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【26】

RE:暇つぶしに・・・

うみんちょさん (2009年06月28日 02時10分)
暇つぶしに…

スロでの実体験だが未だに不思議で仕方ない体験。



【グランシェル】

BIG確率
1/303.4 1/292.4 1/277.0 1/260.0 1/240.9 1/240.9

REG確率
1/655.4 1/630.2 1/608.8 1/606.8 1/606.8 1/364.1



海人・海神など沖スロとは別枠で主の愛して止まない機種である。

時は2000年にさかのぼる。
この頃はST機の気配すら漂うこと無い、技術介入機時代であった。
現在は低迷していると思われるアルゼの黄金時代とも言える時代だ。

この頃の主は仕事はほぼ毎日17時〜18時で終わり
仕事場近くにあるPWで検索してもほぼ情報の無い
地域密着型の小さなホールの常連であった。

ここは2週間も通えば皆が顔なじみになるような小さな
ホールだ。
若い打ち手は少なく、近所の所謂、おじちゃん・おばちゃんホールだ。

そんな中にこの台が導入された。
スロ誌上では、ほぼ同時期に発売されたデュエルドラゴンと言う台で話は盛り上がっていた。
それ故、グランは皆ノーマークであった。

当然、堂々新台で登場したデュエルは空席もなく、
その横に確か5〜6台だろうか…グランが設置されていた。

衝撃を受けた。
図柄はコンドルに極似。佇まいはコンチそのもの。そそられない訳が無い。

よく内容を理解せずとも、打ってみる。
打っている間に体が勝手にポイントを探る。
見た目・図柄・リーチ目・SPテンパイ音・リール制御・技術介入度・機械割り・etc…最高であった。

演出のBGMとフラッシュが若干余計な部分もあったがそれはそれで受け入れられる範囲であった。

前記したように、おじちゃん・おばちゃんホールで
あるが故に、ここでグランの人気は皆無だった。
たまたま座ってBIGを引いても普通に消化するような
事をしてしまうと大損間違いなしの台である。
おじちゃん・おばちゃんはグランのポテンシャルを
発揮できないまま消化しているのである。
デュエルに座れないおじちゃん・おばちゃんが打っているのである。
だからこそ甘い店・そして機種であった。

これこそがここでグランを打ち込み、打てば打つほど
虜になる使用かつ、仕様であることがわかってくる。
通常時・BIG中共に技術介入を駆使すれば、殆ど負けない仕様であった。
デュエルには目もくれずひたすらにグランを打ち尽くした日々であった。

しばらく経ち、割の甘さや技術介入などが誌上で騒がれ始めたある日の事だった。

いつものように、いつもの時間にホールへ。
いつものように、グランに座る。

サンドに金を入れようとしたその瞬間であった。
いつもニコニコの店長が主の後ろへ来て険しい顔でこう言った…


つづく…

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RE:暇つぶしに・・・  評価

うみんちょさん (2009年07月21日 01時43分)

【グランシェル】

サンドに金を入れようとしたその瞬間であった。
いつもニコニコの店長が主の後ろへ来て険しい顔でこう言った…

「ちょっといいかな…」

店長が少し複雑そうな顔で言ってきた。
オレはサンドに金を入れるのを止め店長の言う通りに席を立って外に出た。

どの店でもトラブルは嫌なものだ。
しかしオレは一切の不正はしていない。
確かに昔はセットできる台があったりとそれなりの事はやった。
しかし時代は4号機。
そんな簡単にセットできるようなバグ台は出て来ない。

何よりここは仕事場から徒歩圏内の店。店だけで会う客以外にも、道ですれ違うと軽く
会釈をするような顔見知りも多くいるのだ。

一体何の事で呼ばれたのかもわからず店長の言葉を待った…

「昨日、君の打った台の後から大量に他店のコインが出てきたよ…」

あり得ない話である。

どうやら店長の話ではここから程近い所にある店の
コインが大量にオレの座った台から出たというのだ。

当然オレはやっていない。
ここの店はレジカウンターが店奥に1箇所ありそこから縦に島がある。
グランはカウンター目の前の通路であり、そんな大量のコインを使用できるような死角も無い。
やるとしてもリスクの方が遥かに大きい馬鹿げた話である。

オレは激怒した。
濡れ衣を被さたオレは当然こう言った。

「証拠は?」

店長はこう返してきた。

「カメラに写ってる…」

そんなはずはない…
あったとしても、それは健全にグランを打っているオレの姿である。

「写っているのは他店のコインを使用しているオレの姿なのか」

すかさず尋ねると店長はうなずいた…

さすがにオレも引き下がる訳にいかない。

「カメラを見せろ」

やっていない事がどのように写っているのかも興味があった。そして自信もあった。

「それはできない…」

…そんな馬鹿げた話があるだろうか。

オレが座る前に座っていた人がその行為をして
その後にオレが座ったのか…
それしか考えられない。

しかし、行為がカメラに写っている…
一体なんなのだろか…
本当に意味がわからない…

今考えれば、しっかり法廷で争う事もできたのだが
そんな冷静な考え方ができる状況ではなかった。

しかしオレは全くもって納得がいくわけもない。
時間がどれだけたったのかも覚えていないが、話は平行線のままだ。
それでもオレは折れない。

証拠があるというが見せられない。
オレはやっていない。
決着はつくはずが無いのである。

決着がつかないままだが、店長が切り出してきた。
驚くような事を言ったのである。

「やってないっていうなら、それでいいよ」

オレはまたしても意味がわからない…

オレに無い話をふっかけて出禁にしようと思っているとばかりに思っていた。

しかし、やってないならそれでいいと言う。
では先ほど店長が言っていたカメラに写っているのは一体誰なんだ…?

店長はオレに缶コーヒーを渡してきた

「ごめんね」

オレはもう嫌気が差しこの日以来、ここで打つのを辞めた。

今考えても一体何だったのか意味がわからない事件であった。

負けはしなかったが、グランで抜きまっくたという程に抜いた訳でもない。
ましてや、こんな事で店が打撃を受けるようなことはない。

純粋にグランを打っていたオレには不思議な出来事であった。

その後グランは解析により設定1でも機会割が100%(雑誌により設定2説もある)を超える優秀スペックが判明し
他の店でも軒並み低設定のオンパレードになった。
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