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返信元の記事
【27】

人生悩みなさい

えすびい (2006年05月18日 22時00分)
 人生は楽しむものである。
 苦しみは排除されなければならない。
 つまり,何をやってもOKということだ。
 みんな,掻け・・・

■ 27件の投稿があります。
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【26】

RE:人生悩みなさい  評価

ボワボワ (2006年05月18日 23時41分)

スーさんの根性には頭が下がります…m(_ _)m





ファンより
【25】

RE:人生悩みなさい  評価

500ml (2006年05月18日 23時11分)

このトピも消滅したら・・・

これで、終わりだ・・・





じゃ!股!
【24】

3日目の宅配便  評価

500ml (2006年05月18日 23時09分)

「第3話」

人間とは勝手な生き物で、時間と共に都合の悪いことや嫌なことは「忘却」と言う言葉を使ってどこかに葬り去ろうとする。

自分も、人間であり結局「猫の親子」のことは、煩雑なビジネスに就く『自分の任務に脳細胞の全てを使っているフリ』をして忘れ去ろうとしていた。


例の日から3日経過していた。その日も忙しい1日の仕事を終えて、やっと帰宅した。

あいにく、家内はママさんバレーに、子供は塾に、ということで自分一人簡単な夕食を済ませ、TVでナイターを観ていた。


♪ピンポン♪ピンポン♪ マンションのエントランスから呼び出しのチャイムが鳴った。

「はい・・どなた?」返事をすると、「宅急便です・・」との声がエントランスに響いた。

「どうぞ」と解錠ボタンを押した。



♪ピンポン♪ピンポン♪ 今度は玄関のチャイムが鳴った。

「はい」カチャ!



「ゲッ! エーー!?」 そこには、黒い猫の親が子供を口にくわえて佇んでいた。

玄関のドアを開けた時、私の身体は凍りついた様に硬直すると共に震えた。





「ご主人、ご主人!どうされたのですか・・・?」

気を取り直して、よく見ると『「クロネコ○マ○宅急便』の兄ちゃんが立っていた。




おわり
【23】

3日目の宅配便  評価

500ml (2006年05月18日 23時06分)

「第2話」

シャンパン(娘は当然だが、ジュース)で乾杯したあと、家内にビールを勧められたが、許容量以前の問題があり拒否した。

「マァー・・珍しい!あたしいただくわよ!」帰路のアクシデントを家族に気づかれることもなく、娘のバースデーパーティーは無事終わった。

翌日の朝、昨夜の例の地点付近に何が有るのか?注意しながら、会社に向かった。

「ゲッ!」そにあった物は、黒い猫の親子の死骸だった。もう何度も蹂躙されたらしく、反対車線を走る者は見過ごしてもおかしくない屍と化していた。

内心「ホッ!」とした。それはそうだ、人の死骸では無かったから・・・。しかし、親子の猫である事がひどく心に響いた。

社に着くまで運転している間、自分だけの幸福が恥ずかしくイヤになった、たとえ動物とは言え不幸な事になった動物の境遇に悲しみを感じ、涙を禁じ得なかった。前方の景色がかすんだ・・。



『・・・昨夜は脂汗で、今朝は涙か・・・』仕事が手に着かず、いやな一日だった。

帰り道、例の地点は綺麗になっていた。

夕飯を終えて、ナイターを見ていた。

♪ピンポン♪ピンポン♪ マンションのエントランスから呼び出しのチャイムが鳴った。


「はーい!」家内が返事すると、「こんばんは・・」と親子の声がエントランスに響くのが聞こえた。

「ご主人ご在宅ですかぁ・・・?」「はーい、居ますけど?どちら様ですか?」

返事はなく、それっきりだった。




つづく
【22】

3日目の宅配便  評価

500ml (2006年05月18日 23時04分)

「第1話」

娘の5才の誕生日の夜、会社で懇親会が有った。

新たなイベントの成功を祝ってのささやかなパーティーだったが、簡単な軽食と当然酒も出ていた。

缶ビールを3本ほどと焼酎の水割りを飲んだ。1時間半ほどの和やかな雰囲気の内に、やがて手締めとともに「お開き」となった。

良くないこととは知りながらも、娘の誕生日でもあり早く帰宅したいがために、自分の車で帰路に就いた。

自宅の10km程手前付近で、ハンドルに衝撃を感じ、フェンダーの辺りで「ドゴン!」と鈍い音がした。

「ヤバイ!!明らかに何かを轢いたな・・。」辺りは暗く何を轢いたかは、停車しないと確認出来ない。

しかし飲酒運転だ。人に見られたく無かった。「このまま行けばいいんだ。俺には関係の無いことだ。」

額と胸にじっとりと汗をかいているのが解った。所謂、脂汗と言うものだった。



つづく
【1】

社長 1  評価

えすびい (2006年05月18日 22時26分)

 『社長 vol.1』

 彼の名は『社長』。
 本名はとてもじゃないが言えない。
 社長と俺は同じゼミの出身だ。
 俺が社長を初めて見たのは,入学式だった。
 第1印象は,「誰の親だ?」

 社長は,入学式の新入生(大学も新入生でいいのか?)の席の辺りで,右手で髪をつまみながら辺りを見渡していた。
 俺はてっきり,新入生の親が間違えて学生の席に来てしまったのだと思っていた。
 そうではないことを,後に社長自らの言葉で聞く事になる。
まあ,これはどうでもいいことだ。

 新入早々,彼はゼミの先輩から『社長』という,ありがたいような,ありがたくないような渾名をもらうことなり,それから俺たち以外の人は社長の本名を忘れていった。
 そう,彼は4年間,先輩からも後輩からも,男からも女からも,『社長』以外で呼ばれることはなかった。俺たちを除いて。

 彼はデブだ(事実)。
 彼は油っぽい(髪の毛がいつもべたついている。入浴直後も。事実)。
 彼は胸にいつも,点々とソースやケチャップの汁を付けている(腹が出っ張ってるからどうしても付いてしまう。事実)。
 彼は眼鏡を掛けている(事実)。
 彼は方形だ(事実)。
 彼はロリコンだ(後に知った)。
 彼の父親はDQNだ(彼に聞いた)。
 彼は東京の足立区出身だ(彼に聞いた)。
 彼はある一流大学の付属高校出身だ(しかしその高校は,ぜんぜん有名でない。事実)。
 彼は妙に政治に詳しい(話し出したら30分は止まらない。事実)。
 彼は1度,クイズ番組に出て,ハワイ旅行をしたことがある(彼によれば)。

 要するに秋葉原を歩けば,間違いなくロリコンのオタクである。

 こんな愛すべき奴と俺は,12年間付き合うこととなった。

 人生は素晴らしい。
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