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【580】

『オラの家族 Vol.2 (4)』

ゑびす4 (2006年09月24日 05時17分)
 『オラの家族 Vol.2 リリーの1日編(4)』

 17:15 あたし臭い足が大好きよ
 オラは,靴下があまり好きではない。
 靴下を履くと足が蒸れて嫌なのである。
 オラは汗かきである。
 だから,オラの足は臭い。
 しかも水虫である。
 しかし,彼女にとってオラの足は,もう猫のマタタビの如し。
 オラがソファーで寛いでいると,ずっとオラの足を舐め続けている。
 もしかすると彼女の口の中は,水虫に冒されているかもしれない。
 嫁は,ずっとそれを心配している。

 17:30 おこぼれを待つワン
 嫁が夕食を準備する時,大体に於いて彼女は嫁のそばを離れない。
 おこぼれを頂戴する為だ。
 更に,ある事を嫁がしようとすると何処にいても飛んで来る時がある。
 それは,野菜をキッチンの床下の室から取り出す時である。
 別に何か食べ物を貰えるわけではない。
 特別なことがあるわけではない。
 それなのに,彼女はやたらと興奮する。
 興奮して,室の口の周りを激しく回る。
 勿論,吼えながら,尻尾を振りながらである。
 さらにくしゃみも凄い。
 何故こんなにも興奮するのか,未だに以って不明である。

 18:00 何か貰えないかな?
 朝食と同じ。
 ハムを貰える事だけを考えて,彼女の夕食は終わる。
 そして,食事中の嫁・娘・オラの所を行ったり来たりして,おこぼれ頂戴を期待する。

 19:00 傍に寄っちゃ嫌!
 おこぼれ頂戴が終わると,またしても暇をもてあます。
 寝室や娘の部屋で一人になって寛ぐ。
 そこへ時々オラや嫁や娘が傍に寄っていく。
 すると,彼女は嫌な顔をして,すぐに逃げ出す。
 本当に嫌そうな顔をする。
 でも,ほんの時折,逃げ出さずに腹を撫でさせるときがある。
 そんなときの彼女の姿勢は,おっぴろげのおちょん丸出しである。
 妙齢の女性として,恥ずかしいと思わないのだろうか。
 不思議である。

 20:00 やきもち焼いちゃう
 娘が風呂上りに嫁に耳掻きをして貰ったりすると,娘にやきもちを焼く。
 自分も構って貰いたくて,周りをうろうろする。
 そして,時々,構ってくれないのにイラついて,娘の足を噛んだりする。
 べたべたされたくないくせに,やきもち焼きなのである。
 オラと嫁が,いちゃついた様子を見るだけでも,彼女は怒る。
 オラと嫁は時々,それを見て喜んでいる。

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『オラの家族 Vol.2 (5)』  評価

ゑびす4 (2006年09月24日 12時05分)

『オラの家族 Vol.2 リリーの1日編(5)』

 21:30 肥満の原因
 嫁の唯一の楽しみ,読書をしながらのビールタイムである。
 これが,彼女にとってもお楽しみの夜食タイムでもある。
 彼女の肥満の原因でもある。
 嫁のビールのつまみのさきいかやピーナッツを貰うのである。
 ポリポリ言わせながらピーナッツを齧る。
 さきいかも齧る。
 すぐに飲み込むからさきいかの本当の美味しさなんて分からないとオラは思うのだが。
 犬は牙しかないから,豆類などは食べにくいだろうに,それでも食べている。
 流石,本能の塊である。
 そして,おこぼれをいくつか貰うと,嫁に「もうお終い」を宣言される。
 仕方なく,彼女はしぶしぶ何処かへ去って行く。

 22:00 仕方がないから,おねんね
 夏なら涼しい所,冬なら暖かい所を求めて,そこで眠りにつく。
 これで彼女の長い1日は終わる。

 彼女にとって日常に於けるお楽しみは,食事と散歩とじゃれだけである。
 しかし,時々,彼女にとって特別な事がある。
 それは,オラの親父の登場である。
 オラの家に親父が来た時とオラが親父の家に行った時である。
 兎に角,彼女は親父が大好きである。
 食べ物を貰うとき以外は,必ず,絶対親父の傍にいる。
 親父をこんなにも好きな理由として考えられるのは,散歩である。
 親父は何処にいようと,必ず彼女を連れて散歩に行く。
 延々と1時間以上も散歩する。
 まず,それが大きな理由だと思う。
 しかし,それだけでは納得出来ない面がある。
 散歩が終わった後でも,親父の傍から離れないのである。
 親父の顔をずっと見続けて,隙あらば親父の顔を舐めようとする。
 どれだけ,親父が邪険に扱っても離れない。
 よく分からん。
 彼女と親父の間に何か相通じるものがあるのだろうか。
 彼女は何も言わないから何も分からない。
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