021年06月19日 00時11分)

おや・・・

戻ったか・・・w


結局、書きためたものは貼らずにはいられない。

惨めで哀れで愚かだ・・・


・・・で、ここ、ピワにおいて、この先オマエに何があるというのか?
【1536】

RE:【隔離病棟本館】  評価

smilesummer (2021年06月18日 23時12分)

カンパチ(ウィリーくん)

やる事が

ワンパターン

やな  www

工夫せーや


単細胞
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