返信元の記事 | |||
【994】 | 幻の12話 βエンドルフィン (2005年07月24日 12時44分) |
||
ウルトラセブン幻の12話は現在では欠番として扱われており、発売中のDVDコレクションにも収録されておりません。 ウルトラセブン制作当時、昭和40年初頭のテレビ番組では、差別用語・身体障害者への差別表現等の規制が無いに等しく、問題が起こるたびに対処していた程度と考えられます。 そのため、現在CSで見ることのできる昭和40年代のドラマ・アニメでもテロップ付で放送できるものと製作会社が倫理的観点からに放送を見送ろうと、完全に自主的に封印しているエピソードもあります。 ウルトラセブンに関しては完全なる誤解といえます。ですが40年代当事ですら戦後20年以上経っていたことを考えると、戦争の傷痕は簡単には癒えない事を象徴する出来事です。 現実に身近にも被爆三世とか、手帳を持った人が存在します。 けれども製作意図とは完全に別の次元で騒ぎになって葬り去られたこの「遊星より愛をこめて」という作品が再評価されることは、我が日本では二度とないのでしょうね。ちなみに監督は現在公開中の京極夏彦原作「姑獲鳥の夏」の監督、実相寺昭雄です。 オークションなどで劣悪な画質のビデオが出回ってることから、円谷プロに自主規制をもういちど検討しなおして本家より高画質なDVDを発売してほしい旨をメールしましたが、現在ではまだ無理のようです。 そういうβエンドルフィンは、結局出回ってるなかでは高画質といえる違法DVDを購入する以外に所有する方法がなかったため、悪に手を貸してしまいました。 ちなみに同じ円谷プロ「怪奇大作戦」でも 第24話「狂気人間」が欠番になっています。 自分がレンタルビデオ店で店長をしていた1980年代の終わり江戸川乱歩原作、石井輝男監督「恐怖奇形人間」というビデオが発売直前にお蔵入りになりました。サンプル入手直前で営業マンからその一報を聞いて愕然としましたが、現在このとき制作されたサンプル版も違法DVDとして出回っていますね。犯人は東映内部の人間? CS東映チャンネルで放送している「魔法使いサリー」では 第20話「日曜日のおくりもの」 第66話「老犬と少女」 第71話「先生のお嫁さん」 以上が自主規制により放送されませんでした。 セブン12話の欠番に至る経緯などはこちらですべてわかります。↓ http://www.bekkoame.ne.jp/~cokanba/ 12話にやたら詳しいトピ主でした。病明けにこんなこと書いてる私は一体・・・ |
■ 4,238件の投稿があります。 |
© P-WORLD