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【566】

オラの家族 Vol.1(前編)

ゑびす5 (2006年09月14日 21時46分)
 『オラの家族 Vol.1 リリー編(前編)』

 オラは犬を飼ってる。
 名前は『リリー』という。
 とても可愛い,女の子らしい名前である。
 しかし,当初7歳の娘は,『シロ』と名付けようとした。
 犬種はシェットランドシープドッグ,所謂シェルティーである。
 白い所は首周りと足のみであり,全体としては茶色である。
 我が娘ながら,その脈略の無い名付け方に溜息が出た。
 勿論,安堵の溜息ではない。逆である。

 リリーは,顔つきが醤油顔であり,決してシェルティーの凛々しい顔つきではない。
 シェルティーと柴犬を足して2で割ったような顔つきである。
 が,色々な人から「可愛いね」と言われる。

 リリーは一応,血統書付である。
 しかし,我が家に血統書は存在しない。
 何故かというと買った所がとんでもないいい加減な所だったからである。
 そこは,ペットショップでは無い。
 ペットショップに卸す,ペット卸し屋である。
 でも,正確に言うと犬の繁殖所である。
 兎に角,その店の辺り一面は異様に臭かった。

 そこのいい加減親父は,
「後で血統書は送ります」
と言ったまま,送ってこなかった。
 犬に10万,血統書に5千円払った。
 5千円の損である。
 実に悔しい。
 しかしそこはもう既に潰れてしまっている。
 今更,文句の言いようが無い。

 いい加減親父は,
「メスはおとなしいよ」
と言った。
 しかし,物音がするとすぐに吠え立ててうるさい犬であった。

 しかも,リリーは,はずれの犬だった。
 仔犬の時,犬を登録し,狂犬病予防接種のために犬猫病院に行った。
 獣医はリリーを見るなり,こう言った。
「はずれを選んだね」
「後ろ足が異常に細い」
「発達不良だね」
「あそこは(買った所)は,評判悪くて有名なんだよ」
 ううぅ・・・あそこを選んだのはオラだ。
 ペットショップより安いと知って,選んでしまった・・・

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【567】

RE:オラの家族 Vol.1(後編)  評価

ゑびす5 (2006年09月14日 21時52分)

 『オラの家族 Vol.1 リリー編(後編)』

 そして,4匹いる仔犬の中からリリーを選んだのは,オラの娘だ。
 25%の確率ではずれを選んだことになる。
 『ホクートの券 せ』で単発を食らうのと同様の確率だ。
 オラの娘は確実に25%を引いてしまう特異体質なんだろうと思う。
 オラの娘は,『ホクートの券 せ』を打つと,かなりの確率で単発を食らうであろう。
 旧ホクートでは,かなりの回数を単発で終わるのは確実だ。
 しかし,逆に考えると2チェでは,確実に前兆に入るのかもしれない。
 BBゲットしては,単発を繰り返す哀れなスロッターになるかもしれない。
 今度,ゲーセンでホクートを打たせて,娘の引きを確認しようと思ってる。

 さて,犬だ。
 リリーは,はずれの犬である。
 それは,もう間違い無い。

 まず,『お座り』ができない。
 後ろ足が悪いため,どうしても横座りのようになってしまう。
 しかし,これは生まれつきのため,彼女の責任ではない。

 『伏せ』もできない。
 やる気が無いのである。

 『待て』もできない。
 欲望に忠実なのである。

 名前を呼ばれてもご主人様に擦り寄ってくることは,無い。
 一回メイド喫茶に連れて行って,メイドの何たるかを教えようかとも思ったこともある。

 名前を呼ばれてもご主人様に擦り寄ってくることは無いくせに,食べ物があると,呼ばれなくても擦り寄ってくる。
 名前を呼ばれてもご主人様に擦り寄ってくることは無いくせに,自分が寂しいと人が寝ているところにハンけつを乗せてくる。
 名前を呼ばれてもご主人様に擦り寄ってくることは無いくせに,誰かが出掛けようとすると悔しくて吠えまくる。
 名前を呼ばれてもご主人様に擦り寄ってくることは無いくせに,寒い日は布団の中に入ってくる。
 しかも,寝転がってるところに近寄っていって撫でると,実に迷惑そうな顔をして,すぐに他の所へ行ってしまう。
 彼女は自由奔放なのである。
 彼女の前世は猫だったに違いないとオラは,にらんでいる。

 時々,仰向けになって寝る。
 それが彼女にとって快適であるらしい。
 勿論,前後とも足は大開きである。
 まさに,ヤリ○ンの女そのものである。
 彼女が人間だったら間違い無く,中絶の一つや二つはしているはずだ。
 まあ,確かに彼女は人間だったら,30前後の油の乗り切った年頃である。
 彼女なりにおっぴろげで寝る理由があるのだろう。
 
 はずれを引いたと思うが,リリーを飼ったことには後悔していない。
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