返信元の記事 | |||
【216】 | さよなら、イレブン(後) 思い込み (2005年06月18日 11時15分) |
||
公園では、しべりあんはムル太を殴り続けていた。 ボロボロになって完全にのびてしまったムル太。 「どんなもんだい。二度とおれにさからうな」 しかし、ムル太はしつこくムクッと起きあがり、しべりあんに言った。 「待て! まだ負けないぞ」 「なんだおまえ。まだなぐられたりないのか」 「何を。勝負はこれからだ」 さらにガツンと殴られるムル太。 モトえもんは、家でムル太の帰りを待っていた。 しかし、まだ帰ってこない。あれから既に一時間もたっている。 「どこで何してんだ。最後の晩まで人に心配かけて」 とモトえもんはムル太のことが気が気でならなかった。 さらにしべりあんはムル太を殴り続け、再びムル太はダウンする。 しべりあんは息を切らしながらムル太に言った。 「ふう、ふう。これでこりたか。何度やっても同じことだぞ。はあ、はあ、いいかげんにあきらめろ」 帰ろうとするしべりあん。 しかし、ムル太は最後の力でしべりあんの足にしがみついて言った。 「ぼくだけの力できみに勝たないと……モトえもんが……安心して……帰れないんだ!」 「知ったことか!」 更にムル太をぶん殴るしべりあん。 その時、モトえもんは、まだ家でムル太の帰りを待っていた。 しかし、ムル太は帰ってこない。 「ただごとじゃないよ、こりゃ」と不安になったモトえもんは、再び外へムル太を探しに行った。 すると……空き地に、ボロボロになりながらしべりあんと戦っているムル太の姿があった。 ムル太は帰ろうとするしべりあんをしつこくつねっている。 「いてて、やめろってば。悪かったおれの負けだ。許せ」 しべりあんは逃げ帰った。 モトえもんは、ムル太にかけよった。 ムル太は全身アザだらけの姿でモトえもんに言う。 「勝ったよ、ぼく」 ムル太は、モトえもんの肩に抱かれながら言った。 「見たろ、モトえもん。勝ったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろモトえもん」 家に帰り、布団に入って寝るムル太。そしてその寝顔を、涙を流しながら見つめるモトえもん。 翌朝、ムル太が目を覚ますと、すでにそこにはもうモトえもんの姿は無かった。 ママ「モトちゃんは帰ったの?」 ムル太「うん」 ガランとしてしまったビワルドで独り、座りながらムル太はつぶやく。 「モトえもん きみが帰ったら掲示板ががらんとしちゃったよ。でも…… すぐになれると思う。だから………心配するなよモトえもん」 〜〜ふぃん〜〜 |
■ 276件の投稿があります。 |
28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 |
【220】 |
葉改ダー (2005年06月18日 23時17分) |
||
これは 【216】 に対する返信です。 | |||
コミさん…原作知ってるだけに、ちょっとマジ泣きしてしまいました。(涙) ってかホントに元さん引退なんですか??(事情よくわかってない) とにかく、続編『帰ってきたモトえもん(小学四粘性/4月号掲載)』 が読めることを期待しています。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【218】 |
あられ (2005年06月18日 20時53分) |
||
これは 【216】 に対する返信です。 | |||
掲示板がなくても 自分の生活が何も変わるわけじゃない 毎日夜に開いてたPCの‘お気に入り’から P−WORLDが削除されるだけ スロットを打っても、パチンコを打っても 勝ったとか負けたとか どんな風に打ったとか そんなことを報告する場所がなくなるだけ。 だけど、さみしいね。 スロットの情報を調べる場所なんていくらでもあるんだけど、教えてもらえることが、ほんとにうれしかった。 >「モトえもん きみが帰ったら掲示板ががらんとしちゃったよ。でも…… > すぐになれると思う。だから………心配するなよモトえもん」 公園の土管の中を覗くといつもいる気がしてた。 ガランとした掲示板に慣れるかな? 行く場所なくなっちゃったよ… |
|||
この投稿に対する 返信を見る (2件) |
© P-WORLD