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【29】 | 社長 17 SBX (2006年05月14日 14時27分) |
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『社長 vol.17』 DQNな学校に勤務する社長。 それでも。それなりに楽しくやっていたみたいである。 そこでは,『社長』とは呼ばれていなかった。 そうである。新しい渾名が付いたのである。 それは6月下旬の頃のことである。 社長は修学旅行の引率に着いていった。 修学旅行の行き先は札幌方面だった。 R町は道東に位置するため,修学旅行先は毎年札幌だった。 もちろん社長は喜んで引率した。 大好きなススキノに近づくことができるのであるから,進んで引率になった。 普通は嫌がる。 やはり社長である。 修学旅行一行は無事見学を終え,ホテルに到着した。 社長はススキノでの巡回補導に向けて,臨戦態勢を整えるべく風呂に入ることにした。 しかし,問題が一つあった。 ススキノ巡回の時間に間に合わせるには,生徒と一緒に風呂に入るしか,入浴時間が無い。 彼は逡巡した。 しかし,どう考えても身体的欠陥を生徒から隠すよりも欲望が優先であった。 生徒と風呂に入るも止む無し。 社長は不本意ながらも風呂に入る決意をした。 脱衣所で,社長は何気なくタオルを腰に巻いた。 自然な流れである。 しかし,社長の周りにはいたずら好きで人の弱みを見つけるのが大好きな厨房がうようよいる。 当然の如く社長のタオルは毟り取られた。 毟り取られたタオルに隠れていたのは,社長の愛らしい方形である。 厨房は一斉に囃し立てた。 「○○は,方形だ〜!」 ススキノに行きたいがために厨房から『方形』呼ばわりされてしまった。 そして,中の一人がこう叫んだ。 「形がシューマイだ〜!!!」 そう,社長はこの日から渾名が「シューマイ」になった。 そして,絶望に打ちひしがれた社長はその日は,ススキノに行かなかった。 今でも,R町では,「シューマイ」と言えば,社長のことを表しているらしい。 |
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【30】 |
SBX (2006年05月14日 14時28分) |
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これは 【29】 に対する返信です。 | |||
『社長 vol.18』 教師になった社長は輪をかけて酒癖が悪くなった。 DQNな親を相手に飲むのだから,社長一人の責任ではないだろうが。 それは10月の頃であった。 学校で観楓会が行われたときだった。 その日も社長は積極的に『カポ』をやったらしい。 他の先生からのアンコールに応えて,際限なく『カポ』を行ったらしい。 その結果,予想通り社長は泥酔したらしい。 社長は泥酔した体で無理やり車に乗り込んだらしい。 そう,彼は飲酒運転をしたらしい。 社長もとうとう刑事的問題を起こすようになった。 ただでさえ,社長は運転が上手くない。 よくこれで免許を取ることができたと周りの誰もが思うくらい,運転が下手糞だった。 そんな腕前の持ち主が泥酔状態で運転したら・・・ そう,あなたの予想は当たっている。 彼の車は予想通り路肩からはみ出し,溝に落ちたらしい。 その溝がすごかったらしい。 路面からの落差が約2mあったらしい。 溝と言うより崖に近いらしい。 それにも拘らず,悲惨な事故にはならなかったらしい。 車もそれほど破損せず,社長の体も無事だったらしい。 普通,2mもの落差のある場所から落ちたのなら,意識は覚醒するはずである。 アドレナリンの分泌も多大に行われるはずである。 やはり,社長は社長であった。 車が落ちても寝たままだったらしい。 朝になり,社長の車が落下していたのを発見した同僚に揺り起こされるまで,社長は寝ていたらしい。 社長は持ち前の強運を発揮し,飲酒運転でK察に検挙されることもなく,怪我をすることもなく,車を破損させることもなく乗り切ったのである。 我々の間では,彼の地位は神の領域まで達した。 |
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