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【7】 | RE:しゃ,社長!!! VpJfliSj (2006年05月11日 11時51分) |
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『한글 The end』 彼の名は『한글』。 本名はとてもじゃないが言えない。 한글と俺は同じトピの出身だ。 俺が한글を初めて見たのは,竜宮城だった。 第1印象は,「何処の痛い奴だ?」 한글は,竜宮城(話が続かなくてもいいのか?)の最後の辺りで,右手で股間をつまみながらチャット相手を探していた。 俺はてっきり,チャットトピの痛い奴が間違えて竜宮城に来てしまったのだと思っていた。 そうであったことを,後に한글自らのレスで証明する事になる。 まあ,これはどうでもいいことだ。 入城早々,彼はトピの住民から『한글』という,ありがたいような,ありがたくないような渾名をもらうことなり,それから俺たち以外の人は한글の本名を忘れていった。 そう,彼は1ヶ月間,竜宮城からも社長からも,男からも女からも,『한글』以外で呼ばれることはなかった。俺たちを除いて。 彼はデブだ(たぶん)。 彼は油っぽい(髪の毛がいつもべたついている。入浴直後も。たぶん)。 彼は胸にいつも,点々とソースやケチャップの汁を付けている(腹が出っ張ってるからどうしても付いてしまう。たぶん)。 彼は眼鏡を掛けている(たぶん)。 彼は方形だ(事実)。 彼はロリコンだ(事実)。 彼の娘はZQNだ(彼に聞いてもいない)。 彼の出身は知らない(彼に聞いてもいない)。 彼はある一流小学校の付属幼稚園出身だ(しかしその幼稚園は,ぜんぜん有名でない。事実)。 彼は妙に福岡に詳しい(話し出したら30分は止まらない。事実)。 彼は1度,新聞に出て,あの世を旅行をしたことがある(彼によれば)。 要するに大阪日本橋を歩けば,間違いなくロリコンのオタクである。 こんな痛々しい奴と俺は,1ヶ月間付き合うこととなった。 P-WORLDは素晴らしい。 |
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【8】 |
SBX (2006年05月11日 15時00分) |
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これは 【7】 に対する返信です。 | |||
『社長 vol.2』 それは,6月だった。妖しい季節だった。 夕闇を心に映す季節だった。 以下に述べる事件は,大学の実験の最中に起きた。 Kが,自分は暗い人間じゃないと突然言い出した。 前々から,俺たちのゼミの中で,Kは『暗い』と言われていた。 それを払拭したかったのだろう。または,張り詰めた空気を緩めたかったのだろう。 Kが突然,「俺,みんなから暗いと言われてるけど,そんなことねえよ」と言い出した。 そして,みんなが黙々とフナのスケッチを描いている中で,「俺はサンシャインKだ」と大きな声で叫んだ。 俺たちは吃驚してKを見た。 そして,実験室は大爆笑に包まれた。 時は夜の11時。午後の1時から実験は始まったのだ。もう既に10時間は越えている。 みんな,単調で苦痛な途轍も無く長い時間を過ごしたことで,妙なハイテンションモードに入っていた。 経験がある方は分かるであろう。 徹夜などをしていると,頭がマヒ状態になり,何を言っても面白く,みんなゲラゲラと大声で笑い転げる時間帯があることを。 この時の俺たちが,そういう状態だった。 そして,♂たちが自分に横文字の渾名を付け始めた。 Nは「それなら俺は,セクシーNだ」と叫び, N2は「俺は,アダルトN2だな」とボソッと言う。 そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・社長は満面の笑みで「それじゃ,私はナイスミドルSということで」とのたまった。 そうなのだ。 彼は気付いていたのだ。自分がみんなから中年に見られているということを。 俺たちは真夜中の実験中にも拘らず,ガラスが割れんばかりに笑った。 Y(女性。今で言うロリ顔で可愛い)は,先輩の差し入れのミスドのコーヒーを吹いた。 O(女性。松田聖子の大ファンで,自分もいつかは芸能界に入ると考えていた。美人)は,ぽつりと言った。「社長,自分のこと分かってるんだ」 それから,ゼミの中で,Sのことを『社長』と呼ぶのに,ためらう者はいなくなった。 そして数百人の他ゼミの者もみんな,社長と呼び,彼を知らない者はいなくなった。 天皇が国の象徴であるが如く,彼は大学の象徴となった。 勿論,大学当局は嫌だったろうけど・・・。 |
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