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【156】

コピペ 38 カーチャンの話

真比呂 (2009年02月24日 22時15分)
258 名無しさん 05/02/19 11:04:25 ID:OlJTzvEB

 J( 'ー`)し  漏れのカーチャンは中卒だった。
 貧乏だったから小学校も、中学校もほとんど行かずに
 家業の手伝いをしていたようだ。

259 名無しさん 05/02/19 11:05:53 ID:OlJTzvEB
 そして食いぶち減らしのために若くして結婚。

   .(*'∀`) J(ー`, )し 
   | <∞>  @@*@@
   |U..V |⊃⊂  ⊃  
  .@| : | /∞  ∞\  
   ..U..U 〜〜〜〜〜〜
 それでも いつも「父さんで良かったよ」って言ってた。

260 名無しさん 05/02/19 11:07:06 ID:OlJTzvEB
 自分に学が無いからって、
 必死で働いて俺を学校にいかせてくれた。
      {  }           {  }  イツモ オソクマデ
イエ…  J( 'ー`)し     (‐` ) タイヘンダネ
       (ヽ=      (  )
      ( (  | |      ││

  自分のことには何にもお金を使わない人だった。

261 名無しさん 05/02/19 11:08:36 ID:OlJTzvEB
 漏れも就職して、もう中堅社員だってのに
 出張の度「何かあると困るから」って
 封筒に金を入れて無理やり漏れに渡してくれてた。
          _____
         / ヽ____//
         /   /   /
        /   / 毒 /
        /   / 男 /
       /   / え /
       /   /   /
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 封筒には「毒男え」って書いてあった。
 いつも漏れが
 ('A`)   「え」じゃない「へ」だろって言っても
J( '-`)し  お母さん学がないから…ごめんね…
 って言ってた。

262 名無しさん 05/02/19 11:10:14 ID:OlJTzvEB
 そんなお袋が癌になった。
 .J(;´-`)し ウーンウーン…
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |        |
 もうどうにもならなかった。
 カーチャンには隠してたけど気づいていたようだ。
 最後まで漏れは親孝行できなかった。
 付き添ってやるくらいしか…

263 名無しさん 05/02/19 11:11:19 ID:OlJTzvEB
 なのにカーチャン、最後に
 「お母さんの子に生まれてくれてありがとうね」って言ったんだ。
   |     ___  | < オカアサンノコニウマレテクレテ
   |   .J(;´-`)し   |    アリガトウネ…  
   | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |Σ('A`) !? 
   | |         .|| ( )ゞ
   | |         .|| ||
   | |         .||

母さん。

僕のほうこそありがとう。

ここにきてるヤシは 

元気なうちにかーちゃんに孝行してやってくれ。

頼むから…。

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【157】

コピペ 39‐1 彼女のお守り  評価

真比呂 (2009年02月27日 22時02分)


初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。
聡明を絵に書いたような人。学生時代に書いた論文かなん
かが賞を取ったこともあるらしく、期待の新人ということだった。

ただ、ちょっときつめ&変わった人で、やることすべてパーフェ
クトだし、自分のことはなんにも話さないので、宇宙人ではない
かとの噂もあった。

まあ美人と言えば美人なんだけど、洋服とかおしゃれに気を使
わないようだったし、クソまじめだし、お高くとまってるというより
男嫌いみたいだった。近寄る男はいなかった。
おいらも、なんかちょっと嫌いだった。

彼女とは、偶然同じ部署に配属になった。
それまで出会ったどんな女の人とも違うので、からかって反応
を楽しむようになった。はじめは、すごく嫌がっていた彼女だっ
たが、半年も経つと馴れてきたのか、そのころおいらが結婚し
たんで安心したのか、少しづつ相手をしてくれるようになった。

650 :649 :04/05/16 18:22 ID:aQPXgC2a

その後、ちょっとだけ仲良しになって、愚痴を言い合ったりする
ようにはなったが、相変わらず自分のことは、何にも話さない。
休日何をしているかとか、家族のことはもちろん、本人のことも、
例えば誕生日なんかも、何年間か知らなかった。

ある日、ある試験の申し込み書類の書き方を聞いたら、自分
の書類をもって来て見せてくれた。そこに、生年月日が書いて
あった。なんと、その日が誕生日だった。

今日はデートかなぁ?などといいつつ、とりあえず、昼休みに
食べたチョコエッグに入ってたカメを誕生日プレゼントと言って
渡した。爬虫類大好きと言って子供みたいに喜んでいたのが
印象的だった。変わってるなぁと思った。

確かに変わった人で、いまどき携帯は大嫌いとかで、持ってな
かった。写真を撮られれるのも大嫌いだった。カメラ付き携帯で
飲み会のとき撮影したら、すごく怒って、しばらく口をきいてくれ
なかったこともあった。無理やり一緒にプリクラ撮ったときは、
悪用されるといやだからと言って、シートごと全部持っていって
しまった。

651 :649 :04/05/16 18:23 ID:aQPXgC2a

彼女は、がんばりやだった。もともと才能もあったし、がんばる
もんだから、どんどん出世していった。それにほとんど遊ぶこ
ともなく、仕事がおわるとまっすぐ家に帰っていた。そんなに、
お金ためてどうすんのー?お父さんの借金でも返ししてんの?
などとからかった。

そのころには、彼女のことがとても好きになってしまっていた。
でも、おいらはもう子持ちなので、表に出さないようにぐっとこら
えていた。ただ、彼女の周りをうろちょろして、愚痴の聞き役や、
遅くなったときのタクシー代わりをしていた。でも、プライベート
な関係は一切無かったし、変な噂にならないように気を配った。
同僚は、おいらは彼女の「ぽち」に見えると言っていた。自分も
彼女の「ぽち」という立場が気に入っていた。

そんな関係がしばらく続いた。彼女は、相変わらず独身だった。
彼氏や恋人がいるかどうかは全然分からなかった。ただ、彼女
は、お守りみたいな、小さな袋をいつもバックにつけていた。何か
聞いても、秘密のお守りとしか教えてくれなかった。彼女が仕事
のトラブルで落ち込んでいたとき、彼女のデスクでそのお守りを
ギュッとにぎっていたのを見たことがあった。だから、勝手に遠く
にいる彼氏からもらったのかな?などと思っていた。
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