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【3347】 | 美人姉妹物語 −第一話ー(再) お宝命 (2007年10月25日 14時46分) |
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時は、江戸時代中期 北陸のとある港町にお宝というじいがおった。 じいにはそれは見目麗しい二人の孫娘がおった。姉の名をつむ、妹の名をつあといった。 近所でも評判の美人姉妹であった。 じいの息子夫婦は漁に出て遭難し、残された二人はじいが引き取ってここまで育てた。 つむは19歳、つあは17歳になっていた。 お宝じいの悩みはつむがいつまでたっても婿を取らないことであった。 つむは、所謂「白馬の騎士」症候群で、必ず白馬に乗った若侍が自分を迎えに来る信じて 疑わないのであった。 一方つあは現実主義者で、結婚相手を値踏みしている今日この頃であった。 つあが考える結婚相手の候補は、同じ漁師町に住む、辰三とおちょ松であった。 しかし、両名とも一長一短があり、つあはどちらにするか決め兼ねていた。 つむを狙っているのが、水産問屋筑前屋の馬鹿息子三吉であった。三吉は親である筑前屋 枠衛門(ちくぜんやわくえもん)の権力を笠に着て、何とかつむをものにしようと躍起に なっていた。 また、筑前屋枠衛門は、当地を管轄する代官 間取 刑部(まとり ぎょうぶ)と結託し て、色々と悪事をめぐらしていた。そして、その代官がご執心なのがつあであった。 筑前屋の動きや如何に。次回を待て。 |
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【3349】 |
三宮すろったー (2007年10月25日 14時51分) |
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これは 【3347】 に対する返信です。 | |||
☆おたからさーん☆ ありがとうございますっ^^v |
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